記事提供:ホリエモンドットコム

4月14日に起きた熊本地震。これを受け、LINEが、固定電話・携帯電話にかけられる「LINE Out」機能で、日本国内の番号への発信を1通話最大10分まで無料にする対応をとった。

この対応を問題視する記事(熊本地震「LINE通話を10分無料」は大問題だ/東洋経済オンライン)に対し、ホリエモンがNewsPicks及びTwitterで以下のようにコメントした。

“確かにこの対応は問題だけど、行動を起こすことも大事。しかし、最近LINEたたきが増えてきたなあ。社会の雰囲気って恐ろしいね”

LINEの対応の問題点は、LINEでの通話(LINE Out)が無料化されても限りある資源である回線交換容量を消費し、アクセスが集中し電話がつながりにくくなる事態を助長しかねないことにあった。

これに対してはホリエモンも同意で、「確かにこの対応は問題」とする一方、「行動を起こすことも大事」ともコメントし、LINEの即座な対応とそれを可能にする体制は肯定的に捉えているようだ。

しかし、今回のホリエモンのコメントで注目したいのは「しかし、最近LINEたたきが増えてきたなあ。社会の雰囲気って恐ろしいね」という部分だ。最近のLINEの動向と、それに対する世間のリアクションをホリエモンのコメントとともに見ていく。

高まる存在感、増える“LINE叩き”

LINEをアクティブに使用し、生活の一部として欠かせないという人も多いだろう。日本ではメッセージングアプリ市場を席巻し、プラットフォーム戦略を打ち出し、LINE MUSICやLINE Payなど、LINEを中心とした横展開を進めている。

先月も、今後の事業展開を発表するLINE CONFERENCE TOKYO 2016にてMVNO事業を発表するなど、的確な施策を打ち続けるLINE。

しかしながら、今年に入ってからそんなLINEに対するネガティブな報道がいくつか目立つようになってきた。

「ベッキー不倫騒動」

まずは今年1月、週刊文春の記事を発端とする「ベッキー不倫騒動」だ。一連の報道でLINEのトーク画面が流出し、その入手方法を特定しようという動きが一部のネットユーザーを中心に盛んに。

テレビなどでも考えられる手法がとりあげられるなど、LINEのセキュリティを不安視する空気が広がった。

これに対しLINEは公式見解を発表。

当社は電気通信事業法に定める、「通信の秘密」を保護する義務があり、また、個人情報の定義を法律よりも幅広く捉え、ユーザーのプライバシー(個人情報、トーク内容等)保護を経営の最重要事項とし、厳密に管理しています。

ユーザーのスマートフォン端末およびLINEの登録メールアドレスとパスワードが適切に保護されていれば、自身が意図しない形でユーザー情報や、やり取りの内容が第三者に渡ることはありません。

出典 https://linecorp.com

とした上で、第三者によるLINEアカウントへのアクセスの可能性を個別に解説する事態となった。

「資金決済法」

次に3月下旬、LINEに「資金決済法違反の疑い」が浮上した。

これはLINEが提供する一部のゲームのアイテムが資金決済法で規制されている「通貨」に該当すると社内から指摘があったにも関わらず、

同社は仕様を変更し規制対象と見なされないよう内部処理したことで、関東財務局から立入検査を受けていると一部メディアが報道。これに対しLINEは以下のように公式見解を発表している。

関東財務局から立入検査を受けていることは事実ではありますが、

この立入検査は、前払式支払手段発行者に対して数年に一度定期的になされているものであり、LINE POP「宝箱の鍵」につき資金決済法上必要な届出をしなかったという疑いに起因するものではありません。

また、当社は、検査に対して誠実に協力しております。

出典 http://linecorp.com

とし一部報道を否定。その上で、ゲーム内で販売されるアイテムが資金決済法により、一定額の供託を要することとなる「前払式支払手段」に該当するか行政上も判断基準が明確でなく、関東財務局とも協議中であるとしている。

これに対しホリエモンはメルマガで以下のようにコメントした。

“会社が勢いを持ってきて巨額の売上利益を上げるようになると、当局はいろいろなことに興味関心を持って調べてくる。

そういう意味で普通の会社がやっていても見逃されているだけのことでも細かく突っつかれるのを覚悟しなければならない。

なので、この種の問題はより安全方面に振って対策をしなければならないだろう。今回は脇が甘いと言わざるをえない。”

出典 https://note.mu

ホリエモンは冒頭のコメントで便宜上「LINEたたき」という言葉を用いているが、より正確にいうならば「普通の会社がやっていても見逃されているだけのことでも細かく突っつかれる」ようになったということだろう。

ホリエモンからLINEへのエール

ご存知の方も多いと思うが、ホリエモンが社長を退任した後の2012年、ライブドアはLINEの前身であるNHN Japanと経営統合。

現在LINEのCEOを務める出澤剛氏は、社名がオン・ザ・エッヂだった時代のライブドアに朝日生命から出向で来た後入社、ライブドア社長、LINE COOなどを歴任し、現在に至る。

(※ツイート当時出澤氏はLINE社COO、現在はCEO)

このような背景もあり、ホリエモンにはLINEに対する個人的な感情、思い入れもあることだろう。

ホリエモンが逮捕され頓挫してしまった事業や思い描いていた未来を実現するため、出澤氏はじめライブドア時代から活躍するメンバーが、LINEを前へ推し進めている側面も否定できないはずだ。

“何というかなあ、いまLINEが展開してるサービスって「リベンジ」感をすごく感じるんですよね。ずっとずっとやりたかった事をやっと実現できてるって感じ。いい具合に回り始めてます。

だからこそ、マスコミからも当局からも狙われてます。その辺はガッチリ守ってほしいものですね。”

出典 https://newspicks.com

(【LINEツートップ(5)】われわれは負け続けた。だから危機感が強い。)

今や多くの人の生活になくてはならないサービスに成長し、巨額の売上利益を上げるまでの存在となり、LINEに対する世間のネガティブな反応も目についてきた。

つまらないことで足をひっぱられないための配慮も重要であるという指摘は、その怖さを身をもって経験したホリエモンからの最大限のエールだ。

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