◎読書をして世界に入りこんでいたり、好きなテレビ番組を見ていたりする時、声を掛けられていることに気づかなかった。

◎考え事をしながら歩いていたら、電柱などにぶつかりそうになった。

◎色んな所から曲が流れてくるCDショップで、好きな曲が流れてきた時にすぐその曲に気づいた。

皆さんも多かれ少なかれ、こんな経験があるのではないでしょうか?今回はクリストファー・チャブリスとダニエル・シモンズがハーバード大学の学生を集めて行った実験で、そんな人間の注意力のことが分かる面白い動画をご紹介したいと思います。

パスの回数を数えることで、あなたの注意力が分かります

次の動画では、白い服を着た男女と黒い服を着た男女が、それぞれのチームでボールをパスしています。

動画の指示通り、白い服を着た男女のチームが何回ボールをパスしたか、よく注意して数えてください。

※ネタばらしがあるので、出来れば最後まで見ずに40秒あたりで見るのを止めて下さい。

出典 YouTube

正解は15回でした。

皆さん、正確に数えられましたか?

・・・しかし最後まで見られた方はもうお分かりのように、実はこの実験、パスの回数を正確に数えられるかどうかという実験では無いんです!

人間は全ての情報を処理しているわけではない

冒頭でも書きましたが、あることに集中している時に別の情報が入ってこなかったり、逆に多くの情報がある中で自分の関心のある情報が良く入ってくることは多かれ少なかれ誰もが経験したことのある事だと思います。

しかし、実際に本を読んでいる時に耳が聞こえていないのでしょうか?考え事をしている時、目は見えていないのでしょうか?CDショップで自分の好きな曲だけ急に大きな音で流されるのでしょうか?そんなことはありません。

人間は自分にとって関心があったり、必要だと思う特定の情報を無意識に絞り込んで取り入れることをしています。

このことによって、冒頭の例に挙げたようなことが生じるようです。心理学では「選択的注意」と言い、代表的な例としては「カクテルパーティー効果」があります。

テープレコーダーで会議の録音をして、後で聞きなおしてみると、会議中には聞こえていなかった雑音が入っている事がよくあります。

「会議の時には何の雑音もしなかったのに…」とがっかりしてしまいますが、これには訳があります。

実は人間の聴覚には聴きたい内容とそうでない内容を選択する能力があるのです。これは「カクテルパーティー効果」といわれています。

出典 http://pokemaga.s31.xrea.com

冒頭のCDショップの例も、カクテルパーティー効果と言えます。

さて、ここで本題です。

あなたにはゴリラが見えましたか?

先ほど見ていただいた動画を、今度はパスの回数などは考えずに普通に眺めていてください。(最後にネタばらしがあるのでもう一度パスの回数を数えても構いません)

出典 YouTube

パスをしている男女の中に、「ゴリラが堂々と入ってくる→ポーズをとる→出ていく」という一連の様子が確認できたと思います。

こんなにも堂々と画面を横切っているにも関わらず、白い服を着たチームのパスに集中しているあまり気づかなかったと驚いた方も多いのではないでしょうか?

こんなにもおおっぴらな情報でさえ、必要のない情報だと判断されると脳によって遮断されてしまうこともあるんですね!!

いかがでしたか?

自分の情報も、自分の無意識の取捨選択によって築かれたものだということを、たまに思い返さないといけないと感じる動画でした。

この動画の実験を行った方の著書では、人間の様々な錯覚について書かれています。興味がわいた方は是非どうぞ!

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めっこりん このユーザーの他の記事を見る

転勤族の妻で、1児の母。
体験で役立ったことや、おススメ等を紹介していきたいと思います♪

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