記事提供:長谷川豊 公式ブログ

「ノイジーマイノリティ(声が大きいだけの少数派)」について、よく分かってらっしゃらない方が多いようです。

なので、先日の公式チャンネルでも少しお話ししましたが「ノイジーマイノリティ」ってなんだ?というお話をします。

まず、百聞は一見に如かずと言いますから、私は前々回のコラムで、あえて下記のように記し、私のコラムのコメント欄にも、いわゆる「ノイジーマイノリティ」が来るように刺激させていただきました。

「本州の遠くから、テレビを見ながらマスコミ批判をしていれば満足する下品なノイジーマイノリティに言いたい」(「本気論・本音論」~MBS山中アナはそこまで非難されるほどなのだろうかより~)

彼ら(ノイジーマイノリティ)はバカにされることがとても嫌いです。なのであえて「下品な」という言葉を付け加えて挑発しておきました。

普段は、私のコラムを読みに来る方々はすでに「かなりのリテラシー」を持ってくる方がほとんどになっています。好意的な意見もありますが、少なくとも批判であっても私のコラム読者は『論理的に』反論・批判される方が大半です。

しかし、そのままだと実際に見ていただけないので少し挑発したわけですね。結果はご覧いただければわかる通りで…

あっという間に、こんな程度の低いコメント欄に早変わりです。これらの声の多数は「単に騒げればいいだけ」の連中です。なので前回のコラムで記した通りで私はこのバカたちを「キライ」です。

さて、では「ノイジーマイノリティ」ってなんだって話を書きますね。

矢口さんを起用したCMで私は下記コラムを書きました。

日清はノイジーマイノリティの声を真に受けるバカ会社だということが証明された件

このコラムに対して「長谷川は、「マイノリティ(少数派)」と言うが、オマエは何の調査を行ったんだ?何をもって「少数派」と決めつけるのだ?矢口に対してはみんな怒ってるんだ!」というコメントを頂戴したのです。

おおぉ…これはなかなか…と、結構勉強になりました。なるほど、そんな意見もあるのかって。何にも知らないと、こういう発想になるんだな~って。

解説します。

「ノイジーマイノリティ」って言葉は、そもそもアメリカで生まれました。

日本人には理解できないかも知れないけれど、アメリカや世界中では、ほんの100年前まで、本当に「白人は誰よりも美しく、優秀で、白人以外は人間じゃあない、ただのサルと奴隷だ」という価値観が『普通』でした。

いや、現代の日本人が知らないのは分かります。全くふざけた価値観ですよね。でも、本当にそうだったんです。

アメリカの農場では、アフリカから引きずってこられた黒人の奴隷たちが懸命に働かされて、アジアのイエローモンキーなんて、電車でも同じ車両になんて乗ることは許されなかった。

本当にそうだったんです。

現地民だったインディアンを駆逐した白人たちは、世界中でイエローモンキーやブラックたちを奴隷にして、女はレイプして性のはけ口にし、男は首と足に重りをつけ、本国に「輸送」して奴隷として「売って」いました。

それがこの世界の、本当にあった「歪んだ歴史」なのです。

結果…アメリカでは「白人社会」が形成されていました。白人以外の…ブラックやイエローモンキーなどは「少数派=マイノリティ」でした。

しかし、かの有名なキング牧師をはじめとした「差別をなくそう!」という運動が起き始めました。どれだけ迫害されても、どれだけの人間が殺されても、負けずに「マイノリティ(少数民族)」は戦いました。

しかし、多くの人々の理解を得始め、差別はやはりよくないのではないか?という意見がアメリカ国内に認められ始めると、今度は…その「正論=差別をなくそう」を「利用する輩(やから)」が生まれ始めたのです。

キング牧師をはじめとした「差別をなくそう」という運動の基盤は「ちゃんと正しいことを言おう」「くじけずに差別的な表現をなくすように提言していこう」というものだったのですが(こういう運動と動きを「ポリティカルコレクトネス」と言います)、

