記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
先日、Doctors Me編集部のひとりが「スマホ使ってから、乱視になった気がする」とつぶやきました。
スマートフォンを長時間使うと、目にあまりよくないとは聞きます。しかし、スマートフォンと乱視は関係あるのでしょうか。

ということで今回のテーマは「スマートフォンと乱視」です。Doctors Me眼科医師に話を聞きました。

Q.乱視ってどういうことですか?

乱視は物が二重に見えたり、ぼやけて見えたりします。これは角膜や水晶体の歪みによるものです。
乱視には正乱視と不正乱視があります。

≪正乱視とは…?≫
正乱視はラグビーボールのような楕円形の角膜である場合は乱視が生じやすくなります。
正乱視ではない角膜は、バレーボールのような丸です。

≪不正乱視とは…?≫
角膜の病気(角膜炎、角膜潰瘍、円錐角膜、翼状片など)が原因で角膜表面の歪みを起こしてなった乱視を不正乱視と呼びます。


若いときは乱視の歪みを水晶体がカバーして乱視がひどくならないように調節できます。しかし、加齢とともに水晶体も硬くなって弾力性が落ちるとその調節も難しくなり乱視が進行することもあります。

乱視が進行するとぼやけて見えるばかりではなく、眼精疲労や肩こりなども生じやすくなります。

Q.乱視を起こしやすい状況のひとつに「寝る前のスマホ」はありますか。

スマホと乱視の因果関係ははっきりしていません。

しいて言えば スマホなど長時間使用すると瞬きが減りドライアイになりやすくなります。そうなると角膜に傷ができ、乱視の原因になることは考えられます。

Q.乱視を引き起こす行動はあるのでしょうか。

よく見えにないために目を細める行為も、目に良くないと言われています。
見えないからと目を細めることは控えるようにしたほうがいいですね。

Q.乱視を疑う場合、次にどのような行動を取ればいいでしょうか。

乱視かな、と思った場合は眼科で診察を受ける必要があります。
眼科では見え方がはっきりしない原因が乱視によるものかどうか、他に目の病気がないか検査します。

視力検査で近視や乱視などの度数(屈折)を調べる検査をします。矯正視力がきちんと1.0以上見えているか、角膜の傷やその他の疾患はないかなど診ます。

角膜に傷があるなどあれば点眼治療を行います。
それがなければ眼鏡やコンタクトレンズによる近視や乱視の矯正を行うことをおすすめします。そうすることにより眼精疲労も軽減されます。

Q.ちなみにスマートフォンで疲れた目を休める効果的な方法はあるでしょうか。

まずは長時間スマートフォンを使用しないようにすることです。
パソコン使用でもそうですが1時間使用したら必ず休憩をとり目を休めることが大切です。

目が乾く、ドライアイだと感じる場合は意識的に瞬きを増やしたり点眼使用をおすすめします。

また疲れた目は濡らしたタオルをレンジで温めたホットタオルなどで温めてみるのもいいでしょう。ただしやけどにはお気を付けください。

あとは見えにくい方は目を細めて見ることをしないように、目に合った眼鏡やコンタクトレンズなどを使用するようにしましょう。

≪あなたの眼お疲れではないですか?≫
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最後に医師からアドバイス

乱視は生まれ持った目の形状に由来することが多いです。これは眼鏡などで矯正するしかありません。

スマートフォンの使用によるドライアイとなると、角膜に傷ができ乱視が一時的に悪化することもあります。使用時間を減らしたり目薬を使用することで、スマートフォン疲れによる乱視は改善することが期待できます。

またスマートフォンの長時間使用により近視も進行しやすくなる場合もあります。ダラダラとスマートフォンを眺めず、時間を決めて使用するようにしましょう。

(監修:Doctors Me 眼科医師)

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