アメリカの性犯罪者は、同じ手口で犯行を繰り返す傾向がある。それも同じ町やその周辺で、事件は起きる傾向があるので、”xx地区で女性が襲われ犯人はまだ捕まっていない”とニュースで流れた場合、その地区周辺で、犯人は生活している可能性が極めて高く、また同じ犯行を何度も繰り返す率が非常に高い。だから、そのような性犯罪が起きている地区での一人歩きは大変危険が伴う。

性犯罪者による連続性犯罪は、時に誘拐、拉致、あるいは殺人事件にまで発展するケースがある。 全米各地で、頻繁にこのような事件が起きている。被害者の年齢も様々で、若い女性だけではなく女児、男児もいれば老女もいる。

多発する性犯罪に対して、市民を守るために”メーガン法”(Megan's Law)というものがアメリカにはある。これは”性犯罪者情報公開法”の俗称である。性犯罪で有罪になった者(セックス・オフェンダー)が刑期を終えた後も氏名、現住所、年齢、顔写真などの情報を登録し、 一般市民に公開する制度を規定したものである。

そして、性犯罪が起きれば、その周辺に住んでいる セックス・オフェンダーたちが一番最初に取り調べられることとなる。

2010年、2月25日、カリフォルニア州サンディエゴで17歳の女子高生が自宅近くの公園でのランニング中に行方不明となった。そして6日後に、公園近くの池の底から遺体で発見された。警察は、容疑者として犯行現場付近に住んでいたセックス・オフェンダーを逮捕した。この容疑者は、メーガン法にて登録されていたセックス・オフェンダーであった。

この事件の数週間前にも同じ公園でやはりランニング中の女性が男に襲われている。この女性については、詳細はわからないが行方不明になったわけではなかった。

この2つの事件は、同じ公園で発生し、ランニング中の女性が事件の被害者だという共通点があった。警察は、2つの事件を同一犯の犯行として捜査していた結果、なんらかの証拠から1人のセックス・オフェンダーにたどり着いたという。

更にこれら2つの事件が発生した公園に近い高校に通っていた14歳の女子高生が1年前の2009年2月13日に行方不明になっている。この女子高生は、1年後に白骨死体で発見された。それは先の17歳の女子高生の遺体が発見されてから5日後のことであった。

2つの行方不明事件での被害者の遺体が発見された当時のニュース

アメリカには犯罪に対しての時効はない

アメリカには犯罪に対して、時効というものはない。そしてちゃんと刑期を終えた者たちであろうとも、その経歴は一生ついてまわり、世間でも時効という言葉はないのだ。

これはセックス・オフェンダーだけではなく、例えばマリファナやドラッグなどでも有罪となれば、その経歴はその後の就職にも影響し、まともな生活は送れなくなる。アメリカでは過去の犯罪歴は、一生ついてまわり、その後の人生を大きく狂わせてしまうのだ。想像以上に、この国は犯罪者たちに対して厳しい。

それによって、なかなか就職ができず、まともに社会生活が営めず、再犯が起きてしまうということもあるだろう。だけど、この厳しさをちょっとでも緩めた場合、犯罪大国であるこの国は無法地帯となってしまうのかもしれない。

犯罪者に対するこのやり方が、本当に正しいのかどうかは、誰にもわからない。ただ、確実にいえることは、 『絶対に犯罪者になってはいけない!』ということである。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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