熊本県で震度7の地震発生

2016年4月14日午後9時26分ごろ、熊本県で震度7の地震発生しました。

東日本大震災以来の大きな地震が発生!

日本全国で不安が広がった

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被災者の人たちは大丈夫なのでしょうか?どのような状況なのか心配ですね。

早速テレビでは報道特別番組が放送され、CMもACジャパンに差し替わるなどの自粛状況となりました。

今回の地震を受けて厚生労働省は15日午前7時半すぎから、
塩崎厚生労働大臣を本部長とする災害対策本部の2回目の会合を開きました。

出典 http://www3.nhk.or.jp

また会合では、けが人の治療に当たるため、各地の病院から、医師と看護師などからなるDMATと呼ばれる「災害派遣医療チーム」78隊が活動したり現地に向かったりしていることや、午前5時50分現在で、熊本県の宇城市、益城町、熊本市、甲佐町、山都町、大分県の日田市で、水道管が壊れるなどして、合わせて2万4906戸で断水していることが報告されました。

出典 http://www3.nhk.or.jp

DMATと呼ばれる「災害派遣医療チーム」78隊が活動したり現地に向かったりしているようです。

ところでDMATってなんだろう?

最近は各都道府県での設置が相次いでいます。
しかし、その活動はあまり知られていないのが実状のようです。

DMAT(ディーマット)とは
DisasterMedicalAssistanceTeamの略

DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持った トレーニングを受けた医療チーム」と定義されており
 ※平成13年度厚生科学特別研究「日本における災害時派遣医療チーム(DMAT)の標準化に関する研究」報告書より

災害派遣医療チーム DisasterMedicalAssistanceTeam の頭文字をとって略してDMAT(ディーマット)と呼ばれています。

出典 http://www.dmat.jp

事故などの現場に約48時間以内に活動する

医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームです。

出典 http://www.dmat.jp

医師や看護師だけでなく、救急救命士、薬剤師、臨床工学技士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、放射線技師、社会福祉士、コメディカル、事務員などの幅広い人材で構成されています。

多岐にわたる医療的支援を行う

現在では、現場の医療だけでなく、災害時に多くの患者さんが運ばれる、被災地の病院機能を維持、拡充するために、病院の指揮下に入り病院の医療行為を支援させて頂く病院支援や、首都直下型、東海、東南海・南海地震など想定される大地震で多数の重症患者が発生した際に、平時の救急医療レベルを提供するため、被災地の外に搬送する、広域医療搬送など、機動性、専門性を生かした多岐にわたる医療的支援を行います。

出典 http://www.dmat.jp

救急医療の提供だけでなく医療行為を支援してくれる病院の支援まで行っているとは、
かなり幅広く活動されているようですね。

災害が発生してから生存率が急激に下がるとされる72時間後には、日本医師会が統括するJMAT(日本医師会災害医療チーム)がDMATと交代するそうです。

今回の『熊本地震』のような大きな震災では、地域の医療だけでは困難と思われるので、今後も各地からの医療支援は続くのでしょうか。

DMATの発足のきっかけは?

1995年1月17日「阪神・淡路大震災」がおきた

この阪神・淡路大震災について、初期医療体制の遅れが考えられ、平時の救急医療レベルの医療が提供されていれば、救命できたと考えられる「避けられた災害死」が500名存在した可能性があったと後に報告されています。

出典 http://www.dmat.jp

救助活動と並行しての医療が必要

この阪神・淡路大震災で災害医療について多くの課題が浮き彫りとなり、この教訓を生かし、各行政機関、消防、警察、自衛隊と連携しながら救助活動と並行し、医師が災害現場で医療を行う必要性が認識されるようになりました。

出典 http://www.dmat.jp

一人でも多くの命を助けよう

そして平成17年4月にDMATが
発足されたのでした

厚生労働省により、災害派遣医療チーム、日本DMATが平成17年4月に発足しました。

出典 http://www.dmat.jp

同時期にドクターヘリも誕生した

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この時、他には「ドクターカー」「ドクターヘリ」も誕生しました。

現在の日本では2種類のDMATが存在する

各地域内の災害に対応するための「都道府県DMAT」と、
厚生労働省が運営する「日本DMAT」があります。

DMATの過去の活動のひとつとして、
東日本大震災がありました。

日本DMATが派遣された東日本大震災

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被害が甚大な場合に日本DMATの医療チームが全国から派遣される。東日本大震災のときは、全国から岩手県、宮城県、福島県、茨城県などの各被災地へ、実に約340隊、約1500名のDMAT隊員が派遣された。

出典 http://cloud.watch.impress.co.jp

長期間の避難所生活で持病が悪化する人も

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この東日本大震災のときには、DMATは災害により負傷した人を救助する目的で設立されたということで、避難所で慢性疾患が原因で症状が悪化した患者を助けることができなかったという事例が多数発生してしまいました。

国が問題点を見直し始めた

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しかし、このことがきっかけで国はDMATが幅広い疾患に対応できるように見直し始めたようです。

DMATは漫画やドラマにもなっていた

Dr.DMAT~瓦礫の下のヒポクラテス~

出典 http://www.amazon.co.jp

漫画だとわかりやすいかも知れませんね。

木曜ドラマ劇場『Dr.DMAT』|TBSテレビ

このドラマが放送された際には、SNSでも話題となりDMATに憧れる人が増えたようです。

実はDMAT以外にも支援団体がある

日本医師会災害医療チーム(JMAT)
全日本病院協会災害時医療支援活動班(AMAT)
徳洲会医療救援隊(TMAT)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

EMISという広域災害救急医療情報システム

DMATが発足して「がれきの下の医療」により多くの命が救われるようになりましたが、その後に正しい情報を把握するためのEMISという情報システムも発足されました。

DMAT調整本部では、各病院の状況や患者情報を正確に把握する必要がある。インターネットや衛星電話などの通信手段に加え、情報共有の中核となるのが、広域災害救急医療情報システム「EMIS(Emergency Medical Information System)」だ。

出典 http://cloud.watch.impress.co.jp

広域災害救急医療情報システム(EMIS)

広域災害・救急医療情報システム (EMIS)について阪神淡路大震災では、医療機関の間で情報が途絶したことから、一部の医療機関に傷病者が集中するなど初動時の対応に混乱がありました。この経験を踏まえ、県では、救護班派遣の可否等 災害時の医療救護活動に必要な情報を、医療機関や行政機関等の間で簡単に提供・共有することができる「広域災害・救急医療情報システム」を運用しています。

出典 http://www.pref.kanagawa.jp

いかがでしたでしょうか

DMATはマンガやドラマなどでご存じの方もいるかも知れませんが、
まだまだ知られていないのではないでしょうか。

災害の発生した危険な場所に行く勇気と、命を助けたいという信念を持つDMATには、
たのもしく思うと同時に尊敬しますね。

また、驚いたことにDMATはボランティアなのだそうです。(労災などは出ます)
今後はEMISの活動にも期待されることでしょう。

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