記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
突然、デリケートゾーンがかゆくなる、そんな症状で困ったことはありませんか?症状の多くの原因は、蒸れやおりもの、ナプキンなどによるかぶれや汗、乾燥などが原因で、深刻な病気ではないことがほとんどです。
しかし、かゆみと同時にフケがみられた場合など、ケジラミが関係していることがあります。

ケジラミが感染して起こるケジラミ症とはどのようなものなのでしょうか?今回は、デリケートゾーンのケジラミ症について医師に解説していただきました。

ケジラミ症の原因は?

ケジラミ症は吸血性の昆虫であるケジラミの感染で起こります。ケジラミは、成虫で約0.8~1.2mmほどの大きさです。アクロポリン汗腺の臭いを好むため、性器周辺に集まってきます。
ケジラミは手足で陰毛をつかみ寄生し、吸血を行います。爪を持っていて、 体全体は毛のような針で覆われており、かゆみが生じます。
性行為によって、陰毛どうしが直接接触し、感染することが多いです。また、肛門周囲の毛、わき毛、胸毛、太ももの毛などに寄生することもあります。

性行為の際の接触感染がほとんどですが、ケジラミをもったいる人の使った毛布やタオルなどを介して、間接的に感染することもあります。

ケジラミ症の症状は?

ケジラミ症の潜伏期間は1~2ヶ月くらいです。
感染し、潜伏期間を経てからだんだん激しいかゆみが起こります。このかゆみは、ケジラミへのアレルギー反応によるものです。
はじめは、軽いかゆみですが、ケジラミが増えてくると、それにしたがい徐々にかゆみが強くなっていきます。痛みがでることもあります。症状のでかたは個人差があり、感染して潜伏期間が少なくかゆみが強く感じやすい人もあれば、たくさんケジラミがいても、症状を感じない人もいます。

ケジラミは陰毛の根元で、小さなホクロやかさぶたのように見えます。1日中じっと静止していることが多いですが、ずっと観察すると動くのがわかります。 小さいため、感染初期では見つけるのが困難です。
血を吸っていないケジラミは、白く、フケのようにみえます。よって、フケがでていてかゆみがある、という時はケジラミ症になっているかもしれません。

婦人科や泌尿器科、皮膚科や性病科などに受診しましょう。

ケジラミ症の治療法、予防方法は?

ケジラミは、毛に住みつくため、陰毛をすべて剃毛すれば治りますが、完全に剃毛するのは困難なので、できるだけ剃毛し、ケジラミの寄生場所をフェノトリンパウダーやフェノトリンシャンプーで洗い落とし、殺虫することを繰り返して治療を行います。

せっかく治療をしても感染を繰り返さないように、感染後1~2ヶ月後に症状が出ることが多いため、1~2ヶ月前に性交渉のあったパートナーの検査も必要です。

≪近年増えている、性感染症あなたは大丈夫?≫
気づかぬうちに【性感染症】に感染しているかも!?チェックしてみる

【医師からのアドバイス】

ケジラミは、コンドームでは予防できません。予防するためには不特定多数の人との性行為は避けることも大切です。また、ケジラミと同時に他の性感染症に感染することも多いため、同時に検査を行うのが安心です。

(監修:Doctors Me 医師)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス