記事提供:カラパイア

20年前に皮膚科医に食事で肌がキレイになるかと尋ねたら、バランスのとれた食事を食べなさいと歯切れの悪い曖昧な答えが返ってきたかもしれない。

だが、今日の専門家は食事と肌の美容との関連性について確信している。

ニキビからシワ、さらには日差しへの抵抗力まで、食事が皮膚に与える影響について、続々と科学的な証拠が集まっているのだ。つまり何もかもを加齢や遺伝子のせいにして諦める必要はないということである。

有名な皮膚科医のニートゥ・ニルドシュ博士によれば、歳とともに衰える肌の内、遺伝的要因は20%しかないという。残り80%は喫煙や日焼けといった生活習慣に起因しており、特に大きな部分を占めるのが食事なのだそうだ。

以下は5名の皮膚科医による推奨する食材と避けた方が良い食材だ。

控えた方がいい食材

ステファニー・ウィリアムズ博士によれば、お肌のために健康的な生活を送るのに早すぎるということはないという。事実、コラーゲンの減少や皮膚の薄化は一般に35歳前後から始まるそうだ。

白米、パスタ、パン、お菓子など糖質を多く含むもの

「白米、パスタ、パン、お菓子など、糖分が豊富でグリセミック指数(食品の血糖値上昇の度合いを表す指数)の高い炭水化物は体に炎症を起こすことが知られており、皮膚の老化を早めます」とウィリアムズ博士。

オランダ、ライデン大学医療センターの研究では、血糖値と人の容姿との関係が明らかにされている。糖分とグリセミック指数の高い炭水化物を食べている人ほど、老けて見えるのだ。

そうした食品を食べていると血糖値が常に上下してしまい、糖分子が皮膚にあるコラーゲンなどのタンパク質に固着してしまう。これが老けて見える原因である。

これを糖化といい、終末糖化産物(Advanced Glycation End Products=AGES)を作り出す。

加齢(AGES)とは言いえて妙である。すると繊維は固くなり、柔軟性が失われる。そして皮膚からは柔らかさや弾力が失われ、シワが刻まれるようになる。

乳製品を含んだお菓子

また乳製品を大量に含むものは、ホルモン濃度を上昇させニキビの原因となる、と注意を促すのはニコラス・ロー教授だ。

かつては関係がないと思われていた食事とニキビとの関係は今や明らかで、甘いお菓子やミルクチョコレート並びに精製炭水化物を大量に口にすると、吹き出物に悩まされることになるだろう。

ニキビ、乾癬、皮膚炎などは精製砂糖と乳製品を減らすことで改善できるそうだ。

低グリセミック指数食品(50以下)を摂り、糖分を避けるのは皮膚にとっては望ましい。だがもし血糖値を安定させつつ、皮膚の老化を防ぎたいのであれば、でんぷんや穀物を避けることが大切だという。

低脂肪食品は禁物

意外だが、低脂肪食品はお肌にオススメできないそうだ。これによって非常にスリムな体にはなれるかもしれないが、どんなに水分を摂っても皮膚は乾燥し、くすんで見えるようになる。

脂肪が摂取されないことで、皮膚が水分を保持できなくなるからだ。これは特にエアコンや暖房の効いた場所では顕著となる。

それではお肌の為には、どんな食材を食べるのが良いのだろうか?

食べるべき食材

赤身肉や魚とたっぷり野菜

ウィリアムズ博士がオススメするのは、牛肉、羊肉、鶏肉、魚などの赤身肉のタンパク質とたっぷりの野菜を食べることだ。

また熱帯の果物は避けた上で、ほどほどに新鮮な果物を摂るのもいい。抗酸化物質が豊富に含まれており、お肌のアンチエイジングに効果的だという。

良質なナッツ類、油

そこで料理にココナッツ油を使用したり、アーモンド、クルミなどのナッツ類、あるいはアボカドや脂の乗った魚などを食べたりして、良質な脂質を摂取するといい。これは皮膚細胞表面を守り、水分を保つ防壁を作るために不可欠な栄養素だ。

