記事提供:長谷川豊 公式ブログ

ハンドルネーム「これだけは言いたい!!」さんから下記メッセージが来たのでお答えします。

「幼い子どもには親がいつも一緒にいてあげるべきって…なんですかそれ…。さみしがってる?…さみしい思いをさせちゃ子どもの発達上何か問題でもあるんですか?

何か問題があるっていうなら科学的根拠を示してください。よく分からない妄想で保育所に預けることを批判している人がいますが、それは違うと思います。

そもそも子どもがいつも親と一緒にいたがってるから、さみしがってるからって、いつも一緒にいてあげることが本当に子どものためになるんですか?

例えば、買い物に行くたびにおもちゃを欲しがる子どもに、欲しがってるからって毎回おもっちゃを買ってあげることが子どもの発達上良いとは限りませんよね?

それと同じで、子どもの一緒にいたいっていう希望にそっていつ何時も親がそばにいてあげることが、必ずしも子どもの発達上良いことだととは思いません」

「これだけは言いたい!!」さん、あなたは…完全に間違っています。

これから説明します。しかし、これはあなたが悪いんじゃない。この程度を教えない日本社会と日本の教育、そしてメディアも悪い。なのであなたは「悪く」はない。が、確かなことは、あなたの価値観・考え方は「科学的に」間違っています。

これは私の#3の公式チャンネルでも時間をかけてお話しした内容ですが、もう一度しっかりとご説明します。

「これだけは言いたい!!」さん、あなたはジョン・ボウルビィの「愛着理論」やハリー・ハーロウの「アカゲザルの実験」などはご存じですか?

「さみしい思いをさせちゃ子どもの発達上何か問題でもあるんですか?」「何か問題があるっていうなら科学的根拠を示してください」

はい。完全に科学的に証明されていることですが、乳幼児期に、少なくとも一人の親と確かな「基礎的信頼感」を構築していない場合、人間だろうが、サルだろうが、ラットだろうが…生育過程で「極めて重大な欠陥」が生じます。

これは特に人の場合、生後6か月から2歳までの頃合いだと推察されています。もちろん個人差はありますが。

「基礎的信頼感」とは、「根拠なく愛してもらっている」という「感覚」です。「この世の中に生まれてきたことを受け入れてもらえている感覚」といえます。

この「基礎的信頼感」が十分に得られないと、他者に対する攻撃性。挙動不審など、様々な発達過程における欠損が起こることは、あらゆる実験で完全に証明されています。

「愛を科学で証明した男」と呼ばれたアメリカの心理学者「ハリー・ハーロウ」は「生物には愛が必要だ」というあまりにも当たり前のことを科学的に証明した人物としても極めて有名です。

私が以前読んだこの本を紹介します。

読みやすい本ではないですが、彼が動物愛護団体や「女性の社会進出」を叫び続けるフェミニストたちから猛攻撃を受けながらも

「100万人の子供たちが虐待されるのを防げるならアカゲザル10匹を殺すことは何とも思わない!」とやり返す非常に有名なシーンは読んでいて身震いがするほどです。

いいですか?「これだけは言いたい!!」さん。あなたは私のコラムの読者なので届くと信じ、はっきりと言います。

女性の社会進出がすべて悪いことだとは思いません。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんなど、言葉を話すことの出来ない相手には、私たち大人が最大限の配慮をしてあげるべきなのです。

私は女性だけが育児をするものと思っていないし、そもそも「基礎的信頼感」の構築には「母親でなければいけない」とは決まっていないので専業主夫でもかまわない、と思っています。

ですが、われわれ大人の都合と勝手で子供という「命」を作ったのでしょう?

最優先はなんなのですか?最優先は我々が東京都内に住むことではないのです。みんなが羨ましがる服を着て素敵な外食を食べることではないのです。

最優先は「子供を…彼らが飽きるまで抱きしめてあげること」です。それは命を作り上げた親の…最低限の義務です。

確かにこの考え方は「働く女性」を懸命に推進する運動家たちにとってとても目障りな考え方です。なので、ハーロウやジョン・ボウルビィはメディアでは紹介されにくいのです。

メディアから情報を発信するのは…「働くのが大好きな女性たち」だからです。ハーロウ達はそれらを完全に科学的に否定したのだから。子供を産むんだったら、子供と一緒にいろよ!そういうメッセージとも受け取れるから。

ですが、2歳や3歳までにしっかりと親に抱きしめてもらっていない子供たちは、将来、周囲を全く大事に出来ない子供に育ったり、時としては虐待をしてしまう子供に育つのです。ネズミであってもそうなのです。

女性が社会で働くことを否定するつもりはありません。なので、私は男性の専業主夫化をもっと進めるべきだと思っています。

ですが、確実なことはこの日本社会においても、女性の社会進出…つまり、保育所などに子供を放り込んで共働きが進むに連れて明らかに児童虐待や陰湿ないじめの認知件数が増加していってることは確かです。

ハーロウ達の研究と結果は同じといえます。今の日本人は、明確に昔の日本人と比べて「基礎的信頼感」が欠損し始めているのです。

ではあなたの質問に一つ一つ答えていきます。

Q、さみしがってる?…さみしい思いをさせちゃ子どもの発達上何か問題でもあるんですか?

→実験上、他者に対する攻撃性、共同生活への順応能力の欠損など、あらゆる欠落が確認されています。

Q、何か問題があるっていうなら科学的根拠を示してください。

→上記した本をお読みください。1点の反論も出来ないくらい入念な実験が科学的に行われています。

Q、よく分からない妄想で保育所に預けることを批判している人がいますが、それは違うと思います。

→間違っているのはあなたです。不勉強な自分を猛省してください。

Q,、そもそも子どもがいつも親と一緒にいたがってるから、さみしがってるからって、いつも一緒にいてあげることが本当に子どものためになるんですか?

→「基礎的信頼感」を得るために明確に必要です。ただただ抱きしめてあげることが「心」の発達に欠かせないことは他の哺乳類でも実証済みです。

どうかメディアの情報に惑わされないでください。メディアにいるのは「働く女性」だけです。「働くのが大好きな女性」だけなのです。情報が偏っているのです。

このコラムがあなたの心に届くことを祈ります。

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