記事提供:カラパイア

一部訓練されたダイバーたちの間でサメに催眠術をかけるのが流行っているようだ。サメの鼻先を撫でると、ピタっとその動きが止まり、硬直状態になるという。

出典 YouTube

上記の映像はサメの生態を研究している南アフリカのダイバー、マイケル・ルツェンがバハマの海でサメに催眠術をかけている時のものだ。

マイケルはサメとボディーランゲージをしてコミュニケーションがとれる世界でも数少ないサメの理解者の1人である。

サメの鼻や口のまわりの毛穴の中には電気受容器が隠れている。通常サメはこの器官で周囲の微細な電磁場の変化を感知し、獲物の位置を定めている。

そこを手でやさしく触れると、サメは麻酔を打たれたように動けなくなるというのだが、素人が真似するのは危険だ。鼻先のまわりを触ろうとする前に手を噛まれてしまう可能性がある。よほどの信頼関係がないとこの術は使えないだろう。

実際マイケルの場合、サメのほうが、撫でて撫でてと寄ってくるほどに仲が良い。

おとなしく鼻先を撫でさせてくれるサメ。

まるで硬直状態に入ったかのように手の上でピーン!だ。

手を放すことで催眠術はとかれる。そのまま泳いで去っていくサメ。

サメに催眠術をかけるのには理由がある。サメをおとなしくさせ身体に付いた寄生虫を除去したり、時にサメの口にひっかかった釣り針を取り除く時にも有効なのだ。

遊泳性のサメはエラ呼吸をしている。エラは自分で動かせないので泳ぎながら海水から酸素を補給してる。泳ぐのをやめると酸素が補給できないので「止まると死ぬ」と言われている。

もちろん長時間一か所にとどまっていたら呼吸困難で死んでしまうが、この催眠術は訓練されたダイバーがサメの状態を把握したうえで、サメを傷つけることなく短時間で行っているので問題はないという。

出典 YouTube

ということで素人が手をだすと本人のみならずサメにも害を与えてしまうので、我々はサメの健やかな健康を祈りつつ、サメと触れ合えるダイバーたちにその望みを託すことにしよう。

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