トマト、柑橘類、緑茶、ブドウ酒やジュース、ザクロ

またトマト、あるいはサルサソースやケチャップといったトマト製品を日頃から食べていると、日焼けに強くなる。これはトマトに含まれるリコピンの効果だ。

さらに柑橘類、緑茶、ザクロなどに含まれるフラボノイド、ブドウやワインに含まれるレスベラトロールにも同様の効果が期待できる。

このように美容にいい食材は色々あるのだが、どうやって摂取していけばわからないというのなら、地中海食を続けてみよう。

オメガ3脂肪酸が豊富な魚や天然の抗酸化物質が豊富な緑黄色野菜をたっぷりと食べることができ、お肌の健康には理想的だそうだ。

お肌の専門家の食生活

以下では、有益なアドバイスをしてくれたお肌の専門家が美容のために普段から口にしているものや、絶対に手をつけないものをご紹介しよう。

ニコラス・ロー博士

良く食べてます:
ゆで卵、トマト、脂の乗った魚(サーモン、ニシン、イワシ)、青野菜、赤身肉を週2回。

あまり食べません:
酒さ持ちなので、それを悪化させるアルコール、辛すぎるカレーや温かい飲み物は厳禁。お茶やコーヒーはアイスで。

ニートゥ・ニルドシュ博士

良く食べてます:朝食に搾りたてのトマトジュース(トマト5、6個)。新鮮なビートルート、スイカ、ブラジルナッツとクルミ、玄米、人参、鶏肉、卵、鮮魚、ラム肉、たっぷりの野菜。お肌にいい亜鉛が豊富な牡蠣(卵やレバーでは多すぎる)。

あまり食べません:砂糖、コーヒー(代わりに脱カフェイン飲料か緑茶)、精製炭水化物、間食(皮膚に良くないインシュリンの上昇が増える)。

また夜間にアンチエイジングホルモンの分泌を促すために、7時以降の食事は控える。インシュリンがお肌に悪さをするため、夜食も厳禁。

ステファニー・ウィリアムズ博士

良く食べてます:ベリー各種、魚、肉、卵、果物、野菜を、1度の食事でできるだけ色が豊富になるように食べる。

こうすることで多様な抗酸化物質を理想的な組み合わせで摂取可能。85%ココアチョコレート、ココナッツ、アーモンド粉末でパン作り。甘味に100%カバ材由来のキシリトールを使用。これは皮膚のコラーゲン産生を促すことが明らかとなっている。

あまり食べません:砂糖たっぷり、揚げ物、加工食品、でんぷん、穀物全種。

サム・バンティング博士

良く食べてます:全粒小麦パン、玄米などの持続放出性の炭水化物。レンズ豆、豆類、刺身、アーモンド、青野菜、緑茶。

また日々の習慣としてミックスシェイク(ブルーベリー、ラズベリー 1掴み、ザクロ 少々、バナナ 1本、ココナッツウォーター 少々、クコの実、亜麻仁シード スプーン1杯)。

あまり食べません:白い炭水化物、塩分たっぷり、デザート。

マイケル・プレガー博士

良く食べてます:地中海食、発芽レンズ豆、ひよこ豆、天然のタイセイヨウサケや魚。有機ナッツや野菜。緑茶、ダージリンティー、そば、スペルト小麦のパスタ。

あまり食べません:小麦、赤身肉、砂糖を控える。

以上はあくまでも美しい肌を保つ為の食材であることをお忘れなく。

5名の皮膚科医による見解だが、共通しているのはやはり、甘いものと炭水化物を控えているということかな。

とは言えやりすぎると逆にストレスで肌ボロボロになってしまいそうな気もするので、適度に気にしながら、時にはご褒美として、甘いスイーツなんかもアリなんじゃないかと思うんだ。

出典:dailymail

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