記事提供:ALICEY

女性の魅力を最大限に引き出すアイテムが日々生み出されているファッション業界。その中には、使う人を思い、一つひとつ丁寧に商品を作り上げている職人さんたちがいます。

今注目の新鋭靴職人・篠原すみれさん!完全オーダーメイドの靴を取り扱う「The Shoe Work Shop」で、師匠の末光宏さんのもと腕を磨きながら、自身のブランド「SUMIRE」を展開。

フルーツをモチーフにした「フルーツパンプス」で話題を集めています。

新たなファッションの魅力的を創り出す靴職人・篠原さんにお話を伺いました!

■リケジョから靴職人へ

左から、リンゴ、スイカ、キウイモチーフのパンプス。

──職人と言うと、どこか武骨なイメージがある世界。篠原さんはなぜ靴職人の道を志したのですか?

「もともと、1つの道を極めている人ってかっこ良いなという思いがあったんですよね。大学では生命化学を専攻していて、今とは関係のないことを学んでいました。

いざ就活を迎えた時に、本当にやりたいことって何なんだろうと思って。自分の人生を振り返って、好きだったものを書き出していったんです。そしていろいろな要素を寄せ集めた結果、『靴作り』に辿り着きました。

ちょうどそんな時、父から『浅草に靴の工房が集まっている』という話を聞き、実際に工房に足を運んで、話を聴いてみることにしたんです。そして今の師匠と出会いました。

そこで『手先が器用だったら、ちょっとやってみる?』って言っていただいて。

びっくりですよね(笑)。簡単な作業なのですが、初めて実際に靴の製作に携わりました。それから、何度か通っているうちに弟子入りさせてもらいました。本当に師匠には感謝しています」

■フルーツパンプス誕生のきっかけは、靴の「かわ」

──フルーツパンプスはどのような経緯で誕生したんですか?

「工房で作業している時に、ある革の質感が『キウイ』みたいだなって感じたんです。

そのことをきっかけにこれは『リンゴ』みたいとか、横断歩道の模様を見て、ストライプの靴を作って『スイカ』に見立てたら面白い…など、日々考えるようになりました。

実際に公の場に出したのは、2014年に銀座で行われた『百靴繚乱2014 女性靴職人展』ですね。ひょんなことから私も参加させていただけることになって、急遽今まで温めていたアイディアを実現化することになったんです。

その時に作ったのがキウイとリンゴとスイカの3足ですね。

そして、その展示会で、百貨店『そごう』の方に声をかけていただいて、そごう横浜店で行われているクリエイターズフェアには2015年から続けて出店させていただいています」

──フルーツパンプスを実現化するにあたって、こだわった点は?

「内側と外側、つまり皮の部分と果実の断面の部分の違いが、このシリーズのコンセプトです。あとは、日常的に誰でも履けるようなものになるように心掛けています。

靴は日用品なので。シンプルなものに、デザインをちょっとプラスするようなイメージです」

あくまで履くことを前提にデザインするという篠原さん。3足から始まったフルーツパンプスは、現在では約20種類。22~25cmまで0.5cm刻みで7サイズを展開しています。

■靴作りは飽きることのない世界

──靴を作る職業、というのは周囲でも珍しい存在だと思うのですが、ご友人と比べて、何か違いを感じたことはありますか?

「特別に違いを感じたことはあんまりないですね。ただ、覚えることは本当に多いです。

知ろうと思えば知識は無限にあるし、人それぞれ足の形は違うから、ぴったり合う靴を作ることはすごく難しいことだし。本当は『職人』なんて言える立場じゃなくて、日々学ぶことばかりなんです。

いつになったら職人と言えるのか、満足する時は来るのか。と思う反面、飽きることのない世界だろうな、とは感じます」

フルーツパンプス以外にも、イヤリングやバッグも制作している篠原さん。バッグの内側は、もちろん断面部分のデザイン!

師匠の末光さんはイギリスの靴学校で技術を学んだ、腕利きの靴職人。

──3月にはまた受注会に参加されるそうですね。抱負をお願いします!

「お客様と直接お話ができるのは、とても刺激になります。会話の中で生まれるアイディアもあったり、商品を見て笑顔になってくださったり、お買い求めいただくことで『自分のアイディアは間違ってなかったのかな』って安心できたり。

靴の作り手に話を聞くという機会はほとんどないと思うので、ぜひ気軽に遊びに来てください!あとは実際に靴に足を入れてほしいと思います」

現在、そごう横浜店では「SHOES & FASHION ZAKKA 15 BRANDS 11th CREATORS FAIR」を開催。

篠原さんも店頭に立たれていて、実際にフルーツパンプスを履くこともできるそうです。

さらには、そごう川口店のクリエイターイベント「モノフェス アクト」にも参加予定!ゴールのない靴作りの道を探究し続ける篠原さんが、心を込めて作るフルーツパンプス。気になる人はぜひ横浜に足を運んでみてね!

<イベント情報>
SHOES & FASHION ZAKKA 15BRANDS 11th CREATORS FAIR Part2
日程:3月15日(火)~3月21日(月)
会場:神奈川県横浜市西区高島2‐18‐1そごう横浜店地下1階
TEL:045‐465‐2111
営業時間:10時〜20時(ダイニングパーク横浜=11時~23時)

モノフェス アクト
日程:3月22日(火)~3月28日(月)
会場:埼玉県川口市栄町3‐5‐1 そごう川口店9階催事場
TEL:048‐258‐2111
営業時間:10時~20時(10階名店食堂街=11時~22時)

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