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マミーブレインは、出産後の女性が忘れっぽくなったり、考える力が一時的に弱くなる現象のこと。注意力が散漫になったりすることも、マミーブレインの症状の一つとされています。

出産経験があったり、出産後の女性が身近にいたことがあれば、どんな状態かイメージできるかもしれませんね。今回はこのマミーブレインについて、医師に話を聞いてきました。

出産後の、ホルモンバランスの変化

妊娠、出産は精神的、肉体的に非常に女性に大きな負担がかかるばかりでなく、産後はホルモンのバランスが急激に変化し、うつ状態になったりイライラしやすくなることも知られています。それに加えて、新生児の赤ちゃんの子育ては気も使いますし、夜も授乳や、泣いているのをあやすために何度も起きなくてはならず、本当に大変なものです。

そういったことで疲労が極限に達し、物事に集中できなくなったり、忘れっぽくなったりするのは、当然のことともいえます。

出産半年後には、元に戻る?

妊娠期間中に女性の脳は5%前後減少するとされていて、マミーブレインの論理的な裏付けの1つと考えられています。しかし、出産後半年くらいで脳の萎縮は完全に元の状態に戻り、むしろ重要な機能をつかさどる部分はサイズが大きくなるといわれています。

また、ストレスや恐怖感に耐性が付き、記憶力までよくなるという研究結果もあるようです。これは、産後、赤ちゃんに接することや授乳などを通じて分泌される「オキシトシン」というホルモンが影響しているためだと考えられています。

脳の変化とホルモンのサポート

独身の頃はどことなく頼りなかった女性が、母になって急に家事、育児、仕事をこなすスーパーママに変化した、というケースもあります。これは、母になった責任感や必要に迫られて、という理由もあるのでしょうが、実際に脳の容積の変化やホルモンの作用などによってサポートされての変化なのかもしれません。

最新の研究では、集中力の減少や思考力の低下といったマミーブレインの存在そのものを否定するような結果が出ているものもあり、産後早い職場復帰を控えていたりして、マミーブレインによる能力の低下に不安を感じている女性を勇気づけています。

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【医師からのアドバイス】

妊娠、出産は長い目で見て、決して女性の能力を低下させるものではありません。「母は強し」という言葉もあるように、むしろ物事の処理速度や同時にいくつものことを並行して行う能力など、子育てを通じてつちかう能力も多いもの。ポジティブにとらえていきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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