皆さん、殺処分寸前だったところを助けられ、災害救助犬になった夢之丞(ゆめのすけ)を知っていますか?

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夢之丞は生後4ヶ月頃に、現在災害救助犬として所属している団体「ピースウィンズ・ジャパン」に保護されました。

人間の勝手な都合で殺されそうだったにも関わらず、現在では人間を助けてくれているのです。

保護されてから訓練を受けた後、2014年に起きた広島土砂災害で災害救助犬としてのキャリアをスタートさせ、ネパール大地震、台風13号が上陸した台湾、大雨で浸水被害が大きかった茨城県常総市で救助活動をしてきました。

昨年4月には、その働きが「功労動物賞受賞」という形で評価されたのです。

そんな夢之丞は、今回の熊本大地震でも災害救助犬として活動してくれました。

地震発生から11時間後には現地へ!

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夢之丞たちが普段暮らしているのは、広島県です。

14日の夜中に広島を出発し、翌日の午前8時には熊本市益城町に到着!

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先輩犬のハルクも一緒です。

夢之丞とハルクは、益城町の惣領、安永地区での捜索活動に参加しました。

チームは災害対策本部の情報を元に、午前は安永、惣領、福富地区、午後は木山、辻の城地区において、住民が崩れ住民が家屋の下敷きになっている可能性がある場所など複数捜索しましたが、要救助者の発見には至りませんでした。

支援要請のあった場所に行き、情報収集を進めると、すでに近隣の住民によって安全が確認できている世帯も多く、地域の繋がりをとても強く感じる場所でした。

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捜索したものの、既に安全確認が出来ている世帯も多かったようで、夢之丞とハルク達は15日に撤退しました。

しかし、16日に日付けが変わった真夜中に再度大きな地震が!

一旦広島に撤退していた夢之丞とハルク達は、すぐさま再出動したのです。

ヘリで再出動

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思ったよりも深刻な事態であることが夢之丞にもわかるのでしょうか?

なんだか厳しい表情をしています。

ひび割れた道路…

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ひび割れた道路を歩いて移動します。

この日、夢之丞とハルク達は南阿蘇村で捜索活動をしました。現場は土砂崩れも起きていて、救助犬である彼らも入りにくい状況でした。

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先にハルクが現場の捜索をしています。

見ての通り、家具や柱などで滅茶苦茶な状態…。

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足場が悪いので、夢之丞は抱っこされて現場に入ります。

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「誰かいませんか?」ハルクも外側から一生懸命捜しています。

自衛隊、消防、警察と協力しながら捜索するも、時間内には不明者を発見することができなかったそうです。

17日以降は、捜索が可能な場所には警察や自衛隊が多く投入されたことから、夢之丞達は撤退しました。

とんぼ返りでの再出動にも関わらず、懸命な捜索活動をしてくれたことに対して、感謝の気持ちしかありません…。

災害が起きたら救助に向かう二人を応援する声

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ただでさえ広島から熊本の移動で疲れているはずなのに、被災者のために頑張ってくれた夢之丞とハルク。

その名を知る人も増えてきたことから、Twitterでは二人を労う声が多く見られました。

災害が起きたら迅速に出動しています。出動する機会が少ない方がよいのですが…平時から彼らはいざという時のためにトレーニングを欠かしていません。

連日の出動を心配する方もいらっしゃいました。皆さんご無事で何より。

土砂崩れや瓦礫のある場所も捜索するので、怪我を心配する方はたくさんいらっしゃいました。

どうやらテレビにも映っていたようです。

二人の頑張りに勇気づけられる人もいらっしゃいました。

ところで、ピースウィンズ・ジャパンは現地でこんな活動にも取り組んでいます。

被災者のためにシェルターを提供

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避難所が足りない地域もあることから、ピースウィンズ・ジャパンでは1基あたり70人収容することができる「バルーンシェルター」を提供しています。

益城町総合体育館の芝生広場に緊急支援活動用の大型テント「バルーンシェルター」を2基設置しました。

早速、避難所としての使用、運営が開始され、1基は女性専用、1基はペット連れの方々専用の避難所として使われています。

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女性専用とペット連れ専用の避難所…とても有難いですね!

女性の場合は防犯面などで不安を感じる人が少なくないですし、ペット連れの被災者の方も受け入れてくれる避難所を探すにも一苦労ということ考えると、同団体のシェルター提供はとても的確な判断だと言えるのではないでしょうか。

そして、避難所を中心に被災者の方にニーズを聞いた上で、必要な物資を順次運ぶ予定とのこと。

救助犬による捜索活動以外にも、被災者に寄り添う形でのきめ細かい支援をしてくれていました。

夢之丞とハルクが出動するということは、誰かが危険な状態に置かれているということ…。出動することがない、というのが理想ではあるものの、いつ災害が起きるかはわかりません。

今回無事に帰還したことを喜びつつ、その働きを讃えたいですね。

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