記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
赤ちゃんが成長するに連れて、その行動範囲も広がり、目を離したすきにケガをしてしまったり、ヒヤッとする行動をしていたりと、さまざまなことが起こりうるでしょう。そんな中で、よくあるものの1つに、転落があります。

今回は、赤ちゃんのいる家庭で起きやすい事故「転落」についてのお話を医師に聞いてきました。

赤ちゃんが転落! どう判断すればいい?

すぐに病院へ行くべきか、様子を見てよいかは、そのときの赤ちゃんの状況によります。外傷の有無だけで判断するのは不十分ですので、様子を見ながら、場合によっては病院で診察を受ける必要があることも、視野に入れておきましょう。

・外傷がない
・意識がはっきりしている
・いつも通り元気にしている
・手足をしっかりと動かすことができている

これらを確認し、大丈夫そうなら様子を見ましょう。

「すぐ病院へいった方がいい」サインになる4つの症状

継続して観察すべきポイントについてです。転落後、赤ちゃんに以下の症状が出ている、または出始めた場合は、病院で受診しましょう。

1. 意識障害
赤ちゃんの意識があるか、呼吸をしているかを確認しましょう。頭を打った衝撃で、意識障害を起こしている可能性もあります。意識障害を起こしている場合は、すぐに119番の救急要請をしましょう。

2. 外傷がある
赤ちゃんの頭から足の先まで傷がないかを確認しましょう。転落した場所に、おもちゃ等の障害物があった場合は、外傷の直接の原因となる可能性があります。出血の有無、打撲のあとを確認しましょう。

・出血している場合は、流血部位にタオルやガーゼなどを当て、圧迫して止血
・浅いかすり傷程度であれば、様子をみる

出血が長く続く場合や、傷が深い場合は、病院受診しましょう。

3. けいれん
赤ちゃんの身体の一部または全身にけいれんを起こしている場合は、意識障害と同じく、すぐに119番通報をし、病院に向かう必要があります。この症状は、転落して数日後に起こる可能性もあります。転落後、数日はしっかり様子を確認し続けましょう。

4. 嘔吐
転落して頭部を打った影響で、頭蓋内の圧力に影響があると、嘔吐の症状が出る場合があります。転落直後や、数日経過してから出る場合もありますので、症状の有無を観察していきましょう。

転落を防止する2つのポイント

転落を防止する事が、赤ちゃんにとっては一番いい事です。赤ちゃんが高いところから落ちることがないよう、ご家族で気をつけられることであれば、あらかじめ事故防止をしましょう。

1. ベッド周囲の環境整備
・ベッド柵の使用とロックの確認
・柵が赤ちゃんの成長に合っているのかを、日々確認
赤ちゃんは成長が早く、気づいたらベッド柵を越えられるようになっていた、という場合もあります。
・ベッド周囲に、硬い物やおもちゃをなるべく置かない
転落時、障害物が原因で受傷する場合もあります。

2. 高いところに登る事ができる環境をなるべく作らない
ソファー周囲に、箱などの、赤ちゃんがソファーに登るのを手助けするような物を設置しておかない事も大切です。赤ちゃんは、自身で登る事ができる事をとても楽しく感じ、危険を認識しないままに登ろうとします。親が観察していない状況では、その環境をなるべく作らない事が大切です。

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【医師からのアドバイス】

赤ちゃんの転落対策は、赤ちゃんの日々の成長とともにかわってきます。赤ちゃんの成長を見守りつつ、赤ちゃんにとっても安全を一番に考えた環境を作っていきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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