悪質なブリーダーの存在や、最近ではペットショップのあり方について議論になっています。地域猫の問題、毎年殺処分される犬猫達。保護犬・猫を引取りたいと思っている方もいるでしょう。そこで実際の引取り方や条件など調べてみました。

保健所のケース

各自治体によって多少違いがありますが大まかな流れです。

1.譲渡前講習会を受講(ないケースもあり)
2.職員との個別面談
3.飼育環境やライフスタイル等の確認。適正に終生飼育することが難しいと判断されると、譲渡をお断りされる場合も
4.後日犬・猫とお見合い、または譲渡会参加
5.譲渡の手続きと引渡し※登録費用として数千円かかります。

犬の場合はミックス犬、いわゆる雑種の成犬が多い様ですが、今回各自治体保健所のHPを見ていた所、血統書つきで持ち込まれているケースも複数見つけました。

保護団体のケース

保護団体自ら保護犬・猫を飼育し直接面会出来るケースから仲介だけしているサイトなどがあります。費用や条件など団体によってかなり異なります。多くの団体では身分証明の提示、集合自宅の場合はペット飼育可であることの証明書類の提示が必須です。

ライフボートさんの場合
飼育・ワクチン接種・不妊手術などの費用の一部として30,000円負担
20歳以上で動物を終生飼育する経済力があること、飼育について家族全員の同意が得られていること、子犬の頃に必要な回数(通常3回)のワクチン接種が終わるまでは屋内で飼育などが条件としてあげられています。60歳以上だと後見人必須

アークさんの場合
一頭につき15,000円、畜犬登録料3,000円を負担
事前調査書を提出します。その中には家の見取り図を描いたり、自宅訪問の許可、不動産の証明書、過去のペットの飼育歴や日常どれだけ留守にするかなど質問事項があります。

はっぴいぽぅずさんの場合
費用は個体の大きさによって変わります。
単身者や高齢者だけの場合保証人&後見人必須、無職、乳児のいる家庭、現在妊娠中で出産を控えている家族がいる家庭はNG、先住犬がいる場合は不妊手術がしてある事など厳しめの条件があります。

いつでも里親募集中さんの場合
里親募集する人と里親になりたい人を仲介する掲示板形式です。
引渡しは里親希望者の家で行う、免許証など身分証明できるものを提示する、譲り受ける際に誓約書を記入するなどが条件です。

カフェ方式

犬もありますが、特に猫については、里親募集型猫カフェと言うものがあります。猫カフェとして営業しつつ、同時に里親も募集しているので、滞在して保護猫と触れ合う事で引取る猫を選ぶ事が出来ます。お見合いや譲渡会などより実際に長い時間相性をチェックできるので、近くにあるのでしたらオススメの方法です。

里親詐欺

保護犬・保護猫を希望しているからといって全員が「善意」であるとは限りません。悪用する人もいるのです。「里親詐欺」という言葉も最近よく見かけるようになりました。

虐待目的で保護個体を入手するなどの実例を経て、里親希望の人をかなり厳しくチェックする団体もあるようです。HP上で確認できなかったのですが、譲渡にあたりプライベートに立ち入るような質問事項や条件がつけられたという口コミが見られました。面倒と思うかもしれませんし、それ位しっかり犬猫の将来を考えているとも捉えられますね。

一方で、里親募集する側も譲渡の際に受けていないワクチン代や避妊手術代を搾取するなどの詐欺もあるそうなので、里親になる側も、しっかりと領収書の提示を求める事が必要かもしれません。

実際に保護犬・猫を引取ってみて

筆者の妹夫婦も保健所より中型犬1匹、小型犬1匹、猫1匹を引取っています。その内小型犬が二度も飼い主に捨てられた過去があり、そのトラウマから飼い主の姿が見えなくなると「また捨てられる」と思うせいか、引取り後に問題行動を起こしました。

妹の姿が家の中で見えなくなるだけで泣き叫び、外出すると部屋中におしっこ、家具を噛むなど1カ月以上続いたそうです。外出時は新聞紙を敷きつめて対策し、帰省などで数日自宅を離れる時は、他2匹は家人に任せても、この犬だけは一緒に連れていくなどしてようやく落ち着いたそうです。

この犬の場合はそうした過去を保健所側が知っていたケースですが、保健所や保護団体は把握してなくても、例えば人間に虐待されていた経験がある可能性もあり、引取り後何かしら問題行動が起きるかもしれません。保護個体を引き受けると言う事はそうしたケースも想定しておく必要があります。

一人暮らしで犬が飼いたい!

海外の例ですが、犬に留守番をさせると鬱になったという記事が紹介されました。

ドイツでは「犬を一人で8時間以上放置してはいけない」という決まりがあるそうです。実際筆者が住んでいた単身者向けマンションでも、ほとんど家にいない家らしく夜中ずっと泣き続けている犬がいて、騒音問題に発展し半年たたずに退去していきました。

疲れて帰ってきて、犬が迎えてくれたら癒されることでしょう。一方でその犬自身は寂しくてストレスを抱えたりするかもしれません。散歩や十分に触れあう時間が取れないのなら、「飼わない」という選択肢は十分正しいのです。寄付をしたり、ボランティアとして参加するなどの方法もありますよ。

覚悟が出来たら・・・

最後まで面倒をみる覚悟と、その条件が揃ったら、行動です。どうせ飼うなら一匹でも殺処分される犬猫を減らしたい。そう思える方は、ぜひ一度お近くの保健所、保護団体を調べてみてくださいね。

最後にこんなサイトをご紹介しておきます。東北犬猫地震レスキューさんは先の大震災で行き場を失った犬猫の里親募集サイトです

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美容やファッション大好きな1児のママです。
忙しくても毎日綺麗にしていたい、可愛くなりたいをモットーにしています。

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