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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
レストランで、結婚式の招待状で…食物アレルギーへ配慮するシチュエーションに最近よく出会います。

昔はそんなに聞かなかった気がする食物アレルギーも、身近になっているのはないでしょうか。中でも多いものが「卵アレルギー」です。自分の周りでは聞きなれない方も、いつかのために知っておきたい素朴な疑問を医師に聞きました。

最近「食物アレルギー」について尋ねられる機会が増えた気がします。
食物アレルギーで代表的なものが卵アレルギーです。

今回は卵アレルギーについて、医師に聞きました。

Q.卵アレルギーとは、どういうことでしょうか?

一般的に卵アレルギーという場合、鶏卵や鶏卵が含まれる飲食物が身体の中に入ることで引き起こされるアレルギーです。

アレルギーとは本来害のないものに対して、人間の免疫機構が過剰に働くことにより様々な反応を起こすものを指します。

卵アレルギーは食物アレルギーの中でも最も頻度が高いことが知られています。
特に、赤ちゃんは卵白に含まれる成分が、アレルギーの原因になることが多いようです。

Q.症状としてはどのようなことが現れますか?

卵アレルギー症状は以下のようなものが挙げられます。
・蕁麻疹や湿疹
・かゆみが出る
・肌が赤くなる
・下痢
・おう吐

また、症状が重い場合には命を救うために一刻を争う状態を起こします。
・呼吸ができなくなる
・血圧が下がる
・意識障害を起こす
・アナフィラキシーショックを引き起こす

このような症状が出た場合には救急車を呼ぶなど、迅速な対応を行う必要があります。

Q.卵アレルギーが出た場合、どのようなことに気をつけたらいいでしょうか?

もし、卵アレルギーが出た場合、本人の状態に合わせて卵の除去食を用意する必要があります。

赤ちゃんの場合、離乳食やおやつから卵本体を除去します。
お子さんが母乳を飲んでいる場合は、お母さんも食べるものを気を付ける必要があります。

また、薬やワクチンに卵の成分が入っていることがあります。
リゾチームというよくお薬に含まれる成分や、インフルエンザワクチンなどにも卵アレルギーの反応が出る場合がありますので気を付けましょう。

Q.調理方法によって卵アレルギーでも卵を食べることができるのでしょうか?

卵アレルギーがある場合、患者さんによって症状の現れ方は異なります。

調理方法については、一般的に以下のような傾向があります。
・卵黄より、卵白のほうが症状が出やすい
・生卵よりは、加熱調理したほうが症状が出にくい

ただ、もちろん個人差があります。
卵のどの部分であっても、どんな食べ方をしても重い症状が出る場合はあります。アレルギーがある場合は十分な注意が必要です。

Q.卵アレルギーは何科を受診すればいいでしょうか?

基本的に、お子さんの場合であれば小児科、大人であれば内科を受診します。
症状が強く出ている部分によって、皮膚科や眼科、耳鼻科といった選択肢もあるでしょう。

いずれの場合も、できればアレルギーに詳しいアレルギー専門医のいる医療機関が好ましいです。

病院での対応は、以下のようにおこなわれます。
・まずアレルギーの検査をして原因を特定する
・除去食の指導
・必要に応じてお薬などによる治療

ただし、対応や治療方法もアレルギーの度合いや本人の体調などによって異なります。

Q.卵アレルギーの場合、鶏卵でも魚卵でもアレルギー反応が出ますか?

「卵アレルギー」というと一般的に鶏卵のアレルギーを指します。

鶏卵のアレルギーの方の約半数がウズラの卵にも反応が出るといわれています。

たらこやいくらなどの魚卵は、鶏卵にアレルギーがあっても食べられる場合もあります。一方で魚卵も単独でもアレルギーの原因となることが比較的多いものです。食べるときには注意したほうがいいですね。

最後に医師からアドバイス

卵アレルギーは、非常によくあるアレルギーです。
子どものころに発症しても、比較的大きくなっていく過程で治っていくことのあるアレルギーでもあります。

ただ、症状が非常に重いこともあります。アレルギーがある場合は、軽く見ずに注意することが必要です。


(監修:Doctors Me 医師)

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