出典Spotlight編集部

昨年は月9をはじめ、ドラマだけでも7作品に出演した俳優・高橋一生さん。目立った役柄でなくとも、その確かな演技力と、爽やかなルックスから今最も注目されている俳優と言っても過言ではありません。

そして、同じく昨年放送されたテレビ朝日系ドラマ『民王』では、遠藤憲一さん扮する総理大臣の秘書・貝原を好演。頭脳明晰で真面目な性格ながら、女性にはめっぽう弱いというどこか愛らしいキャラクターが評判を呼び、第1回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」助演男優賞、そして「ザテレビジョン」が行うドラマアカデミー賞においても最優秀助演男優賞を獲得。

今回、4月22日に放送を控える『民王スピンオフ~恋する総裁選~』で、主演を務める高橋さんにSpotlight編集部がインタビュー。ある時は引っ越し屋、ある時は総理秘書役など、様々な役を演じる上で意識していることを聞いてきました。最後には初恋のエピソードも…!

「役作りはしない」

――ドラマ『民王』が、ギャラクシー賞(日本の放送文化に貢献した優秀な番組に贈られる賞)を受賞するなど、かなり評判を集めていますね。

嬉しいですね。周りのプロデューサーさんやスタッフさん、友人たちからも評判がいいという声を聞いて反響が大きいことは肌で感じていました。

――SNSも盛り上がっており、若い世代の女性たちからは貝原を「可愛い」と言う声が多く挙がっています。

ありがたいことです。そのうち言われたくなったとしても言われなくなると思うので。「可愛い」と言われているうちは「可愛い」と思ってもらって、今はそれを楽しみたいと思っています(笑)。

――貝原は無表情でクールなキャラでありながら、時々さらりと入れる毒舌が特徴的ですが、自分に似ていると思う部分はありましたか?

似ているところはあると思いますが、演じる役は全て自分だと思っています。基本僕は役作りをしないんです。じゃないと自分を納得させることが出来ないし、役として存在する実感が沸かない。全く別の人をやろうとすると、自分の内面から出していくしかないと思っています。

――これまで多数の役を演じられてきて「カメレオン俳優」とも言われる高橋さんですが、自分自身“多面性”みたいなものはあると思いますか?

人間って球体のように多面的なものだと思っていて。例えばこの後、この(インタビュアー含めた)メンバーで飲みに行ったら、絶対「人」が変わります(笑)。それを「キャラクター」と言ってしまうと表裏がありそうですが、それほど人間って自己の存在が曖昧なんだなと思っています。

――『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で演じられていた引っ越し屋の役では、実際に働いている人が「こんな人よくいる!」と言っていました。

それは本当にありがたいです。それもリサーチしたわけではなくて、日々生活している中で、イメージが頭に焼き付いているんだと思います。

今一番注目している俳優とは

出典Spotlight編集部

――高橋さんは子役時代も含めると長い俳優歴だと思うのですが、昨年から一気に出演作が増えてきた印象があります。ご自身でその理由をどう分析していますか?

お話をくださる方たちの、僕に対する想像力が増えてきたんじゃないかと思います。自分が演じてきた役がベースとなって「こいつにこれをやらせてみよう」と、可能性を感じてくれるようになったのかなと。

――そんな高橋さんが今注目している俳優さんはいらっしゃいますか?

みんなが注目してると思うんですけど、菅田将暉くんですね。

――『民王』でも共演していらっしゃいますね。

彼って全然躊躇しないんですよ。僕はどの場面にどのくらいの声のボリュームで入って行こうか計算しがちなんですけど、彼はまず体当たりして、自分のクリアランスを確保していく。あんなに芝居のことを熱く考えている人なんて、上の人でも同世代でもなかなかいないと思っています。

――なるほど。高橋さんはこれまでは脇を固めることが多かったのですが、今回のスピンオフでは主演を務めていますね。いつもと違い緊張などありましたか?

