世代別シェアハウスを知っていますか?

かつては、たくさんの家族と共に過ごした家に今は自分1人という人が増えています。
自分のパートナーも亡くなり、子どもたちも独立。
大きな家で1人で暮らしていたおじいさんが経験したシェアハウスの話をしようと思います。

上京してくるとある青年と・・・

大学受験をするも結果が出ずに、浪人生活を送ることになった青年。
自分が目標とする大学がある東京に身を置いて、浪人生活を送りたい。

けれど、予備校にかかる費用だけしか準備できません。
そんな時、この浪人生の青年と大きな家で1人暮らしのおじいさんが共に暮らす
「世代別シェアハウス」
がはじまりました。

おじいさんの家に住まわせてもらい、支払うのは食費や光熱費、月に2万円のみです。
この条件なら、希望通り東京で浪人生活を送れると青年は東京へやってきました。

まったく知らない者同士・・・シェアハウスのイメージは年齢がだいたい同じというものです。
おじいさんの孫より若い青年とのシェアハウスは今までに例がありませんでした。

やっぱり最初は悪戦苦闘。
お互いの考え方やジェネレーションギャップに悩まされます。

遅くなっても帰宅しない青年に・・・

ある日、青年から
「今日は遅くなります」
そうおじいさんの携帯にメールがありました。

おじいさんは心配で、青年が帰って来るまで起きて待っていました。
すると時間は終電の時間を越え、何か悪いことに巻き込まれたのではないかと不安にかられました。

青年は無事に帰宅したのですが、青年は遅くなるとメールしてそれで大丈夫だと思っていました。
しかし、自分を心配し待っていてくれたおじいさんの気持ちに心打たれ、その日から帰りは早くすべきと決めました。

おじいさんから青年への初めてのプレゼントとは・・・?

話し合ってみるとお互いに掃除が苦手だとわかり、おじいさんは青年にモップスリッパをプレゼントします。
「これなら、歩くだけでキレイになるし、一緒に履こう」
2人はペアのモップスリッパを愛用し続けました。

基本的に家事はおじいさんがすると言いました。
けれど、青年の方から提案がありルールを2人で作りました。

まず、週に1度は青年が料理をする。
青年は今まで料理の経験がなく、おじいさんが丁寧に教えて2人で作ります。
あと、洗濯物は毎日自分が干すということ。
青年は
「毎日母さんがこうして洗濯物を干していたんですね、大変です」
と今まで感じなかった本音をもらしていました。

おじいさんは、自分だけの食事だと作る気さえも起きなくなっていました。
青年が
「美味しい!」
そう言ってくれると料理を作ることが楽しいと笑顔が語っていました。

スーパーへ2人で出かける!!

スーパーへ食料品を2人で買い出しに行きます。
それはおじいさんでは見つけられない、お得な商品を青年が見つけることが上手いからです。
「こっちの方が安いよ!」
商品を持っておじいさんに駆け寄る青年。
2人は笑顔で
「得したね!」
と会話を交わします。

こうして、2人で行動を共にすることで2人の絆はより深まっているように見えました。

2人の絆を深める時間とは・・・?

実は、青年が進学したい大学は音楽関係の大学です。
そして、おじいさんの趣味はコーラス。

少しでもおじいさんの役に立ちたいと、青年がピアノを弾きおじいさんのコーラスの先生となるレッスンの時間をもうけました。

音楽関係の大学を目指しているだけあって、ピアノの奏で方も素晴らしく、ピアノの横で一生懸命に歌うおじいさん。

「ここは、もうちょっと強めに」
などアドバイス。
するとおじいさんも
「なるほどな~」

この光景は2人の趣味や好きな物が一致し、お互いを高めることができていると感じました。
年齢の離れた2人が先生と生徒になる時間はとても貴重です。

青年は無事合格!!

おじいさんとの1年のシェアハウス生活を送り、青年は見事大学に合格しました。

共に生活をしてきたおじいさんは、自分の家族を招いて青年の合格パーティーをひらきました。
そこで、少しだけどそう言って青年に合格祝いを渡しました。

大学の近くで浪人生活を送りたいそう思って始めたシェアハウス。
青年はこのおじいさんとの生活でしか得られないことをたくさん知ったと語りました。

おじいさんが毎日自分に作ってくれる料理や身の回りの世話、そして心配をしてくれる心。
青年が1人で浪人生活を送っていたら、1つも得ることができなかった・・・。
おじいさんとの生活があり、人を思いやる大切さを身をもって知りました。

青年とおじいさんとの世代別シェアハウスは、青年の合格をもって終わりを迎えます。

おじいさんは、毎日1人でご飯を食べることほど孤独なものはなかった、青年がいてくれたから輝いた1年を送ることができたと振り返っています。

そして、これからも世代別シェアハウスを行っていきたいと語っていました。

単純に年齢が近い人同士のシェアハウスでも、すんなり上手くいくケースは少ないのではないでしょうか?

このおじいさんと青年のように、相手のことを大切に思いやってこそ一緒に住んでお互いにとってプラスに生じるんだと思います。

もちろん、性格が合うことが前提ですが、積極的にこうした1人暮らしのお年寄りと上京したいと考える若者が一緒に住む世代別シェアハウスがどんどん実施されることで、孤独な老人が1人でも減るといいなと感じます。

明芽メールマガジン
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