記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
ニキビというと、顔にできるものを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は身体にもよくできるものですよね。
今回はこういった身体のニキビの中でも、デリケートゾーンのニキビについて、医師に解説していただきました。

デリケートゾーンにニキビができやすいワケは?

デリケートゾーンのニキビと聞いて「えっ、デリケートゾーンにニキビなんてできるの?」と思われた方はいませんか?
実は、デリケートゾーンは身体の中でもニキビが割によくできる部位です。

理由としては、
・下着などで蒸れやすい部位であること
・尿やおりものなどで汚れやすい部位であること

・生理のある女性は経血などでも汚れやすい部位であること
などがあげられます。

そもそもデリケートゾーンはかぶれやすく、汗腺も多く分布していることから、毛穴に皮脂や汗などの汚れが詰まり、アクネ菌が繁殖してニキビを起こしやすくなると考えられます。

また、デリケートゾーンは、他の菌によるニキビのような皮膚症状、例えば黄色ブドウ球菌などによる毛嚢炎も起こりやすい部位です。
これもぷくっとした腫れ物がデリケートゾーンにできて、痛みを伴います。

ニキビではなくて、「毛嚢炎」になっている可能性も

毛嚢炎は、毛穴の中に傷がつき、ブドウ球菌が傷内に侵入して起こる皮膚の病気です。
汗をかきやすい部分にできる場合が多く、ニキビに似ているので、間違われることもあります。

以下のような症状がある場合は、ニキビではなく、毛嚢炎の可能性も高いです。

□赤いブツブツしている。
□赤い発疹の中心に白い膿が見える。
□軽度の場合、かゆみや痛みはないが、重度の場合、発熱や痛みがある。
□炎症が悪化すると、化膿することがある。

軽いものは肌を清潔に保ったり、摩擦やムレの起因を減らすことで、自然治癒する場合が多いです。しかし中には重症化してしまうと、発疹がたくさん出来てしまったり、腫れや膿がひどくなる場合があるので、皮膚科で専門医に診てもらうと良いでしょう。
塗り薬や飲み薬などを処方される場合がありますので、お医者さんの指示に従って、治療することが第一です。

デリケートゾーンのニキビを防ぐ方法は?

顔であれば、ニキビ対策用の化粧水や乳液なども販売されていますし、状態の変化も見やすいですが、デリケートゾーンのような特に見えにくいところにできたニキビは処置もしにくく、状態の変化も分かりにくいですよね。

こういったニキビや、その他の毛嚢炎などを防ぐために大切なことは、清潔に保つだけではなく、摩擦や刺激のような肌へのダメージを減らしていくことが大事です。
肌のトラブルを少なくすることができる効果的な方法をチェックしてみましょう!

(1)デリケートゾーンの清潔を保つこと。
洗いすぎは膣の常在菌を流してしまい、天然の皮膚のバリアを低下させてしまいますので、よく泡だてたソープで洗い、石鹸かすが残らないようによくぬるま湯でゆすぐようにするとよいでしょう。また、ソープは通常のものを使用してしまうと、洗浄作用が強いため「臭い」「黒ずみ」「かゆみ」などの原因になります。デリケートゾーンを洗うときは、デリケートゾーン専用の低刺激なソープを選ぶようにすると良いでしょう。

(2)ムレを避けるために、服装、下着などを気をつける
スキニーパンツやタイトスカートなど、圧迫する服装を控えたりしたほうがよいでしょう。また、摩擦を防ぐため、サイズのあった優しい素材の下着をつけるなどの対処などもおすすめです。通気性の良いショーツをを使用することで、自然治癒することもあります。

(3)自己処理の脱毛を控える
カミソリや毛抜きなどでムダ毛処理をしている最中、誤って皮膚が傷つけてしまうと、傷口からブドウ球菌などの細菌が侵入し、毛嚢炎になる原因になります。
もし、ムダ毛処理をする場合には、直接肌に触れない電気シェーバーなどがオススメです。

(4)ストレスをためない
ストレスが溜めると、ホルモンバランスが崩れ、肌荒れの原因になります。
生活習慣の中に、気持ちを落ち着かせるような、リフレッシュできるものがあるとよいですね。

(5)全身の免疫の状態を正常に保つ
食事をしっかり摂り、バラエティに富んだ食材を取り入れましょう。また、不規則な生活は免疫機能を低下させてしまうので、早寝早起きを心がける生活を意識するとよいですね。

≪あなたのむだ毛処理法はだいじょうぶ?≫
多くの女性にとってムダ毛は一生の悩み、あなたの【ムダ毛処理法】チェック!

【医師からのアドバイス】

ただでさえショックなニキビがデリケートゾーンにできてしまった場合、誰にも言えず、ひとりで悩んでいる人もいるかもしれませんが、実は誰にでも出来うるということもおわかりいただけたと思います。
もしもあまりにひどいときは、恥ずかしがらずに皮膚科や婦人科を受診することをオススメします。

(監修:Doctors Me 医師)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス