勤務先に1分単位での賃金支払いを認めさせたアルバイトの高校生

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労働時間に対し1分単位でその対価を支払う企業がある一方で、15分未満は切り捨てなど企業によって給与計算の方法は様々。

15日、埼玉県のコンビニでアルバイトをする高校生がこういった問題に対し、会社側と今後は1分単位での給与の支払いを認めさせる労働協約を結び、話題になっています。

アルバイトで勤務しているコンビニ店の運営会社に対し、未払い賃金の支払いなどを求めていた埼玉県の高校3年生の男子生徒が315日、東京・霞が関の厚生労働省記者クラブで会見し、労働組合「ブラックバイトユニオン」を介して、会社側と労働協約を結んだと発表した。

出典 https://www.bengo4.com

生徒は組合とともに、今年13月に3回の団体交渉に臨席。会社側に、アルバイトも含む従業員約70人に対する、過去2年分の未払い賃金(計約500万円)の支払いや、売り上げとレジの現金が合わないときに自腹で補填した分の返還、今後は1分単位で給与を支払うことなどを認めさせた。

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15分未満の勤務時間は切り捨て、レジの金額が合わない場合の従業員による自腹補填の廃止。

会社側に従業員約70人に対する過去2年分の未払い賃金の支払いを認めさせたこの高校生の訴えはネットで称賛されると同時に「やりすぎだ」との批判の声もあがることとなりました。

しかし、こういった批判の声があがることに対して、労働相談を中心に活動する若者主体のNPO法人『POSSE』の坂倉氏が持論をツイートし、現在話題になっているようです。

多くの企業で給与計算の際、未だ当然のように行われている「○分未満は切り捨て」といった風潮に対し、自ら行動を起こした高校生アルバイトの男性。

坂倉氏は今回の件を「やりすぎ」と批判する人たちが居ることについて、「500万円を盗んだ企業ではなく、取り返した学生を叩く大人が多いようじゃあ日本からブラック企業なんてなくならないはずだわ」とコメント。

この坂倉氏のツイートは2万回以上もリツイートされ「とてつもなく偉大な実績であり、評価されるべき」「正論を真っ当な方法で貫いたこの学生に敬意すら表する」など賛同の声が多数寄せられているようです。

虐げられることに慣れすぎてしまった労働者たち

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そもそも労働基準法でも基本的に認められていない労働時間の切捨てや四捨五入。

昔と違いパソコンが普及したことで、給与計算にかかる事務処理も楽になっているにも関わらず未だに続けられているこういった風潮について、ネットからは労働者側が「虐げられる事に慣れ」すぎているとの声もあがっているようです。

近年社会問題とされているブラック企業によって自殺者も出るなか「会社のために自分が我慢するのは当然」といった考えが現在も果たして美徳といえるのか?

今回、未来のある若者が立ち上がったことはこういった問題についても一石を投じることになるかもしれませんね。

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amaneck このユーザーの他の記事を見る

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