日本では多くの場合、婚姻関係にある男女の間に子どもが生まれています。

しかし、最近では不妊に悩む夫婦、同性婚カップル、選択的シングルマザーなどが精子バンクなどから精子を提供してもらい、出産するケースもあるのです。

日本での精子バンクのルールはどんなものなのでしょうか?

こんな決まりがあります

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現在、日本では、大学病院と一部の民間病院において、AID(非配偶者間人工授精)が行われておりますが、既婚夫婦のみを対象とし、血液型以外の要素によるドナーの選択は許されておりません。

また、国内外の民間精子バンクを利用する場合でも、極めて高額な費用負担を強いられます。

出典 http://japan-reproductive-organization.net

基本的には、既婚夫婦のみが対象となっており、ドナーの選択にも縛りがありました。

つまり、ドナーを様々な条件から選びたい方、同性婚カップル、選択的シングルマザーの方は民間の精子バンク、もしくは個人で精子提供を行っているドナーの方から提供してもらうしかないのです。(費用については、無償のところから高額なところまで様々なので、本記事では言及を避けます)

では、精子バンクに登録できるのはどんな人なのか、見てみましょう。

精子ドナーになるための条件

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今回は条件と資格、精子提供による報酬まで明記されていた「日本精子バンク」での基準を紹介します。

精子ドナーになるには以下の条件をみたしている必要がございます。

・短期間海外に滞在することが可能な方(海外滞在にかかる費用、旅費などは弊社が負担いたします。)

・20歳~35歳の方

・健康な方

・喫煙されない方。(過去に喫煙歴のある方は、登録時にすでに禁煙されていなくてはなりません。)

・性病を含む感染症・遺伝疾患を持たない方

・薬物、アルコール等の依存症でない方

・精神安定剤の服用をしていない方

・医療検診等でクリニックへの通院(または通院のための滞在)が可能な方

・検診等のための海外への渡航が可能な方

注:実際の提供過程開始の際には、身体検査を受けて頂きます。

出典 http://japanspermbank.com

意外と細かい条件があるのです。しかし、依頼する方も元気な赤ちゃんを望んでいますから、可能な限り健康なドナーから提供してもらいたいと思うのは、親心として当然かもしれません。

次に報酬についてです。

精子提供で得られる報酬は?

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精液採取まで至ったドナーの方には採精された精子の質や数にかかわらず謝礼は全額支払われます。

ドナーの方への謝礼金は5万円~ となっております。

出典 http://japanspermbank.com

ドナーから精子を購入するわけではないので、精液採取をしたドナーには謝礼金として5万円以上が支払われると明記されていました。

次に、個人で精子提供を行っている人についても紹介します。

精子バンクという団体から提供を受けるのではなく、個人からとなると抵抗がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、提供する側としても提供後に養育費を請求されるなどのリスクがあることから、条件等について細かく明文化していらっしゃいました。

個人での精子提供条件

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原則的に相互に匿名、メールアドレスを接点にしてやり取りすることを基本にしています。

ただし、子供が20歳になった時に、お子さんが希望されればお会いします。お子さんに話す可能性がある場合は、その時まで接点を維持していただくようお願いします。

出典 http://stork-air.cocolog-nifty.com

個人提供の場合、基本的にお互いの名前は明かさないことが多いです。

ただし性病検査等の結果との整合性を図るために開示してもらう場合は、依頼側も開示することを条件としていることもあります。

選択的シングルマザー希望の方、女性同性愛カップルの方、GID(性同一性障害)カップルの方、男性不妊に悩まれているカップルの方等に提供しています。

既婚の方にはご主人の承諾を得ていることを前提に提供します。(ご主人に確認したりはしませんが)

出典 http://stork-air.cocolog-nifty.com

男性不妊の夫婦の場合は、当然旦那さんの承諾が必要ですが、提供側で細かく確認はしないようです。

性感染症の検査はいくらでも受けますが、生まれた子供の養育・家族との関係などは私は責任を負えないので、全て自己責任でお願いします。もちろん、私が親権を主張することはありませんし、逆に認知を求められてもしません。

なお、アフターケアとして、将来、子供たち同士が出合って結婚してしまう、また骨髄移植等で近親者の協力が必要となる場合を考え、できれば出産後に年1回程度、近況をお互いに報告していただくことをお願いしています(具体的には、誕生月に私からお祝いメールを送り、それに返信していただいています)。

出典 http://happy.ap.teacup.com

親権の請求、認知、養育費の支払いなどは一切行わないと明記されています。

そして提供後のアフターケアについては、精子提供を行っている限り起こり得るリスクでもあるので、納得ですね。

こうした個人での精子提供者の多くは、ボランティアで行っていることが多く、費用も実費や交通費のみという方が多かったです。

まだ日本では精子バンクによる妊娠・出産について、否定的な意見が多い傾向にありますが、海外ではどのように考えられているのでしょう?

中国・韓国では驚きの結果が!

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中国などでは、名門大学に通う男子学生がお小遣い稼ぎに精子バンクに登録し、彼らの精子が高値で取引されています。

そのため、精子バンクに対する考え方が日本とは大きく違っていました。

「精子バンクを利用してでも、優れた資質の子供を持ちたいか」との設問について、日本の大学生の94.2%が「思わない」と回答。うち79.3%は「全く思わない」だった。「思う」という肯定的な回答はわずか5.8%だった。

これに対し、韓国と中国では真逆の結果となった。韓国では「思う」と回答した大学生は81.7%(うち「強く思う」は52.8%)に上る一方、否定的な回答は18.3%と2割に満たなかった。中国でも60.1%(「強く思う」は38.4%)が肯定的に捉え、否定的な回答は39.9%にとどまった。

出典 http://www.sankei.com

中国と韓国では親子の血縁関係よりも、いかに優秀な遺伝子であるかを重視する傾向にありました。

日本では、優秀かどうかは置いておいて血縁関係を重視するので、真逆の結果が出たのではないかと思われます。

倫理的な問題や、家族観によって生殖医療に対しては様々な意見がありますが、一番は産みたい、子どもが欲しいと考える人の選択肢を増やすことと、生まれたお子さんの健やかな成長をサポートする仕組みではないでしょうか。

まだまだ日本ではオープンにしづらい精子バンクですが、今後ルール作りが進んでいくと良いですね。

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動物が大好き。会社員であり、流浪のライターとしても活動。
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