記事提供:Compathy Magazine

「Ayer me mataron」「きのう私は殺された」。

パラグアイの女学生グアダルーペ・アコスタのFacebook投稿はこのように始まっています。彼女の言葉がTwitterで話題となり、現在多くの人たちが、#viajosolaのハッシュタグを使って世界各国の女性たちが一人旅をする権利を訴えています。

誰もがもっている、自由に一人旅をする権利

2月末にエクアドルを旅していた二人のアルゼンチン女性、マリア・コニとマリーナ・メネガッゾが命を落としました。バックパックを背負って旅していた二人は現地で知り合った男性の家に泊まり、殺害されました。

このニュースが流れたとたん、SNSなどで批難のコメントがあがりました。

「女性は一人旅するもんじゃない!」「自業自得だ!」

もはやこのような批難に答えることができないマリアとマリーナの代わりにグアダルーペ・アコスタが声をあげました。

きのう私は殺された。

身体に触れるのを拒否したら、棒で頭蓋骨を砕かれた。刺されて血だらけで死なされた。私の身体はゴミのように黒いポリ袋に入れられ、テープで結ばれた。数時間後に海辺で発見された。

しかし死よりも、その後受けた屈辱が苦だ。私の夢、希望、命を奪ったクソ野郎はどこにいるのか?私の裸身を見た人たち誰もそれを問うていなかった。

その代わりに、私に向かって変なことを聞きはじめた。想像できる?私に、死んでいる私に、話すことも、自分を弁護することもできない私に、こう問うたのだ。

「どんな服を着てたのか?」「なぜ一人だったのか?」「なぜ女性一人で旅してたのか?」「危険な場所に行って殺されて当然でしょ!」

そして彼らが私の親を批判した。私に翼をくれて、他の人間と同じように自立させてくれた、私の親を。薬物を飲んでいたと、彼らが親に話した。自業自得だ、と。ちゃんと娘たちの面倒を見るべきだった、と。

出典 https://www.facebook.com

死んではじめて、世間の目から見ると私は男性と違うことがわかった。死んでも、私のせいだった、と。そして今後もずっと、私のせいだ、と。

もし記事の見出しは「若い男性二人が殺害」だったとしたら、みながお悔やみの言葉をあげていただろう。そして、偽善のダブルスタンダードの表現で犯人の処罰を求めていただろう。

しかし、女性の場合は違う。女性の場合はそんな厳格な言葉を聞かない。だって、自業自得だから。やりたいことをやっただけなのに。

家でおとなしくしたくなかったため罰に値した。自分のお金を自分の夢に費やしたため、有罪を宣告された。

出典 https://www.facebook.com

私はもうこの世にいない。しかし、君はまだここにいる。そして君は女性だ。君はまだ同じことを言われ続けるだろう。男性の尊敬を勝ち取らないといけない、と。

男性に殺されたら君のせいだよ、と。男性が君の性器を弄んで、舐めて、吸いたいなら、君のせいだ、と。40度の暑さに耐えるためショートパンツを着て出かけた君のせいだよ、と。

そして、一人旅に出て頭がおかしいと言われ続けるだろう。酷い目に遭ったら、自分の権利を踏みにじられたら、自業自得だ、と。

君にお願いがある。私の代わりに、そして沈黙を強いられ、命と夢を奪われたすべての女性の代わりに、声をあげて。一緒に戦おう。私の魂も一緒に戦うから。

いつか我々は大人数になる日が来るはず。世界中にあるすべてのポリ袋を使っても我々を黙らせなくなるほど大人数になる日がきっといつか来るはずだ。

出典 https://www.facebook.com

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