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平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震、東日本大震災から5年。風化させてはいけないと思いつつあまり報道されなくなった被災地の現状。多くの人々か日常を取り戻せている反面、今も、まだまた多くの方々が仮設暮らしを余儀なくされている現実があります。

そして、人間だけでなく動物達も被災地に取り残されたままの現状。家族同然のペット達を断腸の想いで置いてきた人達。迎えに行きたくても仮設暮らしでは…今回は残された動物達の今をお届けします。

出典 http://suzie-news.jp

5年前のあの日、家族と離ればなれになってしまった動物達、福島県飯舘村だけでも約600匹以上もの動物達が取り残されていることが判明しました(2015年8月の時点)他地域を合わせると野生化してしまったペット達の数を把握することは、ほぼ不可能な状態。そして、生きていることにも驚きを隠せません。餓死していてもおかしくない状況の中、なぜ生き残ることができたのか?そこには多くの善意がありました。

出典 http://www.yomiuri.co.jp

取り残された動物達にボランティアで餌やりをしてくれいる方々がいます。事情があり戻れない飼い主さんに頼まれ、ボランティアの会の皆さんが給餌ポイントを設け定期的に巡回、活動してくれています。しかし、現地に足を運べるのは週に1度。その間、動物達はただただ、空腹に耐え続けているそうです。ボランティアの皆さんの手で動物達は避妊、去勢手術が行われるものの、すべての動物達にできるはずもなく、どんどん繁殖しているケースも見受けられるとのこと。

出典 http://suzie-news.jp

飼い主さんが避難する際、繋がれていた鎖やリードを外したにも関わらず、家から離れることをせず、家を守り飼い主さんの帰りをひたすら待つ犬も多くいるそうです。どんな想いで飼い主さんを待っているのか考えただけでも胸を締め付けられます。

ある犬は同じ飼い主に飼われていた鶏たちに自分の餌を与え、自分は落ちている餌を拾って食べていました。その犬は餌を与えようと近づく私に吠え掛かり攻撃をしてくるのです。家を守る。そのために彼らはそこにいたのでした。

出典 http://www.yomiuri.co.jp

もちろん、保護され里親に引き取られた動物達もいます。しかし、その数はとても少なく、保護しようにも逃げまどい恐さから人間に攻撃を仕掛け与える餌も食べず餓死してしまったり、住む人がいなくなった家屋や施設を住処にし、厳冬、猛暑の中、野生化してしまったペット達は彷徨い歩いているのです。出来るのではればペット達が飼い主さんの元へ戻って欲しい。家族同然だったペット達の安否に胸を痛める飼い主さんも少なくありません。しかし、仮設住宅で一緒に暮らすには問題が山積み…

出典 http://blogs.yahoo.co.jp

災害時に避難所にペットの同行を認めるかどうか方針を決めかねていました。今こそ原則受け入れ可能な自治体も増えていますが、しつけ、健康管理、動物が苦手な人、動物のアレルギーのある被災者への配慮や、臭い等衛生面の懸念、細かい条件ははっきりと明記されておらず隣人トラブルにも発展するケースも…そんな中、環境省は2013年6月、ペットと共に避難することを想定した指針を策定。自治体に受け入れの検討を促し、しつけや健康管理など飼い主の責任も明記しましたが、それぞれの自治体の問題解決にはまだまだ時間が掛かりそうです。

東日本大震災の被災者向けに仙台市が整備した災害公営住宅のうち、ペットと入居できる住宅に義務付けられた「飼い主の会」の設立が遅れている。ペットとの同居は一般の市営住宅では原則不可。市は特例として災害公営住宅で認めたことから、飼い主の自覚やマナー向上を目的に設立を求めているが、束縛や会務を敬遠する人が多い。

出典 http://www.kahoku.co.jp

仙台市ではペットと入居できる災害住宅に「飼い主の会」の義務化が問題になり足踏み状態となっています。

出典 http://blog.livedoor.jp

5年の歳月が経ち、今ボランティア活動も限界が近づいています。

メディアに注目されなくなったためか、大手愛護団体のほとんどが福島から撤退し、現在は福島に拠点を置く小さな団体(主に個人が立ち上げた)と、限られた個人ボランティアだけが被災地に残された命を必死の思いでつないでいる。多くの人にとっては、福島はもう過去の出来事かもしれません。でも、福島はまだ終わっていません。放射能汚染に晒されながら頑張って生きている命があります。それを助けようともがき続けている人たちがいます。

出典 http://pet.benesse.ne.jp

以前ほど、報道もされなくなりピーク時に比べ寄付金も半分になり確実に活動困難な状況になっているそうです。

出典 http://pet.benesse.ne.jp

野生化している動物は犬や猫だけではありません。牛、豚、鶏、家畜とされ飼育されていた動物達もいます。逃げたダチョウやが住宅街を彷徨っている姿が目撃され話題になったこともありました。

出典 https://www.env.go.jp

環境省がペットとの災害対策のガイドラインを発表していたのを皆さんご存知ですか?災害時、飼い主とペットが離ればなれになる事例が多発し保護するにも大変な労力を必要となり、その間にペットが行方不明になったり死亡してしまうこともあり様々な面から配慮された「必要な措置」だと明記しています。

東日本大震災は、人間だけでなく動物達にも過酷な運命を背負わせました。ただひたすら家族の帰りを待つ動物達、家族同然で暮らしてきたペットを置いていくしかなかった飼い主さんの胸の内はどれほどの悲しみと無念さが渦巻いていたのか…

風化させてはいけないと思いつつも日々流れる重大なニュースに翻弄され目を向けることを忘れがちになります。今も被災地では悲しみと悔しさに歯を食いしばり生きている人達がいます。いつ戻るか分からない飼い主さんを飢えや暑さと寒さの中待ち続けている動物達がいます。今回の東日本大震災は多くの教訓をわたし達に教えてくれました。今も続くこの現実をわたし達はずっと忘れていけない。遠く離れていてもできること、後方支援に情報拡散、自分が出来ることを改めて探してみてはいかがでしょうか。

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