記事提供:しらべぇ

現在、日本の家庭に届く脅迫文章の多くは、不特定多数へのフィッシングを目的とした金銭目的の詐欺グループによるものだ。

しかし、その中には稀に本物の脅迫文章が存在する。また、その手の脅迫文には金銭を要求する内容がないのが特徴で、一目見てそれと分かるものが多い。

では、そんな脅迫文を送りつけた犯人は一体誰なのか?かつてある脅迫事件に携わった元探偵の記者が、不倫にまつわる嫉妬の恐ろしさを紹介したい。

■ 自宅に届いた一通の脅迫状

40代の女性。もともと、彼女の夫に浮気の疑いがあるという事から調査をしている最中だったが、事態は脅迫状が届いたことで一変した。

【脅迫状データ】
・投函された時刻は日中。
・封筒の表面に消印はなく、ただ「○○様へ」と依頼者の名前が書かれているのみ。
・中には一枚の便箋が入っていっており、冒頭には大文字で「○○(依頼者の夫)と離婚をしろ」と書かれている。
・その他にも過激な誹謗中傷が赤いマジックで殴り書きされている。

出典しらべぇ

当然、恐怖を抱いた依頼者はすぐに警察に届け出た。しかし、警察は届け出を受理こそしたが「もしイタズラが続くようならまた相談してください」との一言で片づけた様子。

そこで、浮気調査を依頼と一緒に、この脅迫状を送り付けた犯人について心当たりが無いか探偵社に再び依頼をしたのだ。

■ エスカレートする行動

その後、1週間後には再び同じ文章が届いた。また、無言電話も数回あり、脅迫行為がエスカレートしている様子が見て取れた。

そこで、犯人は依頼者の自宅を定期的に訪れていると予想。依頼者の自宅を張り込むと、3日後にドアポストに手紙を投函する一人の女性の姿を確認。

その後、この人物を尾行して自宅を割り出し、勤務先も特定することができた。

■ 脅迫犯の正体は…

調査の結果、ドアポストに手紙を投函した人物は依頼者の夫と同じ会社に勤める女性であることが判明。その後、脅迫者の写真と脅迫文を依頼者が夫に見せると、夫はこの女性と2年間にわたって不倫関係にあったことを自白した

どうやら、その別れ方が悪かったせいで、夫自身も幾度は本人から嫌がらせを受けていたらしい。

■ 不倫案件にはご注意を

不倫関係になった後、本気になってしまった不倫相手の暴走は止められない。とくに女性の場合、傷つけられた女のプライドを取り戻すためなら、脅迫のような陰湿な手段に出ることも珍しくない。

ただ、脅迫のみで済んだ今回のケースは不幸中の幸いだ。あの日野OL不倫放火殺人事件のように、実際に危害を加えてしまった例も存在する。

また、日本で起きる殺人事件の動機の上位には、常に「痴情のもつれ」がランクインしていることも忘れてはならない。

不倫の代償がもっとも高くつくのは、大切な家族の命を支払う時である。それを知らずに不倫を続けるなら、再び誰かの家に白い封筒が届くことになるかもしれない。

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