記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
ドーパミンという言葉がDoctors Meでもよく見られます。
むずむず脚症候群の原因はドーパミンの減少によるものと言われたり、幸せ物質という異名で語られることもありますが、一体ドーパミンとはどういうものなんでしょうか。

今回は『ドーパミン』について、医師に聞きました。

Q.ドーパミンとは、どのような物質でしょうか。どんな働きをするのでしょうか。

ドーパミンとは脳の中で神経と神経との間を繋ぐ物質の1つです。

脳の中で、神経はそれぞれ直接に繋がっていません。
ドーパミンが神経から分泌されることによって、信号が次の神経に伝わっていきます。

ドーパミンは脳の中の信号を伝達する物質として人間のやる気やモチベーションに影響を与えます。学習を強化するためにも必要な物質です。

また快感を増幅する働きもあります。
止めたくても止められなくなる精神依存を起こすことがあります。

Q.ドーパミンが多すぎると、どのようなことが起こるでしょうか。

ドーパミンは脳の中の信号を伝達する物質です。

とはいえ、ドーパミンが多すぎると影響が出ます。
・いろいろなことに過剰に反応してしまう。
・幻覚を見るようになる
・会話や行動をコントロールできなくなる。
・無意識で不必要な行動を繰り返すようになる。

このようにドーパミンの分泌が多い場合は、その動きを抑制するようにします。

ドーパミンは以下のような行動で増えると知られています。
・過剰な刺激
・タバコ、カフェイン、スパイスの摂取

ドーパミンが多く分泌されているときは、これらの行動は控えるようにします。
ストレスを避けてリラックスし、夜更かしをせずに規則正しい生活をすることも大切です。

また、セロトニンというドーパミンと拮抗する働きのある物質もあります。
日中に日光を浴びることなど、セロトニンの分泌を増やすことも、ドーパミンの過剰な分泌に効果的な行動です。

Q.ドーパミンが少なすぎると、どのようなことが起こるでしょうか。

反対にドーパミンの分泌が少なすぎても身体に影響が出ます。

・やる気や集中力がなくなる。
・物覚えが悪くなる。
・忘れっぽくなる。
・反応が鈍くなる。
・集中力や注意力が失われて無気力になる。

ほかにも、次第に人と交わるのも嫌になってきます
身体が動かしにくくなってすくんだり、震えたり、運動能力が落ちたりすることもあります。

ドーパミンの分泌が少ない場合はストレスを解消して好きなことをするといいです。
娯楽などを積極的におこない、よく笑うようにしたり、適度な運動を行うことでドーパミンの分泌量の減少を防ぐことができると言われています。

ドーパミンの分泌が少なそうだからと先ほどお伝えしましたカフェインの摂取などをおこなってもいいのですが、この方法ではドーパミンのバランスを余計に崩してしまう恐れがあります。おすすめはできません。

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最後に医師からアドバイス

加齢によってもある程度ドーパミンは減少します。物忘れや、積極性の欠如、動きがゆっくりになることを加齢によるといって諦めてしまうのではなく、普段からお話した点に気をつけて日々を過ごすようにすれば、加齢による変化を遅らせることができます。

なお、パーキンソン病のように病気によってドーパミンの分泌が減ってしまうことがあります。

脳の中の物質も、大切な身体のはたらきです。まずは自分の生活を見直すことからですが、自分で行動の制御ができないと感じた場合は専門機関に相談するといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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