the European Conservation Programme (欧州保全プログラムーEEP)のもと、ドイツのベルリンに繁殖目的で連れて来られたキングペンギンのスタンとオリ。ところが、繁殖期が来てもメスのペンギンには一切興味がなく、交尾する気配も見られませんでした。

飼育員が観察していると、どうやらこの2羽はお互いを求めあっているということが判明。実は、スタンとオリはゲイペンギンだったのです。

いつも寄り添うスタンとオリ

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ちなみに、動物界では同性愛カップルは「ゲイ」ではなく「ホモセクシュアル」と呼ばれるそうです。ペンギンの間ではこの同性愛カップルは実は少なくはないのだとか。きっと飼育スタッフもペンギンの同性愛を頻繁に目にしているために、ショックではなく「あ、そうだったんだな」という程度だったのでしょう。

とはいえ、繁殖目的のために連れて来られたスタンとオリだったので2羽を引き離してメスと繁殖させるように仕向けることも不可能ではなかったのですが、2羽にとってハッピーな結果に。

というのも、最近新しくできたハンブルクのとある動物園は同性愛カップルのペンギンばかりがいる所。そこへスタンとオリも引っ越すことになったのです。

動物の同性愛に理解ある動物園が素敵

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人間でも同性愛者からすれば、周りに理解してほしいと思うのは自然なこと。だからこそ、動物の同性愛カップルのライフスタイルも人間が理解して接しているこの動物園はとっても素敵。

卵を産むことはできないけれど、プラスチックの卵を温めたりして子育てのフリをする同性愛ペンギンもいるのだとか。過去には実際にメスが産んで放ったらかした卵をオス同士のカップルが孵化させることに成功したという事例もあるので、まさに人間のように同性愛同士でも十分に子育てはしていけるのでしょう。

ドイツではヒトよりペンギンが先を行く⁉

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同性愛に理解があるドイツとはいえ、法的には同性愛婚がまだ認められていません。パートナーシップは認められているので、世帯を持つことはできますが子供は養子を取ることができません。

その点からいうと、オス同士のカップルで卵を孵化させたペンギンは人間よりも先を行く存在になっているようです。

余談ですが、ペンギンの同性愛はよくある話とはいえライオンの同性愛カップルを目撃するのは非常に稀だそう。先日、ボツワナの自然公園でライオンのオス同士が仲睦まじくしている様子を写真家が撮影。非常に貴重な写真を英紙「Daily Mail」が掲載しています。

人間であれ、動物であれ、同性愛が批判されることなく自然に愛を育むような世界になる日は、ひょっとしたらそう遠くないのかも知れませんね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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