それらの運動を「利用」して、自分たちの思い通りにならないことを「口うるさく」批判する人間たちが出始めたのです。

自分が黒人だ、でも、単純に「能力が低いから」会社の面接に落ちちゃった。

この黒人が「黒人の差別反対主義者」たちとつるんで、会社に押し寄せたのです。

「差別だ!」「差別に決まってる!!」

現在、アメリカ社会では、こうした行き過ぎた「平等主義」のために、

会社では「黒人枠」「アジア人枠」「ゲイ枠」などをはじめとした「マイノリティ枠」という「枠」が存在し、

アメリカ映画でも白人ばかりが出てたりすると、散々な文句を言われたりするので、かなりバランスを取ったキャスティングをしなければいけなくなってきていたりします。

こうした連中のことを「ノイジーマイノリティ(ただうるさいだけの少数派)」と言います。

キング牧師をはじめとした差別反対主義者たちは、心から差別をなくしたかっただけでした。しかし、「正論」を唱える人間には「それにまとわりついて、正論を利用するだけのバカ」が必ず湧き出てくるのです。

彼らは暴れたいだけだし、自分のイライラをぶつけたいだけだったりします。その根拠として「全く自分は被害者じゃない」点などが挙げられますが「イライラをぶつけたいだけ」なので「とにかく強引で言葉が乱暴」「全く論理的ではない」ことが特徴です。

私が取り上げたMBSテレビの山中アナなどは、ツイートが適切であったかどうかで言えば、まぁ…あのツイート自体は全然必要なかったりします。

なので、冷静に「この写真は被災者の方が残念な思いをされるかもしれないですね。こっそり削除しておかれたらいかがでしょう?老婆心ながらご進言です」など「あくまで冷静に」コメントするなら全く問題ないわけです。

しかし、彼に対してネット上で沸き上がったコメントって、こんな感じな訳です。

すごいでしょ?

「死ね」「アホ」「クズ!」

彼らは非常に声が大きい。だって、自分のイライラをぶつけているだけなので、声のデカさだけはヤクザ並みです。しかし、もはや『論理』が破たんしているわけです。だって、もともと高尚な理念などない人間たちなので。

『論理の破たん』の観点から言うと、多く寄せられたコメントの中でも「マスメディアが多すぎなんだよ!」「災害の時くらい、報道規制して迷惑にならないようにNHKだけにしろよ!」という、

読んでいるだけで頭の痛くなるバカコメントも多数ありますよね。これも同じです。

結局、批判を言いたいから「被災地は困ってるんだぁぁぁぁ!」という「弱者の味方的立ち位置」を「利用」して程度の低い「文句」を言っているにすぎません。

こんなコメントも「じゃあどうするの?」という当たり前のことを少し考えれば無理やりなことくらい、分かるものです。

憲法21条、どうすんのって。「報道の自由」はどうするのって。もし、災害の時は『報道を規制できる』っていう法律が通った時のことを考えてください。

批判するのであれば、その批判対象が「本当に通った時」のことをちゃんと考えるべきなのです。

そんな規制は「法規制」をしなければ無理な訳ですけれど「災害時、非常時に報道を自由に規制できるように」なったら、時の政権に思い切り利用されまくって終わりです。そんな法律、通るわけないでしょうが。論じるにも値しません。

「ノイジーマイノリティ」かどうかを正確に見極めるコツがあります。簡単です。次の2点だけを抑えればいいんです。

・「怒り」をもって発言するのは、正常な人間性を持つ場合…よほどの「被害当事者」のみです。

・そうでない人は「冷静に指摘」すれば済む話です。

なんで、関係ないくせにガーガー言ってんだって話。

要は…「当事者でもないのにやたら強い口調でガーガー言ってる人たち」はみんな「ノイジーマイノリティ」だと判断してください。ネット上には多いの、なんのって。

話を最初の質問に戻しますが、「長谷川はどんなエビデンスを取ったんだ?」とか「どんなデータをもとに言ってんだ!」とか言ってる人たち、

「ノイジーマイノリティ」ってのは、かいつまんで言うと『クレーマー』のことを言うんです。「論理的じゃないですよ」って言ってるだけです。

ちょっときついことを言わせていただきますが、どう見ても冷静じゃない、必死に苦情を入れまくってる人たちって…「そもそも正常じゃない」んです。

そんな人たち、面と向かって相対したら、皆さんは相手にしますか?しないでしょ?ネットで顔が見えないからって、そんな人たちを「正常な人間」だと判断する必要はないんです。相手にしなきゃいいだけ。

ネットがずいぶん普及しています。私は今こそ、日本人はこれらをちゃんと理解しておくべきだと思っています。

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