プロに劇的勝利を挙げた囲碁AI「AlphaGo」

近年のAI技術の進歩はすさまじく、ニュース欄を彩ることもしばしばですが、そのAIがまたしても歴史を塗り替える大躍進を遂げて見せました。

3月9日にプロ棋士であるセドル氏(韓国)と囲碁AIとの一戦が行われ、なんとAIが勝利したのです。

韓国人のプロ棋士セドル氏は大きな大会で幾度の優勝経験を誇る”人間界きって”の実力者。そんなセドル氏に『棋士になって1番ショック』と言わしめた囲碁AI『AlphaGo』とは一体何者なのでしょうか。

この囲碁AIを開発したのは米Google社傘下のベンチャー企業です。このAIを開発したのは AI界を牽引する天才デミス・ハサビス氏で、Googleはデミス・ハサビス氏の才能欲しさに500億円以上出資し、このベンチャー企業を手に入れたと噂されているそうです。

そんな天才が満を持して手がけた今回の『AlphaGo』ですが、囲碁でAIが勝利することはそんなに難しいことなのでしょうか?

チャンピョンに並ぶのは10年後と言われていた世界

チェスや将棋は駒が初めに置かれる場所が決まっていたり、駒の進む方向が決められていたりするのに対し、囲碁は碁盤に何も置かれていない状態でスタートします。そして一手は碁盤のどこに打っても構わないのです。つまり、非常に多くの選択肢があるわけです。

しかし、この選択肢の多さはAIの計算量を増やしてしまうため、この計算量の多さがAIの足かせとなってしまっていました。

チェスでは米IBMのDeep Blueが1997年に人間のプロに勝利しているが、囲碁はチェスよりも選択肢が桁違いに多く、その数はチェスの1グーゴル(10の100乗)倍以上と言われている。“力まかせ”に計算量を増やすだけでは成長は難しく、専門家は、チャンピオンに並ぶのは「10年先」と予測していた。

出典 http://www.itmedia.co.jp

ITメディアニュースより引用

囲碁AIは人知を超えた

10年先まで無理、と言われていた戦いを制した囲碁AIですが、驚くのは勝利そのものではなく、その戦略にあります。

驚くことに、勝負が決まるその瞬間まで、対戦相手のセドル棋士だけではなく解説者の目にもセドル氏が優勢に見えていたというのです。

解説者は「なぜこんな手を打つのだろう?」とか「この手はミスなのでは?」というような疑問をつぶやいていたそうです。そんな中、AIの一手で勝利は決まってしまいました。文字通りAIは人知を超え、誰も思いつかない方法で勝利を手に入れたのです。

AlphaGoはターミネーター誕生のきっかけになるか

ジェームズ・キャメロン監督による映画でアーノルドシュワルツネッガーの代表作でもある映画「ターミネーター」。優れた人工知能が率いる機械群に人類が脅かされる、という衝撃的なエピソードですが、そんなことが実現するのでしょうか?

前述の通り、囲碁には多くの選択肢があるため、これをコンピューターで計算しようとすると天文学的な数字になってしまいます。そこでAlphaGoは人間と同じように、経験などから最適な一手を選択しています。つまり自ら考える事ができるのです。

これにより、多くの仕事がAIに託されるようになる事は容易に想像がつきませんか?受付係や電話対応、さらには数字を扱う公認会計士や税理士などの業務もAIに取って代わる日が来るかもしれません。

人間にしかできないと思われていた”考える能力”を持つAIが私たちから仕事を奪ってゆく未来、20XX年は次期に訪れる近い将来の話かもしれません。

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