記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
「子宮頸がん」というと名前を聞いたことがある人がほとんどでしょう。
今回は低年齢化が進んでいる「子宮頸がん」についてご紹介していきたいと思います。

その1 子宮頸がんってどんな病気?

子宮頸部にできる『がん』のことです。HPVというウイルスの感染が大きな原因となっており、子宮の出口(膣の奥ですね)にウイルスが長期的に感染していると癌が発生する可能性が高くなるといわれています(患者さんの約90%にウイルスが見つかっているそう!)

このウイルスは主に性交渉で男女間で感染が広がっていきます。子宮頸部に異常がない女性のうち、約10~20%が感染していると報告があり、感染した場合でも、90%の以上が2年以内に身体から自然とウイルスが排除されます。

しかし、ウイルスが自然と排除されず、長期的に感染した場合にがんになると言われています。また、早期発症した場合は、比較的治癒しやすいですが、発見が遅れると子宮全摘出などもあるので妊娠・出産の機能を失いかねません。患者さんは年間約10,000人(2008年)といわれ亡くなってしまう方は年間約3,000人(2011年)と報告されています。

その2 子宮頸がんになりやすい人って?

最近は若年(20代後半から30代)の女性が一番多くかかるとの報告があります。ウイルス感染が原因です。性交経験がある女性であれば誰でもかかる可能性があるのです。なので定期的な検診や副反応を理解した上でのワクチン接種をおススメしています。

その3 ワクチンの効果について

そもそもワクチンはなぜ打つのかご存じでしょうか?子宮頸がんは長期的にウイルスに感染することで発症するものですのでワクチンを打つことで持続感染を防ぎ、癌の発生を防ぐことができると考えられています。一般的に60~80%予防できるといわれています。

また、ワクチン推奨年齢は10歳から15歳の方で、年齢が上がるほど予防効果が低くなるとの報告があります。

その4 ワクチンを打ちたいんだけど副反応は大丈夫?

正直に申しあげまして、誰に副反応が出やすいのかということはまだわかっておらず、ワクチンを打つかどうかのメリットデメリットを考慮しご自身で判断していただかなくてはなりません。ただ、ワクチンはこの頚癌ワクチンにかぎらず、どのようなものでも副反応が生じる可能性はあります。

【症状例】
1~10%未満⇒じんま疹、めまい、発熱など
1%未満⇒知覚異常、しびれ感、全身の脱力、手足の痛み、腹痛など
頻度不明⇒手足の痛み、失神、など

また、ワクチンで100%癌予防はできないので、ワクチンを打っても打たなくても2年に一度の検診は継続する必要があります。副反応発症の確率は軽症のものは0.02%、重症なものは0.002%と非常に少ないのですが、メリットとデメリットをしっかりと吟味されてお受けになるかどうかきめられることが大切なのです。

≪20~40の女性に多いと言われている子宮頸がん…≫
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その5 検診やワクチンの費用はいくらぐらいですか?

子宮頸がんは自覚症状がないため重症になってから発見されることもありますからまずは検診をおすすめします。検診は各自治体が実施している場合もありますし、全国どこの婦人科クリニックでも受けることが可能です。費用は、自治体が実施している場合は1000から2000円ほど、クリニックの場合は自己負担となりますので、自治体が実施している検診よりも割高になります。

ワクチンについては、各自治体、ワクチン接種をしているクリニックならどこでも受けることができます。費用については各自治体、クリニックに聞いてみてくださいね!

最後に。。なにか不明な点があればお気軽に私たちにご質問くださいね。

※この記事は弊社サービスに協力いただいているドクターの回答をもとに作成させて頂いております。
子宮頸がんの原因や、ワクチンの副反応等についてはお近くのクリニックにお尋ねください。

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