ここ数日ヨーロッパではテロ事件を中心に悲しい出来事が続いています。辛さや悲しさを抱えながら頑張って生きている人達の気持ちを考えると胸が張り裂ける思いでいっぱいです。ここで投稿させていただく記事は、ブリッュセル連続テロ事件の2日前の明け方にスペインで起きたバス事故です。

「エラスムス計画」をご存知ですか?

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エラスムス計画では、EUの学生の交流として有名な政策です。具体的には、大学の共同カリキュラムの開発集中講義の創設などが行われています。各国各地域の伝統に基づく精神(各国の言語)を尊重しながら相互理解を促進しようとするものと言われています。

日本の交換留学制度に似ているかもしれません。ヨーロッパは陸続きのため、他の国に行くのも電車やバス等で国境を越えることも可能です。そして、今回起きたスペインでのバス事故。被害者のほとんどは22歳~25歳で、バルセロナの駐在プログラムの女子学生でした。

エラスムス計画 (ERASMUS, European Region Action Scheme for the Mobility of University Students) は、EU における学生の流動化の促進を目指すもので、1987年に設立された。エラスムス計画はEU 生涯学習計画 (2007-2013年) における主要事業で、また欧州連合の主導による高等教育運営の枠組みとなっている。

出典 https://ja.wikipedia.org

「子供の死に対して何の言葉もでない。」スペインでのバス事故後のルイジ・カンクリー二の分析

エラスムス、スペインの事故の被害者:フランチェスカ、エリザ、ヴェロニカ、その他の被害者たち

フィレンツェのウフィツィ美術館で、スペインの事故で亡くなった若い女子学生の追悼のために旗がハーフマストになっています。

バス事故の生存者の証言 「シートメタルの地獄のような状態だった」

スペインの「エラスムス計画」の学生を乗せたバス事故で7人のイタリア人が死亡。

■スペインのバス事故

「エラスムス計画」の57人の学生グループ(国籍は22カ国)を乗せたバスが、バレンシアの火祭りに参加後の帰路で起こりました。バスは対向車線に進入し、対向車と正面衝突。悲劇は、フランスとスペイン間のカタルーニャのA-7高速道路で起きました。この事故で13人(イタリア人7人)が死亡、34人が負傷し、8人が行方不明。

運転手は現在拘留中で、事故原因は一瞬の居眠りだったということのようです。また、被害者のほとんどの学生が、イースター休暇で母国に戻る予定だったと言われています。

負傷者の証言

"Avrei potuto fare qualcosa per i miei amici", dice un giovane tedesco ricoverato all'ospedale Joan XXIII di Tarragona: insieme a lui anche un ragazzo italiano. Non parla, come molti dei ragazzi sopravvissuti sul quel pullman: ancora sotto shock non riescono a ricordare cosa sia successo in quei fatali istanti.

出典 http://www.tgcom24.mediaset.it

タラゴナのJoan XXII病院にイタリア人の男子学生とともに搬送された若いドイツ人の学生は「私の友人たちに何かできることがあったのかもしれない。」と語ります。このバス事故で一命をとりとめた多くの学生たち同様に、それ以外は何も語りません。ショックで運命的な一瞬に、何が起こったのか思い出すことができないようです。

"Non ricordo nulla, dormivo, mi sono svegliato per l'impatto - ricorda al quotidiano "Il Messaggero", Victor Manuel, studente messicano -.
E' successo in un momento: ci siamo trovati in un inferno di lamiere, vedevo i miei compagni insanguinati che urlavano. C'è voluto almeno mezzora prima che i soccorsi arrivassero".
quotidiano

出典 http://www.tgcom24.mediaset.it

「寝ていたので覚えていません、衝撃的に目が覚めました。」と刊行物"Il Messaggero"に語っているのは、メキシコ人の学生ビクター・マヌエルさん。「この瞬間、まるでシートメタルの地獄の間にいて、見たものは叫んでいる血だらけの仲間でした。救急車がその後30分ぐらいかかって到着しました。」と付け加えています。

「エラスムス計画」の安全性の見直しを

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今後も文化交流のために「エラスムス計画」は、学生には大切なプロジェクトだと思います。ですが、このような事故でこれから希望に満ちて意欲的に自分の道を進もうとしている若い学生たちを失うということは絶対に受け入れることはできません。これからの学生たちのためにも是非、安全性を徹底追及して2度とこのような惨事が起きないことを祈るばかりです。

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