出典 http://ameblo.jp

記事提供:空間心理カウンセラー 伊藤勇司オフィシャルブログ

こんばんは。片づけ心理の専門家・伊藤勇司です。

昨日、スカイプセッションで「忙しいのが悩みなのに、忙しいのがなくなったら不安が訪れました」という話題が出てきました。

これは真理をついた言葉だなと思ったのですが、片づけの相談を受けていると「忙しくて片づけができない」と、おっしゃる方は非常に多いものです。

だからこそ、いかにして忙しくなくなるかを追求したくもなるのですが、そもそもなぜ、忙しい状態が生まれていくのか?を、考えた時に【忙しさの背景には不安がある】ということを意識しておく必要があります。

不安だから、何かやりたくなり、不安だから、何かで埋めて安心したくなり、不安だから、誰かと会うことで寂しさを埋めたい。

そうやって不安を埋めようとする行動が、片づかない現状を引き起こす一番の原因となります。

ちなみにその話題が出たあとに、こんなことも話をしていました。

「忙しくなくなると不安が出てきて何か予定を埋めたくなったりしたのですが、ぐっと我慢して自分に向き合う時間に使うようにしました」と。

伊藤は、不安になることが悪いことではないと思っています。むしろ、不安になるからこそ、人の心が育つようになるもの。

不安をなくそうと思うあまりに何かで埋めようとしてしまう行動は、薬で一時的に対処したらまた薬が欲しくなって、どんどん薬の量が増えることと同じように、何かで埋めようとする行動がその後どんどん肥大化していくようになります。

そしてそれこそが片づかない状況を生み出す原因になっています。

病気を治す一番の近道は病気を受け入れることだと言われていることと同じように、不安を解消する一番の近道は不安を受け入れることでもあります。

今回、スカイプでお話させて頂いた方に「素晴らしいですね」と、お伝えさせていただきました。

「忙しくなくなると不安が出てきて何か予定を埋めたくなったりしたのですが、ぐっと我慢して自分に向き合う時間に使うようにしました」

このことがまさに、不安を受け入れた行為だったからです。

不安を受け入れるということは、心を満たす流れから、心を育てる流れに切り替わったサイン。

きっとここから、飛躍的に心が育っていくのだと感じています。

今の世の中は、心を満たしてくれるものに溢れています。

でも、そうやって安易に心を満たすことが、心の弱さにつながっていくもの。

過保護に育てた子供が自立できなくなるように、過保護に心を育てると自立できない依存心だけが肥大化します。

経済成長だけをメインに考えてきた現代は、物質の豊かさに反比例して、人々の心がどんどん貧しくなっています。

その原因も発展の根幹の発想が【不安を満たすことが軸になっている】からなのかなと感じています。

これからは、いかに満たしていくのかではなく【いかに育てていくか】を、軸にして発想していくことが大切。

心は満たすことで活き活きするものではなく、育てていくもので輝きが増すもの。

日々の中で、心を育てることを意識したいものです。

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