驚くべき発明は日常のふとした瞬間から生まれるもの。こちらのアイテムも、実際に子育てをしている一人のママから生まれました。

親にも子供にも希望を与えるハーネス「Upsee」

出典 http://www.fireflyfriends.com

この画期的な、かつ母の愛溢れるアイテムを発明したのはイスラエル生まれのDebby Elnatan(デビー・エルネイタン)さん。デビーさんの息子、Rotem(ロテム)君は下半身麻痺の状態で生まれました。

今は19歳になったロテム君ですが、生まれてから最初の1年間はロテム君は泣くことが多く、2歳ぐらいになっても「動かせない自分の足にどう対応したらいいのかわからないんじゃないかしら」とセラピストに言われたことで一層悩み、傷ついたと言います。

他の子供が這ったり、立ち上がったりする時期になっても、ずっと寝たきりだったロテム君。医師からは「無理やり歩かせたり這わせたりしない方がいい。筋肉が恐怖を感じて更に状態が酷くなる可能性もある。」と指摘されました。

「息子は一生歩くことはできないのか。」歩くということを学ぶチャンスさえも与えられない息子の状態に深い悲しみを感じたデビーさん。でも、彼女は希望を捨てませんでした。

母の強い愛が生み出したハーネス

出典 https://www.youtube.com

デビーさんは「このままでは一生息子は立ち上がることさえできない」そう思い、なんとかしてロテム君に希望を与えようと試行錯誤。あらゆるものを自ら作り試してみた結果、このハーネスに行き着いたのです。

Upseeは赤ちゃん用と幼児用の2タイプあり、親の腰にUpseeを装着し子供にベストを着せます。サンダルとセットになっていて、親子でそのサンダルを履いて一緒に一歩を踏み出すことができるのです。

子供に「立って歩く」ことを学んでもらう

出典 https://www.facebook.com

どんなことを医師に言われようが決して諦めなかったデビーさんの希望が、このような形で優れたアイテムを生み出しました。立てない、歩けないと言われた子供に時間はかかっても少しでも「歩く」ことを実感してほしい。そんな愛がいっぱい詰まったUpseeは今や障がいを持つ子供がいる家庭で大変人気となっています。

サイズは1~2歳用から6~8歳用まで全4種類ありオンラインで購入可能です。Upseeを取り扱っている「Firefly」社のFacebookでは、Upseeを装着して笑顔を見せる子供たちの写真がたくさん。

障がいのある子供に「立って、歩く」ということを学ばせる以外にも、このUpseeで親と一緒に希望の一歩を踏み出せるのです。その一歩は、子供にとっても親にとってもかけがえのない大きな一歩。

我が子への溢れる愛が優れた発明品を生み出したのです。世界中の障がいのある子供たちに是非使ってほしいとインタビューで語るデビーさん。母の子供への愛の深さ、そして希望を持つことを決して諦めてはいけないことを私たちに教えてくれるUpseeのハーネスが、今後も障害を持つ子供たちに希望の光を与え続けることを願う筆者です。

出典 YouTube

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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