すべての州で同性婚が認められているアメリカ

アメリカではすでに、50ある州のうち37の州では同性婚が認められていましたが、保守派の多い南部のテキサス州やフロリダ州、アラバマ州など13の州はこれに大反対。ある州では夫婦として認められていても、またある州では夫婦としては認められない、そんな状況が続いていました。

LGBT先進国と思われているアメリカですら、同性婚に対する賛成派、反対派の抗争が最近まで続いていたのです。そしてついに、2015年6月アメリカの連邦最高裁判所は全州での同性婚を認める判決を出し、アメリカ全土で同性婚が認められることとなりました。

しかし、いまだに根強い反対を示す議員や州も

アメリカといえば、キリスト教徒が多いことで知られています。聖書の冒頭には「男はその父と母を離れて自分の妻に堅く付き,ふたりは一体となる」とあり、イエス・キリストも「結婚結ばれるは男性と女性である」と述べていることから、同性婚は宗教上の逸脱=”罪”に当たると考える人が未だに多くいます。

特に、キリスト教保守派の人にその傾向は強く見られ、共和党から大統領選への出馬を表明したマルコ・ルビオ候補も「結婚は男女間でなされるべき」との持論を強調している一人です。

同性婚反対派のジョージア州の行動が波紋を呼んでいる

アメリカ南部に位置するジョージア州も、保守派が多いことで知られており、同性婚の反対派が多く存在する地区です。そのジョージア州が、聖職者は同性カップルの結婚式の依頼を拒否することができる」という法案を立ち上げ、議会を通過させてしまいました。

これには抗議が殺到。なかでも、猛抗議の態度を露わにしたのがハリウッドを始めとする映画やドラマの制作会社です。ジョージア州は税制優遇措置などを設けることで、映画やドラマの撮影を誘致、今では”南のハリウッド”と呼ばれるほど、多くの作品がジョージア州で撮影されています。

そんなジョージア州が、LGBT差別ともとれる法案を通過させたことに憤慨したディズニーやタイム・ワーナー、ソニー・ピクチャーズなど12社が抗議を表明し、ジョージア州での撮影を打ち切るとの態度を表明。さらに、アン・ハサウェイやマッド・ボマーなど有名俳優たちも州知事に対する抗議文に署名をしました。

日本円で1,000億円を超える恩恵をハリウッドから得ていたジョージア州にとって、これはキツイ一撃となったことでしょう。

LGBT理解への立役者、同性愛をカミングアウトした有名人たち

近年急速にLGBTへの理解が進んだ要因の一つには、有名俳優たちによる同性愛支持や自らが同性愛者であるというカミングアウトが増えたことが挙げられるでしょう。

ブラット・ピット&アンジェリーナ・ジョリー夫妻(俳優)

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誰もが憧れる、理想のラブラブ夫婦といえば、一昨年結婚したブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫妻。2人は慈善活動に積極的なことでも知られ、養子を含む6人の子供を持ちながらも「アメリカ全土で同性婚が認められるまで結婚しない」との強い意志を示し続け、長らく事実婚状態を続けてきました。
アメリカ全土での同性婚成立は2人の長年の願いでもあったのです。

エルトン・ジョン(ミュージシャン)

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世界で最も成功したミュージシャンの一人。これまでのレコードセールスは全世界で3億枚以上にのぼるといいます。
一度は女性との結婚歴もありますが、イギリスで同性婚が合法となった2014年に、長年のパートナーであった男性と結婚。代理母出産によって生まれていた子供の後見人をアメリカのNo.1ポップシンガー、レディー・ガガとしたことでも話題になりました。

マッド・ボマー(俳優)

出典 http://www.tvgroove.com

人気ドラマ「ホワイトカラー」で元天詐欺師という役柄を演じ、一躍大人気となったマッド・ボマー。長身&マッチョでしかも超イケメンという完璧な容姿で世界中の女性をメロメロにしたマッドも同性愛者で、2011年にパートナーの男性との結婚を発表しました。。現在は代理母出産によって授かった3人の子供のパパでもあります。

シンシア・ニクソン(女優)

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大人気ドラマ「SEX AND THE CITY」のミランダ役で知られているシンシアも同性愛者。劇中では男性との熱いキスシーンやベッドシーンを演じることも多かっただけに、彼女が同性愛者だったことに驚きを覚える人も少なくないかも。2009年にパートナーとの婚約を発表し、2012年5月に結婚を発表しました。

ジョニー・ウィアー(フィギュアスケーター)

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2006年トリノ五輪、2010年バンクーバー五輪と2度のオリンピックに出場した経験を持つジョニー。その美しすぎる見た目や演技が話題になりました。
そんな彼も同性愛者であることを公言し、2011年にはパートナーの男性との結婚を発表しました。(残念ながら2014年に離婚)

LGBTの人たちも、私たちと同じ人間

LGBTの人たちには、どこか特別な印象を受けがちな私たちですが、彼らも同じ人間。誰もが自分の思うように人を愛する権利を持ちます。

今はまだ、宗教観や価値観が違う人たちにとってはとても受け入れがたいものかもしれませんが、時間をかけてでも、誰もが人を愛することができる社会が実現される日を待ち望んでいます。

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