小児がんと闘う少女と家族の愛情溢れる物語「6さいのおよめさん」

出典 http://www.amazon.co.jp

お嫁さんになることを夢見ながらも、小児がんにより6歳という幼さで天国へ旅立った景子さん。
頑張りやさんで優しい景子さんと、それを支える家族、友人の温かさ。
愛娘を亡くした実父が、19年かけてようやく書くことができた絵本「6さいのおよめさん」が涙なしでは読むことができない、と話題になっています。

「6さいのおよめさん」あらすじ

出典 https://youtu.be

ケイコちゃんは、小児がんという病気で入院しています。
いたい注射を毎日します。
でも、あばれることはしません。
注射が終わると、なみだを流しながらも「わたし、がんばったから」といいました。

出典6さいのおよめさん

ある日、ケイコちゃんはいいました。
「お母さん、ごめんね。わたしが病気だから、ずっと病院にいなくちゃいけないね」

出典6さいのおよめさん

やがて、ケイコちゃんは一人では歩けなくなってしまいます。

看護師の結婚式に車椅子で出席し、ブーケをもらったケイコちゃんは、「きれいだね。わたしも早く、およめさんになりたい」と言いました。

出典6さいのおよめさん

暫くすると、ケイコちゃんは自分ではベッドから起きられなくなってしまいました。

夏の日、6歳のケイコちゃんは、たった一人で天国に旅立ちます。
いよいよケイコちゃんと別れなければならなくなった時、お母さんがケイコちゃんに白いドレスを着せ、リボンを付けて、ブーケを持たせました。

「6さいのおよめさん。ケイコちゃんの夢はかないました」

出典6さいのおよめさん

もし、あなたがいなくなったら、みんながどれほど なみだを流すか。
とくに、お父さん、お母さんは、血のなみだを流すんだよ。
だから、どんなことがあっても、お父さん、お母さんより、ぜったい 早く死んではいけない!!
『いのち』を大切にしようね

出典6さいのおよめさん

景子さんに異変が起きたのは3歳のころ。
夏風邪かな、と思いながらも様子がおかしく病院で診察をうけると「小児がんかもしれない」と告げられました。
景子さんは入院し、母親は病院に泊まり込み、弟は実家に預けられ、今まで当たり前に一緒に過ごしていた家族が一瞬にしてバラバラになったことを感じたそうです。

入院生活が続くと、景子さんは「わたし、天国へいくの?」と聞きました。
たった3歳の子が、大人の様子をみてそんなことを感じ取ってしまったのですね。

それから2年、脳にも腫瘍がみつかり「あと数ヶ月の命」との宣告。
抗がん剤で髪は抜け、骨も脆くなり、車椅子生活を余儀なくされましたが、景子さんは小学校に入学し弱音を吐くこともなく、毎日楽しみに通いました。

その年の夏、大好きだったお嫁さんになる夢を叶え、天国へ旅立ちます。

著者であり景子さんの実父、鈴木中人さんご本人による「6さいのおよめさん」朗読

出典 YouTube

景子さんが亡くなってから、父である鈴木中人さんは学校や福祉団体などさまざまな場所で「いのちの授業」を行っています。
景子さんからの命のメッセージをバトンタッチする鈴木さんの講演会には現在までに20万人以上が参加しています。

どんなことがあっても、お父さん、お母さんよりも絶対早く死んではいけない!

朗読の最終部分で、鈴木さんが口調を強めたこの言葉。
私にも3歳の娘がいます。お喋りが大好きで優しい子。
もしこの子がいなくなってしまったら…考えるだけでも悲しくて、寂しくて、怖いです。
お腹を痛めて産んだから…そんな理由ではなく、ただただ大好きで大切な存在だから。

こどもたちには未来がある。だから前を向いて生きて欲しいですね。

命あるものは必ずいつかは死にます。
それが長いのか、短いのかは誰にも分かりません。

でも、せっかく与えられた命をどう使うのか、考えてみませんか?
なんとなく過ごす?
密度ある濃い人生を過ごす?

何かに迷ったら、命の使い方を考えてみましょう。
それが"使命"であり、生きる意味なのかもしれません。

「6さいのおよめさん」いかがでしたか。

あたたかなタッチで描かれたイラストとは反対に、子供にはショックな内容かも知れません。
最近では祖父母と同居することも少なくなったこともあり、身近な命がなくなるという経験をしない子どもも増えているとおもいます。
読み聞かせようとしたママのほうが号泣してしまうという事例がいくつも確認されていますが、ある程度の年齢になったら読ませておきたい絵本ですね。
書店や図書館、病院の待合室などに置かれていることもあるようなので見かけたら一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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歳をとっても「おんなのこ」らしくありたいと願うズボラ主婦。
プチプラ、可愛いもの、チョコレート好き。
札幌、新潟、東京、埼玉を行き来しています。

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