これまで、多くの外国人が日本に魅せられその美しい日本の風景を写真に収めてきました。日本の中に住んでいるよりも、実は日本の外側から見た日本は更に魅力的。外国人がこれほどまでに日本に執着する理由が、日本の外に出ているからこそ理解できるような気がする筆者。

日本の文化色彩は地域によって大きく異なり、日本の田舎が好きという外国人もいれば、都会が好きという人もいますが、初めて日本を訪れる人のほとんどが外さない都市といえば、やはり東京でしょう。部分的に切り取られた東京の光景が、まるで二次元の世界を思い起こすサイバーワールドのように魅力的。

煌びやかなネオン街を撮っている匠はスコットランド人のLiam Wong(リアム・ウォン)さん。彼はグラフィック・デザイン・ディレクターとしてスコットランドでは受賞歴もある有名人。

ダイナミックな大都会東京で雨が降れば、一層幻想的に見えるとウォンさんは語っています。一枚の写真が絵のように見えるのは、現実と幻想の区別が付けられないほどの人混みや、ネオンの明かり、そして社会の歪みが的確に表現されているからではないでしょうか。

そしてそんな東京の裏側にひっそりとした空間があるのも、なんだか非現実的な感覚へと私たちを誘うよう。

日本の、そして東京に住んでいる人たちからすればごく当たり前の日常の光景ではあるけれど、初めて訪れた人たちにとっては、この東京全体が油断しているとごっそり飲み込まれてしまいそうな、まるでエアポケットのような空間に感じるのかも知れません。

住んでいれば汚い点にも目が行くことでしょう。でも外から見た日本を美しく切り取る匠たちのアートワークは素晴らしいもの。これぞ日本の見どころなのだ、という作品を見つけた時には思わず嬉しくなってしまいます。

現実的で非現実的。そんなイメージが漂う東京。どんなに多くの人が行き交っていても、どこかしら孤独感とノスタルジー漂う大都会。秒刻みに文化が流れていく日本の象徴ともいえる東京のイメージを外国人ならではの視点からとらえたものが、ありのままの日本の姿だと筆者は思います。

東京に魅せられたウォンさんのように、これからも日本に惹きつけられるアーティストは増えていくでしょう。5年後、10年後の日本が、東京が、彼らの視点でまたどのような変化を遂げていくか是非見てみたいものです。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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