中国、上海出身のYi Jiefengさん(66歳)は中国北部の砂漠地帯に若木を植えることをライフワークとしています。その理由は二つ。その思いを胸に今日もYiさんはアラシャン砂漠に緑を植え続けています。

たった一人の息子は事故で他界

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2000年に、Yiさんの一人息子 Yang Ruizheさんは日本で交通事故に遭い帰らぬ人となってしまいました。最愛の息子を失って暫くは家に引きこもる生活を続けていたYiさん。辛い日々が続きましたが、やがて息子が好きだったことをライフワークにしようと思い立ったのです。

自然が大好きだった息子のために

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子供の頃から自然や動物が大好きだったという息子に捧げるためにYiさんは、中国北部の砂漠化が進んでいる地帯に緑を取り戻そうと決意。2003年にGreen Lifeという非利益団体をご主人と設立しました。

林業に関する知識は全くと言っていいほどなかった二人が植えた最初の若木は、悪天候のために不成功に終わってしまいました。多くの若木が損害を被ってしまっても諦めなかったYiさん夫婦。以降、専門家の協力を得てこれまで13年間植え続けてきました。

「息子が応援してくれてると思ってます。」

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それからというもの、どんなに激しい雨が降り大量の黄砂が砂漠に降り注いでも若木は息子さんの魂がこもっっているかのように力強く成長し続けました。Green Lifeというプロジェクトを始めて以来、Yiさん家族のように不幸な病や事故で子供を亡くした親たちが参加し、共に願いを込めて若木を植え続けています。

「今は母としてだけではない」

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最初は、亡き息子さんを偲びながら緑を植え続けていたというYiさん。でも今は母としてしているだけではなく、環境を考えて一層真剣にプロジェクトに取り組んでいると言います。

「中国は一部がとんでもなく砂漠化してしまって深刻な問題を抱えています。状況は悪くなるばかりで、このままでは将来どうやって13億人もの中国人が生き残っていけるのかわかりません。だから私たちには環境を守る義務があるんです。」

箸を折るのは簡単だと言うYiさん。「でもみんなが力を合わせて若木を植え続ければ、きっと大きな成果に繋がります。」環境問題は一人の力ではどうにもできない問題。だからこそ社会で協力していくことが大切。

プロジェクトに参加し、若木を植え続けているYiさんの姿を息子さんもきっと天国から見守っていることでしょう。「一人一人は弱い。でもみんなの力は強い。」そう語るYiさん。これからも亡き息子さんの思いと共に中国の砂漠地帯に緑を増やし続けてほしいですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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