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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
尿もれに悩むかたは多くいらっしゃいます。
特に、妊娠や出産を経験した女性はインナーマッスルのひとつ骨盤底筋群がゆるみ、くしゃみをしたり、大声で笑ったりしたとき、少量の尿がもれてしまう腹圧性尿失禁になりやすいものです。

そんな尿もれを緩和させるための選択肢のひとつに、漢方薬があります。今回は尿もれでの漢方薬の使用について、医師に聞きました。

西洋薬が合わない人の悩み

尿もれでお悩みの人の中には、泌尿器科に行って西洋薬を処方されたけれど問題に行き当たった場合もあるのではないでしょうか。

・今一つ効果が上がらない
・持病で飲んでいる薬と相性が悪い
・副作用が強かった
・薬というケミカルな印象のものを飲み続けることに抵抗がある

このような悩みを感じている人に、一度検討していただきたいものが『漢方薬』です。

尿もれの悩みに適用される漢方薬とは?

尿もれに適用される漢方薬は、何種類かあります。
市販の薬なども含まれていますので、聞きおぼえのある薬もあるかもしれません。

≪尿漏れ改善に挙げられる漢方≫
・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
・八味地黄丸(はちみじおうがん)
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
・五淋散(ごりんさん)
・竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

漢方薬の特徴を知りたい!

【メリット】
・飲み合わせも西洋薬に比べると複雑ではない
・副作用が比較的少ない
・自然のものというイメージがあり、抵抗が少ない

漢方薬は粉薬や顆粒状で、独特の味のものが多いです。
しかし最近では、錠剤に加工するなど、飲みやすく、携帯に便利なように作られています。錠剤の漢方薬は独特の薬草臭さが苦手な方にも飲みやすくなっています。

【デメリット】
漢方薬も薬です。飲み合わせの善し悪しや副作用もあります。毎日飲み続けなくてはならない、という点は西洋薬と同じです。

漢方薬の考え方

漢方薬は、西洋薬のように「ピンポイントで悪いところを改善する」ものではありません。
長い期間、少なくとも数カ月の単位で飲み続けることで、体質の全体的な改善を図るものです。ひとつの症状を改善すると同時にほかの症状も改善していく考え方です。

漢方薬は知識のある治療者のもとで体質をしっかり把握し、それぞれの身体に合った漢方薬を処方してもらうことが大切です。

例えば、同じ慢性的な頭痛や腹痛、尿もれなどに対する薬でも、体質が暑がりか寒がりか、体力があるかないかなど、個人によって処方される薬が異なってきます。

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【医師からのアドバイス】

医師は基本的に、西洋医学の過程を修めた専門家です。漢方薬の処方に関しては、得意とする医師とそうでない医師がいます。

特に漢方薬による治療を希望する場合は、医師が漢方による治療を積極的に行っているか、受診前に確認しておくといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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