記事提供:カラパイア

あれ、どこかで見た?あれ、どこかで経験してる?実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じることがある。

これは「デジャヴ(既視感)」と呼ばれる現象で、その感覚はその後数秒以内に起きる出来事を予測できると思えるほど強烈なときもある。

では、その反対の現象があることを知っているだろうか?

それは「ジャメヴ(未視感)」と呼ばれるもので、すでに体験しているにもかかわらず、まったく見知らぬことのように感じる体験である。

デジャヴとは?

まずはデジャヴについて説明しよう。

すでに述べた通り、デジャヴは現在の状況を以前にも目撃や体験したかのように感じる曖昧な感覚のことだ。その原因についてはよく分かっていないが、有力な説が2つある。

1つは、記憶の単純な異常だとするものだ。人間の脳にはコンピューターに似た点がいくつもある。そのために、時折誤作動を起こしたとしてもちっとも不思議ではない。

デジャヴを引き起こす記憶の誤作動は、短期記憶と長期記憶を担う神経システムの重複の結果である。簡単に言うと、脳は現在の出来事を記憶に蓄えているが、それは意識的な部分が処理する前に起きているということだ。

もう1つの説は目に関係している。つまり、目の片方は見たものをもう一方の目よりもわずかに早く記録しており、反対側の目が数ミリ秒遅れて同じ場面を見ることで“強い回想”感覚を作り出しているというのだ。

しかし、この仮説では聴覚や触覚といった他の感覚まで感じるデジャヴについては説明できない。さらに盲目や隻眼の人でもデジャヴを体験することがあるが、それについてもお手上げである。

デジャヴの反対、ジャメヴとは?

デジャヴの反対の現象をジャメヴあるいは未視感という。フランス語の「一度も見ていない」が名前の由来だ。

これは既に見た、あるいは見慣れたものであるにもかかわらず、「初めて見た」ような感覚になることだ。視覚的なものだけでなく、経験も含まれる。よく挙げられる例は、知っているはずの言葉、人、場所を一瞬認識できないというもの。

ジャメヴは記憶喪失の一種やてんかんに関連があるとされる。てんかん患者には、側頭葉に起因する部分てんかん障害のために、ジャメヴが視覚的な前兆として起きることがある。

現在、統合失調症患者を対象とした研究が行われている。そこに携わる一部の専門家によれば、身近な人物が赤の他人にすり替わられているという患者の妄想は、慢性的なジャメヴの結果なのだそうだ。

かといって、ジャメヴのすべてを精神疾患に結びつけて説明しようとするのは無理がある。

デジャヴもジャメヴも健全な人に発生することも稀ではなく、これらの体験したという人は少なくない。現代科学をもってしても、人間の脳を人間の脳の謎を解き明かすには、まだまだ時間がかかりそうだ。

なるほど私が1度記事を書いているにもかかわらず、すっぽりとその記憶が抜け落ち、また同じ内容の記事を書いてしまうのもジャメヴってやつの仕業なのかもしれないな。

既に買っているのに、切らした!と思ってまたマヨネーズを買ってしまうのもジャメヴだし、知人に会ってもあんた誰?状態なのもジャメヴなのか…ってここまで書いてジャメヴなのか認知症なのかちょっとわからなくなってきたぞおい。

出典:reddit
出典:zidbits

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