誰しも、自分の心に素直に生きたいと思うはず。見た目よりも何よりも自分の気持ちそのままに社会で生きることができれば、そして社会もそんな人たちを問題なく受け入れることができれば、世の中きっと良くなるような気がします。

時代遅れの感覚や古き風習などなど、国によってその人の在り方を認めないところもあり、現代社会を生きている私たちからすれば「もっとオープンになろうよ」という気持ちがあることは否めません。

未だ様々な偏見がある中で苦しい思いをしているのがLGBTQの人たちではないでしょうか。社会のちょっとした理解で窮屈な思いをせずに生きていけるはずなのに、まだまだそうした理解が行き届く社会には達していないというのが現状なのです。

アメリカ初!LGBTQのためのスポーツジム

アメリカ、オークランドにある「The Perfect Sidekick LGBTQ Oakland Gym」はアメリカ初のLGBTQのためのジムということで、もちろん世界でも初。LGBTQとはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、更にジェンダークィアと呼ばれる既存の性別にあてはまらない人のことを指します。

全てのLGBTの人が自分は何者かを理解しているわけではなく、模索中の人も少なくはないために、クエスチョニング(Q)という呼び方があるのです。そうした呼び方が一般化されているということは、少なくとも社会が理解を示そうとしている証拠。

でも、スポーツジムとなるとこれまでそうしたLGBTQのためのジムがなかったために、やはり行きにくいと感じる人が多かったのではないでしょうか。普通のジムに通っても、ひょっとしたら周りから好奇の目で見られることもあるでしょう。

自然に振る舞えないということがLGBTQにとっては何よりの苦痛。そこで、このスポーツジムが展開されたというわけです。

会員15%がトランスジェンダー

自身もレズビアンであるという経営者のNathalie Huerta (ナタリー ・ウエルタ)さんはこのアイデアを思いつく前に、レズビアンのパーソナルトレーナーを希望していたためにネットで検索。すると一件もないということに気付いたのです。

そこで「ないなら自分が作ればいい」と思い立ったナタリーさんは徐々にクライアントを増やすことに成功。半年後には小さな場所を借りてパーソナルトレーニングをし、6年後にはスタジオ施設を借りる余裕ができるほどに成長したのです。

みんな楽しそう!

LGBTQにとって、現在でも「自分らしく快適に過ごせる場所」というのがかなり限られていることでしょう。ナタリーさんもこれまで通ったジムで快適さを感じたことはなかったそう。彼女の素晴らしいところは、会員はLGBTQに限らずストレートの人でも参加OKとしているところ。

「全ての人を受け入れる」精神を示すナタリーさん以外にも、メンバー同士理解し合えるので仲良くトレーニングに励んでいるそうです。

インストラクターの親身なアドバイスが大助かり

LGBTQの中にはこれからホルモン投与を受けたり適合手術を考えたりしている人もいるので、そうした人たちのためにインストラクターは的確なアドバイスをしてくれるそう。こういうところが普通のジムでは不十分でも、ナタリーさんのジムでは充実しているのがメンバーにとっても嬉しいですよね。

ロッカールームもみんなとシェア!

このジムではみんながお互いを受け入れて快適に過ごせることをモットーとしているために、ロッカールームも全員でシェア。そしてLGBTQだけでなく異性愛者の割合も25%いるんだそう。

「スポーツ好きなら誰でもOK!楽しく過ごそうよ!」という経営者ナタリーさんのポジティブな姿勢が反映されていて清々しいですよね。

世界中がこんなジムみたいになればいいな♪

Instagramを見ているだけで、楽しそうな雰囲気が伝わってきます。こちらまで笑みがこぼれるということは、やっぱり世界にこんなジムが増えてほしいと願っているから。ジムだけじゃなく、公共施設でLGBTQの受け入れがもっとオープンになれば、きっと彼らも心地よい社会生活が送れるはず。

ナタリーさんは近々ベイエリアに2店舗目もオープンする予定。彼女の目標は「ゲイジムのスタバのような存在になること」だそう。スタバのように魅力的で、必ず行きたくなるそんなジムを目指してこれからも頑張って欲しいですね!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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