記事提供:Compathy Magazine

こんにちは。Compathy Magazineライター、写真と旅でできている赤崎えいかです。3・11、東日本大震災から5年が過ぎようとしています。今でも様々な問題や苦しみとともに生活している人も少なくありません。

皆さんはあの日、自分がどこでなにをしていたか覚えていますか?

“あの日”筆者は日本にはいませんでした。旅先のインドで、インドの人から「日本が大変なことになっている」と教えてもらったのです。

その時から、日本に帰国するまで、様々な想いや考えが頭の中を駆け巡り、そして普段とは違う体験を多くすることになりました。

インドで知らされた3・11

出典 https://www.compathy.net

2011年3月11日、筆者はバラナシでインド人から「君は日本人か?」と声をかけられ、続けて「日本で地震が起きた」と言われました。

多くの旅人が経験することですが、インドでは声をかけられたり、物を売りつけられそうになったりすることは日常茶飯事。

筆者はいつものそれだと思い「日本で地震なんて、そんなに珍しくないんだよ」と笑いながら返答したのですが、教えてくれたインド人の反応はいつもとは違いました。

日本のために行われた特別な祈り

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震災の翌日から、筆者は世界遺産にも登録されているインド東部・ブッダガヤのマハーボーディー寺院にいました。

ここにある菩提樹の下で仏教の開祖ブッダが悟りを開いたといわれており、世界中から観光客と出家僧などが集まる場所です。

多くの僧侶が経を唱えながら五体投地をしたり、少年僧たちが我先にと舞い落ちる菩提樹の葉を拾い集めたりするなか、そこに仏教でも様々な宗派と思われる100人近くの僧侶が集まり始め、並んで順番にお経を唱え始めました。

その目的は「Prayer in Bodhgaya for victims of earthquake in Japan.(日本での地震による被災者への祈り)」と書かれており、インドより5300キロ離れた東日本大震災での被災者への祈りでした。

他の国の人を気遣う心

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筆者は仏教徒ではありません。しかし、ブッダガヤに祈るために集まった多くの人たちの姿に心を打ったのは確かです。

インドの大半の人は裕福ではなく、義援金、寄付金という物差しだけで見てしまうならば、経済的、政治的な別の背景も絡んでくるでしょう。

しかし、菩提樹の下に集まって祈りを捧げる人たちは純粋に日本の震災に心を痛め、心を寄せて祈りを捧げてくれたのです。

それからも帰国までの期間、筆者が日本人だとわかると多くの人たちが「家族や友達は安全か?」「家は大丈夫だったか?」と気遣いの言葉をかけてくれました。

また、お店では「その金額分を寄付してくれ」と、飲み物を無料で提供してくれたところもありました。

それは、日本の震災の状況がはっきりとわからない筆者にとって大きな慰めとなりました。

誰かが自分を大切にしてくれたら嬉しくなり、相手に対して好印象を持つものです。

5年前の東日本大震災時、日本は世界中の人々から助けられました。世界情勢に目を向けると、決して良いことばかりではありませんが、そのなかで自分や日本ができることはなにか?

そんなことを考えて旅してみるのはいかがでしょうか?

Have a nice trip!

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