今までは春と秋の期間限定で一般公開されていた京都御所。政府が通年で公開する方針を固めたという報道がありました。

宮内庁は、これまで春と秋に5日間ずつ行ってきた「京都御所」の一般公開を、年間を通じて実施する方針を固めました。皇居の参観や「乾通り」(いぬいどおり)の公開も拡大していく方針で、皇室に関する施設が一層開かれていくことになります。

出典 http://www3.nhk.or.jp

毎年一般公開になると沢山の人が参拝で訪れる京都御所ですが、京都御所には歴史の重みと公開時に見られる見どころがたくさんあります。それらをご紹介します。

京都御所とは?

京都御所とは14世紀から歴代の天皇がお住みになり、明治2年(1869年)に明治天皇が行幸で東京に移り住むまで歴代の天皇が執務などを行った場所です。当時は内裏(だいり)、禁裏(きんり)といわれ天皇陛下は内裏様と呼ばれていました。余談ですが雛人形のお内裏さまは天皇の事です。

今の京都御所になるまでにも様々な歴史がありまして環境省の資料によりますと

794年、桓武天皇が平安京へ遷都した当時の内裏(御所)は、この京都御苑から約2km西に位置していました。現在の京都御所は内裏の焼失等の際に、天皇の仮住まいとなった里内裏のひとつである東洞院土御門殿に由来するもので、1331年(元弘元年)、光厳天皇がここで即位されて以来、御所とされたものです。

出典 https://www.env.go.jp

1331年は南北朝時代の頃ですが南北朝時代の時も北朝側の天皇は京都御所にお住まいになられていまして、南朝側の天皇は吉野に居住をされていました。南北朝時代が終わりを告げて、

1392年(明徳3年)の南北朝合一によって名実ともに皇居に定まり、明治に至るまでの 約500年の間、天皇の住まいでした。

出典 https://www.env.go.jp

500年間の長きに渡って歴代天皇がお住みになられました。京都御所から江戸城(今の皇居)に行幸された時も明治天皇は遷都という「都を移す」という宣下をされていないので実は京都がまだ首都であるという説もあり、京都の人の中では「天皇はん、いつお戻りになられはるのやろ」という声もあったそうです。

京都御所の見どころ

京都御所は毎年春と秋に一般公開され、無料に参拝することができます。今年は4月6日(水)から4月10日(日)までの5日間です。今年春の一般公開の内容はこちらにリンクがあるのでご参照ください。

京都御所は広いです。

出典 http://sankan.kunaicho.go.jp

この広大な中で一般公開されるのは一部になります。その京都御所の見どころになりますとやはり歴史を感じる建築物からになります。先ずは京都御所に現存する建物をご覧ください。

京都御所の建物

京都御所は火災による焼失が何度かありましたが建て直しをされ、現存する建物が幾つも残っています。

現存する御所の建物は安政度造営のものである。建物群は大きく3つのブロックに分けられる。南寄りには内裏の正殿であった紫宸殿、天皇が政務を執った清涼殿をはじめ、儀式や政務のために用いられた表向きの建物が残る。
その北側、敷地のほぼ中央のブロックは、天皇の日常生活や内向きの行事、対面などに使用された内向きの建物群で、小御所、御学問所、御常御殿などがここにある。御所敷地のもっとも北寄りのブロックはかつての後宮だった場所で、多くの建物が取り払われているが、皇后御常御殿、飛香舎(ひぎょうしゃ)をはじめ、皇后や皇子皇女などの住まいだった建物が残っている。

出典 https://ja.wikipedia.org

現存する建物は

御車寄(おくるまよせ)

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昇殿を許された者が参内する時に通る玄関

諸大夫の間(しょだいぶのま)

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正式な用向きで参内をした時の控える所に建てられた建物です。

新御車寄(しんみくるまよせ)

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大正4年(1915年)の大正天皇の即位礼に際して建てられたものになります。

建礼門(けんれいもん)

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京都御所の正門になります。

紫宸殿(ししんでん)

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即位式などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿です。

清涼殿(せいりょうでん)

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平安時代に天皇のご生活の場であったときの様式を復元した建物です。

春興殿(しゅんこうでん)

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京都御所で行われた大正天皇の即位礼に合わせて大正4年(1915年)に造営された建物になります。

小御所(こごしょ)

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諸種の儀式が行われ,将軍・大名など武家との対面にも使用され、慶応3年(1867年)12月9日の王政復古の大号令が発せられた後に行われた小御所会議はここで行われました。現存している小御所は昭和29年に焼失し昭和33年に復元されたものになります。

御学問所(おがくもんじょ)

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和歌の会など学芸に関する行事のほか,臣下との対面に使われた所です。

御常御殿(おつねごてん)

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京都御所の中で最も大きな建物で、16世紀以降清涼殿から独立して建てられたもので
天皇が日常のお住まいとして使用された御殿になります。

御常御殿剣璽(けんじ)の間,上段の間,中段の間,下段の間

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参賀など御対面の場として使用され、また即位の際に必要な「三種の神器」の一つ剣璽を奉安してある間があります。

皇后宮常御殿(こうごうぐうつねごてん)

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皇后あるいは女御の日常のお住まいとして造営された御殿になります。

飛香舎(ひぎょうしゃ)

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女御入内の儀式が執り行われた建物。藤壺とも言われ「源氏物語」に出てくる藤壺はこの建物が由来です。

若宮・姫宮御殿(わかみや・ひめみやごてん)

出典 http://www.kunaicho.go.jp

皇子・皇女がお住みになる御殿になります。

京都御所の風景

京都御所の魅力。は歴史的建造物と調和する植物と調和した風景になります。京都御所の風景をご覧ください。

いかがでしょう。この風景を観に行くだけでも京都御所に行ってみたくなります。

京都御所に行ってみた人たちは

多くの人が訪れる京都御所。実際に行ってみた方々はどんな感想をお持ちになってるのかいくつかご紹介します。

ここにくると何故かほっとします。
広々していて、特に晩秋の御所は一段と落ち着きを見せています。
カラスがいました。決して都会のカラスのように獰猛ではありません。
自然の1つに同化していました。

出典 http://4travel.jp

普段はとても静かで、ゆったりとした気持ちになれます。時間を作ってでも行ってみる値打ちがあるところだと思います。

出典 http://4travel.jp

京都の代表的な観光スポットですが、市民の憩いの場でもあります。 ここは意外に自然が保護されているので、野鳥も多く朝の散歩時には、多種多様な鳥の囀りが耳に入ります。 出水小川では、セリやクレソンも自生していました。 巨木もあるので、歴史深さを感じられます。 観光、歴史、自然科学が一気に学べる京都を代表するスポットです。

出典 https://www.tripadvisor.jp

秋の一般公開の日曜日に訪れたので、混雑を予想していていましたが、敷地が広いせいか、人の割に混雑はなく、スムーズ拝観することができました。 境内には、歴史ある建物や樹木、池があり静寂を感じることができました。

出典 https://www.tripadvisor.jp

一部しか訪れませんでしたが、広大な事、警備が厳重な事に驚きました。御所なのだから当然の事でしょうが、重要な場所である事を再認識しました。

出典 https://www.tripadvisor.jp

やはり御所なので何か特別な思いなどを感じることをできた方が多いようです。この京都御所は

宮内庁のHPにも参観に関して案内がありますので事前に見てから参観に行くのがいいと思います。さあ!京都御所で季節を感じ、建造物の威厳を感じ、歴史を感じてきましょう。

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