貝原のままやらせてもらったので緊張はなかったです。先ほどにも触れましたが、自分の性格は周りに作られているので、今回周りのメンバーが違うことで今までの貝原とは違う一面が見えるかもしれません。

――上の立場の人にも毒づく貝原ですが、演じていて先輩俳優と意識して物怖じしたりしませんか?

そうですね、意識したらきっとご飯食べられなくなっちゃいます(笑)。

「一日一食生活」を10年以上

出典Spotlight編集部

――それで思い出したのですが、以前テレビで一日一食と仰っていましたね。

はい、今もです。もう13~4年ぐらいそうなんです。

――ちなみにその「一食」は何を食べるんですか?

好きなものです。最近では蒸し野菜をよく食べています。友達から誕生日プレゼントで「蒸し器」をもらったんですが、それでどれだけブロッコリーを食べたかわからない(笑)。そのせいか、ここ最近は白米も食べなくなりました。ほとんど外では食べないんです。

――自分から友達をご飯に誘ったりはしないんですか?

いや全然。だからどんどん友達がいなくなってる気がします(笑)。

高橋さんの初恋には苦い思い出が…

出典Spotlight編集部

――ちなみに今回『民王』のスピンオフでは、貝原の初恋の話が出てくるそうなんですが、高橋さんの初恋のエピソードを伺ってもいいですか。

僕の初恋ですか(笑)?小学校4年生位の時で…これ、名前は伏せて欲しいんですけどA子ちゃんという子で、その時小生意気にも付き合ってたんです。映画を見に行くとか可愛らしい感じで。でも最後は喧嘩しちゃって…。

――いったい何があったんですか?

ここに名前を出せない理由があるんですが…ある時、近い距離で話をしてたら、ヒゲが生えてたのを発見して。それが産毛っていうレベルではなくて、豊臣秀吉の肖像画のようにちょっと濃いめに入ってたんです。

その子の女性像が崩れちゃうから「これはいけない」と思って、学習指導室という誰も使ってない部屋に連れていって、素直に「ヒゲが生えているから剃ったほうがいいよ」と教えてあげたら、思いっきり張り手が飛んできて(笑)。僕は人前で言われたらショックだろうと考えて親切心で言ったのに、まさか張り手が飛んでくるとは思わなかったです。

――難しい判断ですね(笑)。

で、教室に戻ったら、A子ちゃんの親友に「サイテー!」と言われて。「ありがとう」と言ってくれるのかなと思ってたのに、期待が思いっきり外れて…それから女性に何かを言うのは良かれと思っても控えようかなと(笑)。

――最後にお聞きしますがこの『民王』は高橋さんにとってどんな作品でしょうか?

締めで言うセリフで申し訳ないんですけど…これからわかってくるんだと思います。ただひとつ言えるのは、この『民王』というものが、今後作品に出ていく中での指針になっていくことは間違いないと思います。

出典Spotlight編集部

穏やかな雰囲気から、一つ一つの質問にはっきりと答えてくれた高橋さん。

演じる役は「すべて自分」と語っていましたが、その思いがあるからこそ、いかなる場面でも気圧されず、確かな存在感を残していくのだと感じました。今後、年を重ねるごとにさまざまな魅力を纏い、円熟した演技を見せてくれるに違いありません。

<取材・文/Spotlight編集部 写真/岡田誠>

■「民王」公式サイト

■「民王」地上波放送予定

「民王スペシャル~新たなる陰謀~」 
4月15日(金)午後11時15分~0時15分 テレビ朝日系24局(※一部地域除く)

「民王スピンオフ~恋する総裁選~」
4月22日(金)午後11時15分~0時15分 テレビ朝日系24局(※一部地域除く)

■「民王」AbemaTV全話一挙放送

4月15日(金)9:00~ 16:00~
4月22日(金)15:00~

■民王 スピンオフBOOK【貝原編】

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