記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
タレントの川村ひかるさんが「若年性更年期障害」を患っていたとテレビ番組で告白したニュースがありました。
31歳から5年間、若年性更年期障害を抱えていたとのことです。

今回は「若年性更年期障害」について、医師に話を聞きました。

「更年期障害」がどのような状態ですか?

加齢で閉経が近づくことで卵巣の機能が低下し、ホルモンバランスが乱れることで起こるものです。
女性ホルモンであるエストロゲンやエストラジオールの分泌が、特に低下します。

更年期障害が現れると以下のような症状が出ます。
・動悸がする
・のぼせる
・ひどく汗をかく
・頭痛
・便秘や下痢などの自律神経症状
・気分の落ち込み、ヒステリーなどの精神的な症状

若年性とは何歳ぐらいで、どのような症状でしょうか?

個人差はありますが、一般的な閉経は50歳くらいといわれています。その前後10年くらいを更年期と考えます。
若年性更年期障害と呼ばれるのは、それよりももっと早く、20~30代くらいの女性にあらわれるものを指します。

症状は更年期に起こるものと同様です。
・月経不順
・月経が止まる
・動悸
・ホットフラッシュ
・頻脈
・めまいや立ちくらみ
・イライラや不安感など精神症状 など

≪女性ホルモンの異常が原因で起こる生理不順…≫
生理不順が気になる女性は要チェック【生理不順】診断

似たような症状の病気もあるんでしょうか?

若年性更年期障害の症状は、自律神経失調症月経前症候群(PMS)などと、症状が似ているものがあります。

1.似ている点
・自律神経に関連する症状
・抑うつ気分などの精神的な症状

2.若年性更年期障害との見分け方
症状だけで完全に見分けるのは難しいです。
ひとつの見分けるポイントとして、生理不順や生理が止まってしまうことがあります。自律神経失調症や月経前緊張症候群(PMS)によって生理が不順になったり、止まってしまったりするということは、比較的少ないと思われます。
※生理に影響がある場合、卵巣機能低下などの原因も考えられるので一概に若年性更年期障害とは言い切れません。

若年性更年期障害かどうか、婦人科で血液検査を行ってホルモンを測定することで診断されます。

飲んでいたピルをやめると影響がありますか?

若年性更年期障害になったタレントの川村ひかるさんは、23歳で子宮内膜症になり、その治療のため、ピルを飲んでいたこともあるとのことです。

ピルは女性ホルモンにそのまま影響しますので、若年性更年期障害の治療として使われることもある薬剤です。
中断することによってホルモンのバランスが乱れることは十分考えられることだと思います。

≪女性なら一度は聞いたことがあるはず…子宮頸がん≫
合わせてチェックしておきたい【子宮頸がん】診断はコチラ

最後に医師からアドバイス

若年性更年期障害は、生活リズムの乱れや過度なストレスなどにより最近、非常に若い女性にも増えてきているといわれています。
強いストレスやダイエットなどによって若年性更年期障害が引き起こされることも知られています。ストレスマネージメントや健康的で規則的な食生活などで、ホルモンバランスを整えることが予防にもなります。

いったんホルモンバランスが乱れ、月経が停止してしまったものを長期間放置することは避けましょう。
場合によっては治療をしても月経がなかなか戻らなかったり、その後の不妊につながったりする可能性もあります。

特に10代のうちなどはホルモンバランスが安定せず、月経は不順になりがちです。最近おかしいな、と思ったら放置せずに念のため婦人科を受診するといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス