記事提供:空間心理カウンセラー 伊藤勇司オフィシャルブログ

こんばんは。片づけ心理の専門家・伊藤勇司。

昨日スカイプセッションで、こんな話題が出ていました。

「掃除をしたら気持ち良いとみんな言うのに、私はなぜか悪口が出てくるのです」とのこと。

掃除をすれば、気持ちよくなる。

これは伊藤も思うことではあり、一般的にもそう思われているようなことかもしれません。

ただ、事実としてそうは思えない人も沢山います。

そんな方々は、単純に片づけに取り組むことだけを意識していくとなぜかうまく行動ができなくなります。

ここで大切なことは、「私にとって、掃除とは何を意味する行為なのか?」を、客観的に自分で認識していくこと。

一般的には【掃除=気持ちいい】という定義であったとしても、表面的なことの裏側にある【心理的な定義】というものが存在しているので、その部分こそを見極めていくことが大切です。

以前、同じような形で、こんなケースがありました。

「伊藤さん、やれば良いとはわかっているのですが、なぜか片づけができないのです…。これって、病気なのでしょうか…」

そのご質問をいただいてから、

・片づけをやっていた時期はあったか?
・そもそもなぜ、片づけをしなければいけないと思っているのか?
・家族関係の中で、片づけについて意識させられることはあったか?

というような形で、その方の過去について掘り下げて質問させていただきました。

そこで浮かび上がってきたことが、この方にとって掃除をするということは、【親の承認を得る】という行為につながっていたのです。

つまり【掃除=親に認めてもらう行為】という定義になっていたということです。

この方は小さな頃から常に「掃除しなさい!なんで散らかすの!!片づけも出来ないなんてダメな子ね!!!」と、常に言われ続けていました。

事実だけを見ると【ただ掃除が出来ない状態にある】というだけです。

でも、親から繰り返し言葉で言われ続けたことによって【掃除が出来ない=自分はダメな子】という価値観が出来上がっていたのです。

冷静に自分を見ることができれば本来は、【掃除が出来ないから、自分はダメな子である】という事柄は、なんら関係がないことです。

でも、気がつけば親との関わり方によって、こうしたマイナス意識が関連づいていました。

だからと言って、ここで親が悪いと捉えることは筋違いとなります。ただ単に、親の影響を受けてしまうことで、自分を見失っていたことに気づくことが大切。

問題は本質に気づくだけで解消されていくので、あとは自分の力で、否定的な観念が染み付いていた考え方を新たに再定義していくことが大切です。

【掃除=親に認めてもらう行為】から卒業して【掃除=自分の未来を創る行為】に、切り替えていく。

これはつまり、外側に影響を受けて行動する動機から、自分の内側の想いからの影響で行動する動機に切り替えるということ。

他人や外部から指示されて行動しがちになっていたパターンから【自分で決めて行動するパターン】に、切り替えていくということです。

同じ行動であったとしても、【取り組む上での前提意識を変える】と、その行動の意味が変わるのでモチベーションも俄然変わります。

掃除しても、なぜか気分が上がらない。

そう感じている方は、「私にとって、掃除とは何を意味する行為なのか?」を、感じてみると、本質に気づくきっかけが生まれるかもしれません。

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