慌てないで!!

SNSで「毛布が欲しい」と書いてるのを見たり、テレビで「水が足りない」と言うのを見ると、”送らなきゃ” と思いがちですが、
個人で支援物資を送るのは、ちょっと待って!!
被災地に届くまでには時間がかかります。被災地では刻一刻とニーズは変化します。

あなたが送った物資が届くころには、「もうこれはアホほどあって、余っているのに・・・」と言う事が、阪神大震災や東日本大震災では多々ありました。


個人で送ってもすぐに届かない

被災地の少し外に出れば、企業も個人もたくさんの商品を持っています。

交通やライフラインが寸断されて一時的に物が回らないのであって、永遠に物がない訳ではありません。供給ルートが立ち直れば、また被災地にも物が回ってくると言う事を、まず理解してください。

そして、食料品や日用品は企業からの提供があり、こちらの方が先に被災地に届く、ということも理解しておきましょう。


あり余った物資の処分費用 2300万円

受け取り手がなくなった余剰物資は倉庫行きとなります。ここで保管料が発生します。

そして倉庫でいつまでも眠らせておくわけにいかなくなると、処分することになります。


阪神淡路大震災の時、この余った物資の処分に2300万円も必要となった自治体もあります。

震災でお金がない時に、このような費用が必要となり、「二次災害です」と嘆いておられました。



追記

4月18日の夕方のニュース報道番組では、熊本県内に続々と物資は入ってきているのだけど、熊本県立総合運動公園で留まってしまってそこから先に届いていないようです。

体育館の廊下には、何十メートルも段ボールが山積みになっていました。

そして、自衛隊の車が物資を運んできたのに、受け取る人がいないため引き返す羽目に・・・

避難所まで段ボールに物資を入れて届けても、仕分けして配る人がいないところも少なくありません。自らの手で避難者一人一人に手渡すしかないようですが、勝手に手渡すのはダメでしょう。(消費期限などをスタッフが確かめてからでないと、避難者には配られないと思います)

道路が復旧すれば、体育館内にある段ボールも避難所に届くのに、道路が通ればボランティアも続々と現地入りできるのに・・・

だから今は、被災地に物を送るのは少し待ってください。

本当に「どうぞ使ってください」と言えるものですか?


*少しシミや汚れがあるけど、まだ着れるから何もないよりはマシだろう。
*試供品で貰ったシャンプーや化粧品をいっぱい貯めているけど、使っていないから送ってあげよう。
*この問題集、少し書き込みがあるけど、何もかも失くしたのだからOKだろう。

このような物資はすべて×です。
仕分けの際に倉庫行きとなり、やがてゴミとなります。
これらの品、本当に「どうぞ使ってください」と言えますか?

処分するくらいなら送ってあげようという考えや、断捨離の為なら、止めてください。
送料を寄付金にしてください。フリーマーケットの売上金を寄付してください。

中には、送料を着払いで被災地に送る大バカもいますが、言語道断です。



ごちゃ混ぜは止めて!

1つの段ボールに、老若男女混合の衣類や学用品、日用品、食料がごちゃ混ぜ!

これでは仕分けが大変です。
却ってボランティアやスタッフの手を煩わせて、負担を増やすだけです。

中には、なまものを送って来るドアホもいるようですが(開封した途端に悪臭が・・・)、なまものに限らず食料品や日常品は、企業からの提供があります。個人で送った物資が届くころにはもう充分に足りていることが大半です。

個人で物資を送っても、かえってスタッフの手間を増やすことになります。

阪神大震災や東日本大震災の時も、仕分けが追い付かずに山積みされた段ボールが、避難所となっている体育館の一角を占領しました。ここに何人寝れると思いますか?


義援金が一番いい!!

各放送局や24時間テレビなどで、被災地への義援金を募集しています。

銀行や郵便局へ行って義援金を振り込んでくれるのが、被災地にとっては一番有難いのです。

前述したように、ニーズは刻一刻と変わります。
お金を振り込んで、使い道は現地にお任せしましょう。

あなたも、出産祝いやお子さんの入学祝は、物よりもお金が良かった、という経験があるのでは??




ゆうちょ&郵便局の貯金窓口からは送料無料

下の口座番号に郵便局の窓口から日本赤十字社に義援金を送る場合は、4月18日から6月30日までの間、送料が無料になります。↓


口座番号:00130-4-265072

(ATMによる払い込みは有料です。)



その他各テレビ局などでも義援金を受け付けています

落ち着いてからでもOK

震災後半年ほどして、「もう落ち着いた?一度うちに遊びに来ない?」と招いてくれて、「観葉植物も全滅したでしょう」とお土産をくれた人もいました。とっても嬉しかったです。

電車が復旧するや否や、家まで土産品を手にお見舞いに来られても、まだガスや水道は復旧していないこともあります。
お茶をお出しするのも一苦労なのですが・・・(涙)

間柄にもよりますが友だち程度なら、すっかり落ち着いてからでも十分に気持ちは伝わりますよ。



話を傾聴することも大きな支援!



今はまだ、電話やメールが繋がりにくい地域もありますが、物資やお金だけが支援ではありません。

被災者の話を傾聴することも、大きな支援の1つです。

「メッチャ怖かった」と言う友達に、「うんうん。怖かったよね」と気持ちを共感することが重要です。


「うん、うん」と傾聴し、時々相手が言ったことをあなたなりの言葉に変えて「~だったのね」と受け止めてください。

一緒に泣いてしまって、何も言葉をかけることができなくても、いいのです。
泣いたと言う事で十分にメッセージは届けています! 筆者が阪神大震災に遭った時、「頑張って」などと言われるより、はるかに嬉しかったし心を支えてくれました。


「人の心を動かすのは 言葉」と、よく言われます。その通りだと私は思います。
つらい気持ちを和らげるのも、つらい気持ちにさせるのも、言葉でしょう。

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患者からの目線と元医療従事者としての目線とで、医療や健康に関する記事をメインに書いています。
4度の手術に膠原病でバツイチで・・・と波乱万丈の人生ですが、”人生に喜びや笑いを添付したら結果は出るはず!”という「喜笑添結」で毎日を過ごしています。

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