フランスはエイプリルフール発祥の地とも言われています。
そんなフランスではエイプリルフールのことをPiosson d'avrilといい、『魚の絵を書いた紙をこっそり人の背中に貼って笑う』というのが一般的な習慣となっています。

その昔、ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたが1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。これに反発した人々が、4月1日を「嘘の新年」とし、馬鹿騒ぎをはじめた。

出典 https://ja.wikipedia.org

フランスではエイプリルフールの4月1日に、同僚や友達同士で嘘をつきあったり、いたずらをしあったりして、「Poisson d'avril」と叫びます!
子供たちは魚の絵を描き、それを切り取って仲間の背中にこっそり貼って、その人が魚の絵に気づくとからかいます。

出典 http://www.france-jp.net

パリの交通局が行うエイプリルフール

今年のエイプリルフール、パリの地下を走っているメトロの会社RATPがパリ市内にある13の駅の名前をユニークに変えてしまいました。

文字を入れ替えるいたずら

旅行に行った方は必ず通ったことがあるはずの”Opera”の駅。
”O”と”a”を入れ替えて”Apero”になっています。
フランスでは夕飯の前にちょっと一杯アルコールとスナックを楽しむ時間があります。
それが”Apero”です。

時事ネタにユーモアを

Anvers”はベルギーの都市の名前ですが、最近のいろいろな事件を表してか、駅名がひっくり返ってしまっています。

時代変遷を取り入れて

11号線のもともとは”Telegraphe”という駅。
昔の通信手段だった電信機を意味する駅です。

SNSが発達した現代に合わせて”#TWEET”駅に改名されています。

フランス人なりのリスペクト

"PARMENTIER"という駅。
Antoine Parmentierという人物が由来の駅です。

アントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエ(Antoine-Augustin Parmentier、1737年8月12日 – 1813年12月13日)はフランスの薬剤師、農学者、栄養学者である。フランスやヨーロッパでのジャガイモの食用の普及や種痘接種の実施の推進で知られる。

出典 https://ja.wikipedia.org

パルマンティエ氏とジャガイモが切り離せない関係として駅名を”POMME DE TERRE”ジャガイモにされてしまいました。

フランス人は夏が好き

貯水槽を意味する”Chateau d'Eau”の駅。
フランス語で水の『Eau』があるものに変えられました。

Chateu de sable”水をフランス語で砂の『sable』に。
毎年夏季になるとセーヌ河沿いで開催されているパリ・プラージュからの要請で、砂に変更した、という理由付けまでされています。

市民のおかれた現実は…

そんなRATPも昨日はストライキを敢行していたんです。
走る電車の本数が減り、ホームには沢山の人が待っている姿が…。
ストライキで仕事をしないことはあっても、エイプリルフールの仕込みはやっていたと思うとフランス人らしいな、と思ってしまいます。

一市民としてはエイプリルフールでみんなを楽しませてくれるように、メトロ内のスリや物乞い、無賃乗車等絶えない現実にも対応してもらえることを切に願うばかりです。

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