出典 http://www.manchestereveningnews.co.uk

記事提供:Techinsight

イギリスの空港を離陸する寸前の飛行機に飛び込んできた、乗客の親族が不慮の事故に見舞われ命が危ないという緊急の知らせ。向かう先は遥か彼方のオーストラリアである。機長のとっさの判断により、旅客機は…。

英マンチェスター国際空港でこのほど、まさに離陸の構えに入ったエティハド航空(本拠地:UAE・アブダビ)旅客機に乗っていたオーストラリア人老夫婦のもとに、「孫に不慮の事故。意識不明の重体で病院の集中治療室に運ばれた」との知らせが飛び込んだ。

彼らは子供と孫が暮らすイギリスを訪れ、帰路につこうとしたところで突然の不幸に見舞われたのである。

取り乱し、悲痛な面持ちで客室乗務員にその旨を伝えた夫妻。コックピットにもすぐに連絡が行った。そのような状況で30時間近くかけ、祖父母をアブダビ経由でオーストラリアに戻すことに何のメリットがあるのだろう。

そう考えた機長は離陸を一旦中止したいと意思表示。機体を駐機場に戻し、その老夫婦と荷物を降ろしてあげるよう指示したと地元メディア『manchestereveningnews.co.uk』が伝えている。

大きな床下貨物室に一度詰め込まれたスーツケース類から老夫婦のそれだけを取り出すことが、どれほど大変な作業かは言うまでもない。しかもエティハド航空の地上職員は、親切にも老夫婦が乗るための車も手配しておいてくれた。

こうして孫が運ばれた病院に急いだ老夫婦。残念ながら孫は翌日に息を引き取ったが、その臨終の場に居合わせ孫の手を握りしめることだけは叶ったのである。

このハートフルな出来事は乗客がFacebookなどを通じて拡散しており、パイロットのとっさの判断と機転、そして地上職員らの親切な対応に世界中から称賛の声が集まっているもようだ。

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