数年前にニューヨークの図書館のDVD(映画)のコーナーに「Departures」という映画と「Tokyo Sonata」があったので、借りて観たことがあった。どちらも日本の映画で英語の字幕付きの海外版だった。

おくりびと

「Departures」は「おくりびと」。英語版のタイトルは「デパルチャー」ってなんか、そぐわない気がするが。。これはとても良かった!さすがアカデミー賞外国映画賞をとっただけあると感じた。納棺夫という仕事を、とてもよく描けており、かなりの感動物だった。

実際、納棺を目の前にした人たちしかわからないかもしれないが、その仕事の大切さ、立派がとてもよく描けていたと思った。私も両親が納棺されるところを目の前で経験している。あの時、この映画に近い気持ちになった。納棺してくれる人々に、本当に感謝した。 誰もがいつかは絶対にお世話になること。人生の最期に、お世話になる人たちである。この映画は、外国人が観ても、これはとても感動するだろう。だから、賞を得て当然だった。

東京ソナタ

「Tokyo Sonata」はその名のとおり「トウキョウソナタ」である。これは、ああ、日本独特の間のとりかたをした映画だなとは思った。

外国人が観ても、この映画に描かれていた独特な日本はよく理解できないと思うし、あれが、日本人だとは、けして思われたくないが、リストラにあった人の心境という面では、うまく描けていたのかもしれない。こちらもカンヌで賞をとれたからそれななりに良い映画だったのだろう。

親が子にビンタするシーン

2つの映画は、ぜんぜん違うストーリーなのだが、この2つの日本映画には共通する場面があった。それは、‘子供の頬を親がビンタするシーン‘だ!

これは、かなりいただけない! 日本では、親が子供のしつけとして”子供に手をあげる”という習慣(?)みたいなものがある。それがある意味、普通の感覚としてとらえられているところがある。だから、日本映画にも、よくそういうシーンが出てくる。

だけど、これを外国人がみると。。特にアメリカでは、『虐待』とみなされる。アメリカの映画では、親が子供の頬をビンタする場面なんて絶対ありえない。もしもあるとしたら、子供への虐待のシーンである。いや、シーンとしてすら描かれたものは私は観たことはない。それほど、考え方が異なっている。アメリカの町なかで、人前で、親が子供をビンタなどしたら大騒ぎになって、間違いなく警察に通報されてしまうだろう。


実際、私はアメリカ人の友人に「日本人は子供に本当にあんなことをするのか?」と映画で観たビンタシーンのことで聞かれたことがあるし、「日本人は野蛮だ!」と言う人もいた。だから、日本の映画やドラマでそういうシーンは撮らないでほしかった。

ところ変われば常識も変わる

おもちゃ売り場で泣き叫ぶ子供を親が手を無理やりつかんで、ひきずっていることも、かつての日本ではよく見かけていた。(今は日本でもそういう親はかなり少なくなったと思う)それもアメリカでは考えられないシーンである。そんなことしたら、これまた警察に通報されるであろう。子供の頭をポンとたたくのは、今でもよく見かけるが、これもアメリカではありえない行動。。

ところ変われば、常識も変わる。 日本で、普通だ、しつけだと考えられていることも、 海外では虐待だとみなされ、逮捕されることもあるのだ。

アメリカでは、車の中に子供だけを置いて、その場を離れるのもアウト! 押入れや部屋に子供を閉じ込めるのもアウト!家に(子供たち)だけで’お留守番’なんてこともさせられないし、かぎっ子なんて言葉はないし、子供だけで’おつかい’なんてこともアウトである。 (州によって対象となる年齢は違うみたいだが、 小学生以下は通常、これらはアウトとなる。) 全部、子供に対する虐待である。これほど、子供が法律で守られているのは、つまり、それだけ、アメリカでの子供たちをターゲットとした犯罪率が高いことだからでもあるのだが。。

幼児虐待と判断されれば、逮捕される!

もしも、日本人の親が幼い子供をアメリカに連れて行くことがあるとしたら、これらの常識が違うことを、予め理解しておかなければ日本と同じことを子供にしてしまうと、犯罪者として、逮捕されてしまうので注意が必要だ!

もっと正確に言えば、逮捕されるだけじゃなく、ニュースに顔写真付きで名前も公開されるし、 世間から大々的な避難を浴びるだけではすまず、その後の子供との関係まで法律で厳しく取り締まられることになる。 子供をとりあげられてしまうこともあるのだ。

車の中で子供がいるのに、窓閉めてたばこ吸うのも虐待だよ!

「これ、アメリカでやったらアウトだよな!」ってシーンに今でも日本ではよく遭遇する。

一番多いのが、スーパーとかの駐車場で、車の中に幼い子供をおきざりにしているシーン。他にも、車の助手席にお母さんが幼児を抱っこしたまま乗っているシーン。 (これは大変危険!事故ったら、子供、車外に飛んでいくよ!)チャイルドシートを助手席につけている親もいるし!日本ではそれがもし法律で許されされているとしたら、おかしすぎるし、危険すぎる!!

あと、車の窓を閉め切って、子供乗せたまま、タバコ吸っている大人たちもいるね。車内は煙、充満状態なんだよ。いいわけない!

日本では、それらを普通に見かける。でも、誰もなんとも言わないし、周囲も顔をしかめるぐらいだ。

思わず、私はそんな親に声をかけたくなる気持ちを必死に、おさえる時がある。それは虐待だからと声かけたって、日本では、頭おかしいおばさんだとしか思われないだろう。

かなり、違うね。。常識が。。やっぱ、子供に対しては日本人はまだ野蛮すぎるよ!

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