2016年3月31日にTV放送された‘事件をリアルタイムで体感!実録!九死に一生SP‘にて”心臓が停止する『心臓震とう』”という実際の事故のことが放送された。

周囲の人たちに正しい知識がなければ、わずか3分で死んでしまう。だが、正しい判断と処置ができる人がいれば、救える命。

2000年 中学生、野球練習中の死亡事故

中学2年生のお子さんが、2000年春、地域の野球チームの練習中に硬球が胸に当たり、ばったりと倒れた。

すぐに救急車で近くの病院に運ばれたが、助からなかった。死因は「病死」とされた。父親は「強烈な打球が当たって亡くなった。病死じゃない。」と憤慨した。

出典 http://blogs.yahoo.co.jp

後にこの父親が、「心臓震とうから子供を救う会」を設立。

2002年 小学生、キャッチボール中のボールが当たって死亡事故

2002年4月、宮城県大河原町の公園で、キャッチボールをしていた小学生のゴムボールが、近くの別の大河原南小学校の5年生Cの胸に当たったとされている。

小学生Cは、意識不明となり、大河原町の病院に運ばれたが、4時間後に死亡となった。(中略)死因は心臓振とう(→心臓震とう)。

出典 http://seesaawiki.jp

この時は心臓震とうに対しての知識が殆どなく、ボールを投げた相手の親との間で訴訟にまで発展、世間でも様々な議論が起きた。

2005年に死因は心臓震とうだったとようやく認定された。

2004年 中学生、野球の試合中での死亡事故

2004年8月、ある中学校の野球の試合中、みぞおちに打球があたり心臓震とうを起こした生徒がいました。

しかし、通報を受けた消防署はボールによるけがだと思い、AED無搭載の救急車が到着しました。その生徒は一度は心臓の鼓動が戻りましたが、意識は戻らずそのまま亡くなりました。

両親も含め、大勢が観戦するなかでの事故でした。

出典 http://lovelyteam.net

AEDがあれば、助かったかもしれない命だった。

2005年 高校生、命は助かったが脳に機能障害が残った事故

2005年6月、愛知県のある高校で心臓震とうを起こし、CPRが実施されました。この高校にはAEDがあったのですが、保健室にしまわれていて、使い方を知る先生は日曜日でいませんでした。

救急隊が到着して除細動を行ったところ、心臓の鼓動は戻りましたが意識が戻らず、今彼は少し表情が出せるまで回復しましたが手足を動かすことは出来ません。心臓が停止してしまったことによる脳の機能障害が残りました。

出典 http://lovelyteam.net

AEDはあったのに、使い方を知る人が誰もいなかったことが原因で障害が残ってしまった。AEDを正しく使っていれば、脳の機能障害は残らなかったかもしれない。

心臓震とう詳細

心臓震盪は、健康な人でも、特に子どもや若年層の人ならばだれでも起こり得る可能性があり、心臓の真上に何らかの外力が加わったことにより起こる心停止です。

厳密には心室細動という不整脈が起こっている状態で、心臓が細かくケイレンし、十分な血液を脳や全身に送ることが出来なくなっている状態です。心室細動が起こった場合、速やかに心肺蘇生を行い、AEDによる電気ショックを行わなければ救命できません。(中略)アメリカでは心臓震盪は1990年代後半から注目されており、野球、サッカーなどの球技やラグビーなどのコンタクトスポーツで起こることが報告されています。

なかでも野球中の発生が多いのですが、先ほどのピッチャーが打球を胸に受けた場合のほか、素振りのバットが当たった、キャッチボールのボールが当たったなど、状況はさまざまで、ほかに躾やケンカなどの際、肘や膝が胸に当たって起こったことも報告されています。 

心臓震盪は、衝撃が当たる場所、当たる強さ、当たるタイミングの3つの条件が揃わなければ起こりません。まず、当たる場所は心臓の真上です。強さは強くすぎても弱すぎても起こらず、傷が残らない程度の衝撃でも起こる場合があります。心臓震盪が起こるタイミングは解明されており、心電図のある決まったときに衝撃を受けると発生することがわかっています。

逆に言えば、これらが揃えば、誰にでも起こる可能性があるということです。 また心臓震盪が子どもや若年者に多い理由は、肋骨などが柔らかく、受けた衝撃が心臓に伝わりやすいからと考えられています。

そのため、健康な子どもや若年者が胸の真ん中に何らかの外力が加わった後、虚脱状態となり倒れたのに遭遇した場合は心臓震盪の可能性を念頭に置き、反応と正常な呼吸が無ければ119番通報とAEDの手配を頼み、直ちに心肺蘇生法を開始しなければいけません。 

心室細動の唯一の治療は、AEDなどによる電気ショックですが、AEDの到着まで何もしないでほおって置くと、次第に心室細動から心静止と呼ばれる、完全に心臓が停止した状態となり、ますます救命が困難な状態へ移行します。

胸骨圧迫と人工呼吸とからなる心肺蘇生法は心室細動の状態を何もしないよりも長時間維持するので、AEDの使い方とともに非常に重要なものですので、心肺蘇生法とAEDをまとめて、一次救命処置(BLS)といいます。

出典 https://www.city.kishiwada.osaka.jp

岸和田市のホームページより

心臓震とうについての知識とAED、心肺蘇生法がすぐにできれば助かる

スポーツなどで胸部への衝撃を受けて倒れた場合→頭をうっていない=心停止の可能性あり→呼吸を確認する。3分以内に心停止に気づかないことが死につながる。

死戦期呼吸(心停止直後に起きるしゃくりあげるような呼吸)がみられることがある。

救急車をすぐに呼び、その間AED(スマホでどこにあるかわかる)と心肺蘇生法をする。

学校や地域社会でのAEDと心肺蘇生法の訓練を

アメリカでは心肺蘇生法を学校などで教えたりする。社会人も、積極的に学ぼうとする。AEDがあっても、救急隊が到着するまで、心肺蘇生法をやらなければ繋げられない命がある。

もっと日本でも学校や社会で心配蘇生法を伝達することが大切だと強く感じる。

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