記事提供:LITALICO 発達ナビ

怒っても仕方がないと分かっていたから今まで怒らずに済んだのかもしれない。そんな私も娘のパニックに耐えきれず、ついに娘に向かって声を荒らげてしまった日のことを書きます。

毎日の長いパニック

積み木がうまく積めなかった、シールが剥がせなかった、など親の私からすれば本当に些細なことで娘はパニックを起こします。

特に一番困っているのが食事中や寝起きのパニックで、色々試してみたけどこれらのパニックだけは未だに防げません。

用意した食事や食器は投げられ、部屋は散らかり放題。娘は物に八つ当たりしながら1~2時間泣き続けます。

ほとんどのパニックは、事前に防げるようになって私も冷静に対応できるようになりました。それでも私の体調が優れない時などは、娘がパニックになる度に『またか…』とうんざりしてしまいます。

毎日娘に時間をとられて家事がスムーズに進みません。なので、娘が寝付いた夜中にまとめて済ませます。

そして夜泣きの対応。私自身はかなり寝不足でそこに体調不良が加わると、どうしても心に余裕が持てなくなってしまう事がありました。

気持ちを切り替えるまで見守りたいが…

娘がパニックをおこした時、娘の気持ちが切りかわるタイミングまで見守ります。

刺激するとパニックを強化してしまうからです。泣き声がどうしても辛く感じるときは、私が別の部屋に移動して待つことにしています。

ですが、その場にずっと居てくれればいいのに、娘はふらふらになりながらも私を追いかけてきて、私の側でまたひっくり返って泣き続けるのです。

「パニック中の本人はとても苦しく、本人ですらどうすれば抑えられるのか分からない」と本で読んだことがあります。

娘はきっと助けてって私に伝えてるんだ。そう思って今まで乗りきってきたけれど、気持ちを切り換えるまでは抱きしめてあげることもできません。

「もうー…」

普段の疲れや我慢が蓄積していくのを日々感じ、気がおかしくなってしまいそうでした。

こんなこといつまで続くんだろう。もう耐えられない。

ついに怒鳴ってしまった

「どうして欲しいの?!どうしたらいいの!?」

「どっか行って!」

「もう泣かんといてよーー!」

その時、娘が私に向かって…

どれくらい時間が経ったのか分かりません。

娘が私の手を掴みました。娘の声を聞いただけで、私の中に台風のような大きい怒りの感情が沸いてくるのを感じました。

ついに手をあげてしまいそうになった、その時でした。

娘が私の手を使って何度も自分の頭を撫でたのです。

私は毎日娘に「大好き」と伝えていました。

娘が自閉症だから意識して伝えているのではなくて、本心で自然と口から出ている言葉です。

でもこの日は何日も続く娘の癇癪とパニックに疲れ果ててしまって、伝えていなかったことに気づきました。

会話はできないけど伝わってる

怒っても仕方がないし、娘は何も悪くないのに…。

自分が情けなくて娘に申し訳なくて、声をあげて泣きました。

「ごめんね。母ちゃん怒ってこわかったね。母ちゃんよしよししてあげてなかったね。ごめんね…。気持ちを切り替えれて、凄いよ」

“親の感情は子どもに伝わる”というのは、本当だと思いました。

言葉が話せなくても、私が思っている以上に娘は私の感情を感じとっているんだ。そんな風に思った出来事です。

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