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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
「乳児ぜんそく」は、まだ2歳に満たない赤ちゃんのぜんそくのこと。生まれて半年を過ぎたころからぜんそくにかかる赤ちゃんが出てくるといわれますが、最近では、ぜんそくにかかる年齢はどんどん低年齢化してきているといわれています。

今回は、乳児ぜんそくについて、医師に話を聞いてきました。

子どものぜんそくの症状と発症の時期

【症状】
呼吸音、特に息を吐いているときの音がゼイゼイしていたり、ヒューヒューしていたりといった「喘鳴(ぜんめい)」という症状があります。
この症状を一週間以上、間をあけて3回以上繰り返す、といったことが、診断のうえで大きな基準の1つになります。

【発症の時期】
乳児ぜんそく、小児ぜんそくを含む子どものぜんそくの特徴として、80%は、3歳くらいまでに発症するといわれています。反対に、5歳を超えて発病する患者はあまりいないと考えられています。

乳児ぜんそく、小児ぜんそくは年々増えている病気の一つであり、現在およそ子どもの100人に6人が乳児ぜんそく、小児ぜんそくだといわれています。
また、女の子より男の子がぜんそくにかかりやすいともいわれています。

乳児ぜんそくの原因

原因として、ぜんそくの70%は、何らかのアレルギーが関与しているといわれています。
・布団やカーペットの中のダニ
・動物の毛や糞
・花粉
・カビ
・ほこり など

日本では50年前に比べ、子どものぜんそく患者が6倍にもなっていることから
・建物を建築するときの材料
・大気汚染などの化学物質汚染
も原因ではないかといわれています。

あるいは反対に清潔志向が進み、幼いうちに様々な菌やカビなどにさらされる機会が減ってきていることも、発症の原因の1つではないかと考えられています。

乳児ぜんそく、再発予防のための4つのポイント

乳児ぜんそく自体は
・アレルギーの有無
・生まれ持った体質
・環境
などが複雑に関与しあって発症すると考えられており、完全に予防するということは非常に難しいことですが、再発しないように守るべきポイントはあります。

1.アレルゲンを避ける
もし子どもに乳児ぜんそくがあるということが判明したら、アレルゲンとなるものを避けることは必須です。

2.休養をとる
ぜんそく発作を起こさないために、睡眠時間など生活リズムに気を配り、多めに休養を取らせるようにしましょう。ぜんそくのない子ども以上に、無理は禁物です。

3.禁煙の環境
もちろん、どんな場合でも赤ちゃんや小さな子どもの周囲でタバコを吸うことはいけません。しかし、ぜんそくのある子どもの周囲では特に、絶対厳禁であるということを忘れないようにしましょう。可能であれば外食の際は分煙、あるいは禁煙のレストランを利用するようにしましょう。

4.運動の配慮
運動などもぜんそく発作を誘発することがあります。ただ、小さな子どもは、身体を動かすこともとても大切ですから、この点は主治医の先生とよく相談して、ぜんそくの程度や状態によって、適切な運動量や運動の種類を決めておくとよいでしょう。

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【医師からのアドバイス】

乳児ぜんそくを避けるためにも、自宅に赤ちゃんのいるかたは、布団干しやカーペットの掃除は念入りにしておきましょう。過剰に神経質になることはありませんが、大事な赤ちゃんのために最善は尽くしたいものです。

(監修:Doctors Me 医師)

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