匿名ブログ「保育園落ちた。日本死ね」に端を発した、保育園の待機児童に関する陳情活動。先日は、有志を募り子を持つ親御さん達が署名を国会へ持って行き、塩崎厚生労働大臣に手渡したことがニュースになりました。

お子さんの有無に関わらず、預け先である保育園が不足していること、また保育園で働く保育士さんの給与などの待遇が良くないことが少子化の一因となっているのは、誰の目にも明らかです。

しかし、この署名を提出しに行った親御さん達の持ち物に、一部の方から物言いが付いたのです。一体どんな内容だったのかというと…

「ブランドの抱っこ紐」「贅沢だ」との声が…

出典 https://twitter.com

一部Twitterユーザーから、署名を提出しに行った親御さんの使っている抱っこ紐「エルゴ」について、否定的な意見が噴出したのです。

既に消されたツイートなどもありますが、概要としては「高級品のエルゴを買っているなら、共働きをせずともやっていけるはず」というものでした…。

俗っぽい言い方をしてしまえば、「生活に困っていないように見受けられる人間は共働きするな」とも聞こえるような内容だったのです。なんだかモヤモヤしますね…。

しかし、エルゴ自体は安全性と耐久性、使い勝手の良さから使用する人はとても多く、高級品と言えるかどうかについて疑問の声があがっています。

では、エルゴを含む抱っこ紐について詳しく見ていきましょう。

エルゴの国内シェア率は…

出典 http://item.rakuten.co.jp

エルゴはお子さんの成長に合わせて様々なモデルが用意されていますが、新生児から4歳頃まで使える抱っこ紐です。赤ちゃんの体について考えられた商品であり、おんぶや抱っこをする親御さんの体の負担についても考えられているため、とても人気があります。

約5年ほど前から人気となったわけですが、現在では国内シェア50%超えというのですから決して「特別なもの」「贅沢なもの」とは思えないでしょう。

では、エルゴ以外の抱っこ紐は大体いくらくらいなのでしょう?販売店にもよりますが、エルゴは15000円から20000円くらいと言われていますので、この価格を踏まえたうえでご覧下さい。

コンビの抱っこ紐は?

出典 http://akachan.omni7.jp

赤ちゃん本舗の通販サイトを見てみると、Combiの抱っこ紐は15000円で売られています。

この商品は、新生児から3歳頃まで(体重15kgまで)使える商品とのこと。

次に西松屋のサイトを覗いてみました。

価格帯の幅が広い西松屋

出典 http://www.dena-ec.com

西松屋の通販サイトでは、価格帯の幅が広いものの安いものは首がすわってからでないと使えない、2歳頃までしか使えないものもありました。

こちらの商品は、サイト内で一番安いものです。反対に一番高い抱っこ紐の仕様も見てみましょう。

出典 http://www.dena-ec.com

抱っこの仕方にもよりますが、生後14日以降から3歳頃まで使うことができます。値段は、11880円。

長く使えるということを考えると、数千円足してエルゴを選択する親御さんが多いのは頷ける気がする結果となりました。

実際に「エルゴを愛用している」というご家庭も多く、今回の“エルゴを愛用する親御さん叩き”に疑問を呈する声は、Twitterでも多く見られます。

順に見ていきましょう。

愛用者多数を示すTwitterの声

エルゴ派が多数と仰っています…。

身支度を整えて仕事に行くのは、社会人として最低限のマナーですからね。

粗末な身なりをと言うのであれば、半裸にスズランテープでお子さんを抱っこしていたら文句言われないんでしょうか?

機能的だから購入するわけで、自慢するためではないと仰っています。

何をしても文句言われるこんな世の中じゃ…ポイズン。

贅沢品だと揶揄するのであれば、使っている人の割合を見てみろとの指摘も。

勝手に高級嗜好品扱いされても…ねぇ。

エルゴは特別なものじゃないと怒っていらっしゃいます。

保育園が足りないという事実を議論すべきなのに、エルゴと家庭の所得に論点がすり替わっているのは何故なんでしょうね。

それです。所得に関わらず、お子さんを安心して預けて働ける環境作りが必要なわけで、働く必要があるかないかは関係ないはず。

安ければいいというわけではなく、使い勝手、安全性など選ぶポイントはいくらでもあります。

他社製品と使い比べた方も…。

もう何を使おうがいいじゃない、人間だもの。

おわりに

Licensed by gettyimages ®

何をしても、何を使っても文句を言う人が一定数いるということが判明したと同時に、こうした現状にうんざりしている人も数多くいらっしゃいました。

所得がいくらだろうと、抱っこ紐のメーカーがどこであろうと、保育園に入れない子どもが多いことに変わりはありません。

足の引っ張り合いをするのではなく、待機児童解消に向けて知恵を出し合い、声を届けていくことが求められているのではないでしょうか。

この記事を書いたユーザー

週休二日制 このユーザーの他の記事を見る

動物が大好き。会社員であり、流浪のライターとしても活動。
興味を持ったことを色々書いてみます。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス